リビング京都 中央版 5月12日号
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(2)2012年5月12日(土曜日)中央第1588号編集/佐竹 掲載日:0512 出稿表:002-6 サイズ:全8 記事名:フロント2面制作松原出力→編集部●●宛はありません。それでは親御さんがしんどいですよね。子どもに学校に行ってほしいと思っているなら、『お母さんは学校に行ってほしいと思ってる』と、自分の意見として伝えてもいいと思います。『学校に行きなさい』ではなくてね」京都ノートルダム女子大学生活福祉文化学部教授山本智也さんね。どんなことが学校に行きたくないって思わせているのか教えて』と言われれば、受け止め方も違います。小さなことですが、こうした言葉一つで親子の関係は変わってくると思いますよ」と山本さん。「不登校の子を気遣って、本音を押し殺す必要臨床教育学や家庭教育学を専門とする山本智也さんは、不登校の子の家庭教育を行う団体のアドバイザーや「子どもとのコミュニケーション」といったテーマでの講演活動なども行っています。山本さんには、「学校に行きたくない」という子どもと話す際のアドバイスをもらいました。「『なぜ学校に行きたくないの?』と問われると、言われた側は責められているように感じます。ポイントは尋ね方。たとえば『学校に行きたくないって思うまでにいろんなことがあったんだろう「もし子どもが不登校になったら、不安でいっぱいになりそう…」と思う人は多いのでは?「もちろんそうだと思います。でも、その子ができないことよりも、どんな小さなことでもいいので、その子が過去に頑張ったことや今できていることに目を向けてください」とKTC中央高等学院の京都キャンパス長・西川潤さん。それまでの学校生活に苦戦してきた生徒が多く通う同校は、通信制の「屋久島おおぞら高等学校」のサポート校。生徒一人一人のペースに合わせたレポート学習や屋久島でのスクーリングを通して、高卒資格の取得ができます。「最終目標は、生徒が社会に出て自立した大人になること。そのために大切なのは、小さな成功体験を積み重ね、達成感を持つことだと思います」と西川さん。 同校ではそのための多彩なプログラムが用意されていますが、子どもが学校に行けず自宅で過ごす場合は、親がわが子の「今できること」を探す目線が大切と言えそう。「それからもう一つ、うちの生徒たちの例なんですが、多くの子は入学してきた最初の1カ月、不登校を乗り越えようと、かなり無理をして毎日通学してくることが多いです。すると親御さんは、つい『よく頑張ったね。次は何を頑張ろうか?』とハードルを上げがち。その結果、子どもが息切れし、入学2カ月目からは休んでしまうということも。『早く乗り越えよう』という焦りが、かえってできることを減らしてしまう可能性もあります」。長い目で見る事も大切ですね。KTC中央高等学院京都キャンパス長西川潤さんしてきた最初の1カ月、ですが、多くの子は入学事も大切ですね。京都市●こどもパトナ カウンセリングセンター…子どもの不登校やいじめ、その他心のケアを要すると思われることなど、子どもの教育上の様々な課題や子育ての不安について来所相談(無料)を実施。1回45分。要電話予約。☎075(254)1108●日曜不登校相談…子ども(小学生~高校生)の不登校に関する無料相談を毎週日曜日に実施。1回45分。希望日の前日までに要電話予約。☎075(254)8107●スクールカウンセラーの派遣●洛風中学校(※1)・洛友中学校(※2)・「ふれあいの杜」(※3)の運営※1 不登校の生徒を対象とした中学校※2 不登校を経験した昼間部の生徒と、さまざまな事情から義務教育を修了できなかった生徒が通う夜間部の生徒がふれあい、学び合う中学校※3 不登校の児童・生徒を対象とした、小集団での学習の場。京都市内に5カ所設置。小学4年生~中学3年生対象(一部学習室は中学生のみ)向日市●スクールカウンセラーの派遣 ●心の居場所サポーターの派遣●教育相談…①来所相談(教育委員会に臨床心理士の教育相談員を配置し、火・金午前10時~正午、午後1時~3時を相談日とする。要予約)。☎075(931)1111(内線803)②電話相談(月~金午前9時~午後5時)。☎075(931)6060(直通)●適応指導教室「ひまわり広場」…不登校の児童・生徒に対し、個々の実態に応じた相談活動や体験学習を通して主体性・自発性を育成し、学校へ復帰できるよう支援。向日市天文館内に設置。火・木・金午前9時30分~正午長岡京市●スクールカウンセラーの配置●別室登校サポーターの配置●教育相談…子ども(小・中学生)に関する教育相談。月~土(祝祭日を除く)午前9時~午後5時。要予約。☎050(7105)8516(市教育支援センター)●適応指導教室「アゼリアひろば」…不登校の小・中学生の学校復帰を目指す通級指導教室(個別指導、小集団体験活動、学習活動)。☎050(7105)8516(市教育支援センター)宇治市●スクールカウンセラーの配置●適応指導教室 「Ujiふれあい教室」…「学校へ行きたくても行けない」という小・中学生の学校復帰を目指す教室。☎0774(39)9283●メンタルフレンド派遣事業、リフレッシュ教育相談、保護者ふれあい学習会(年2回)、ふれあい宿泊キャンプなど不登校の子どもたちへの支援事業※宇治市の不登校に関する問い合わせは、まず各学校で相談を受け付けます城陽市●スクールカウンセラーの派遣●適応指導教室「ふれあい教室」…スポーツや読書、勉強やゲームなどを通じて自由に学ぶ。相談日:月~金(祝日除く)午前8時30分~午後8時。☎0774(56)5308、8fureaij@city.joyo.kyoto.jp久御山町●スクールカウンセラーの派遣●教育相談…子ども(幼児~高校生)の問題に対し、①電話相談②面接相談③訪問相談などで対応(いずれも無料)。①②は火~金・午前10時~午後5時、②③は要予約。☎0774(46)5640●適応指導教室「ゆうゆう広場」…小中学生の不登校の子を対象に、個々の適性や興味に応じた活動を支援。☎0774(46)5640大山崎町●スクールカウンセラーの配置プレゼントします〒604-8560(住所不要)京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページ・ケータイで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募をパソコン→http://kyotoliving.co.jpケータイ→右上の2次元コードからアクセスを2次元コード対応機種のみ利用可1会席仕立ての創作料理を、掘りごたつ式川床席で和中華創作料理「先斗町 華めぐり」(中京区)では、5月1日から川床がオープン。同店の床席は掘りごたつ式なので、足を伸ばしてくつろげるのが特徴です。京野菜をはじめ旬の素材がふんだんに盛り込まれた川床料理を、気軽に楽しめるコース「川床会席」(6000円~、席料なし)が登場。6000円の同会席ペア招待券を、読者3人に。※使用期限7月31日(火)昼=正午~午後3時(5・9月のみ)、夜=午後5時~11時先斗町 華めぐり=☎075(213)56782塗るタイプのチーズに新フレーバー登場プレゼント事務局=☎03(5319)7565希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。5月18日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切りフランス産フレッシュフレーバーチーズのブランド「ブルサン」(輸入元エフ・アールマーケティング/東京都港区)。〝本格的なスプレッドタイプのチーズ製品〟「ブルサン なめらかタイプ」として、4月1日に新フレーバー「4種のペッパー」(630円)を発売。これと、「ガーリック&ハーブ」(630円)をセットにして、読者10人に。※賞品発送は7月上旬予定☎075(212)4411まで広告掲載のお問い合わせ・お申し込みは新学期開始から1カ月。学校生活で心が重くなることはありませんか。また親の方も、わが子の理解の仕方や、支え方について困ったことが生じてくる時期では。佛教大学臨床心理相談室では、子どものことで悩む親、学校・職場・家族との人間関係に悩む人の相談を受け付け中。1969年に創設された同学心理クリニックの分室です。カウンセリングは主に、臨床心理学科の教員から指導を受けた大学院生・研修員が担当。教員や臨床心理士が担当することも(別料金)。子どもにはプレイセラピーを、親には別の面接を設定し、子どものことについてともに考えていきます。初回は電話での予約制。カウンセリングは1回50分。秘密厳守。〈電話受付時間〉午前10時~午後5時。日・祝・大学指定の休学日除く〈初回相談料〉個人2000円(継続料金1500円)、親子または合同(家族などを伴った場合)3000円(継続料金2000円)〈申し込み・問い合わせ〉佛教大学臨床心理相談室(京都市北区紫野北花ノ坊町96 同学14号館内)=☎075(493)9094。駐車場あり※佛教大学臨床心理学研究センター「心理クリニック」(下京区四条烏丸)=☎075(231)7856=でも相談可新学期から1カ月、学校生活に悩む人へ不登校などの悩みを聞いてもらいませんか親の子どもへの接し方もアドバイスしてもらえます佛教大学臨床心理相談室http://www.bukkyo-u.ac.jp/bu/guide/inst/clinic/子どもには、遊びを通してコミュニケーションをはかります★北山通北山通北山大徳寺金閣寺平野神社平野神社北野天満宮北野天満宮丸太町通丸太町通妙心寺北野白梅町北野白梅町西大路通西大路通千本通千本通堀川通堀川通烏丸通今出川通今出川通北大路通北大路通佛教大学臨床心理相談室今号の「リビング京都」の特集テーマは不登校。わが子が不登校になったとき、母親が自分自身を責めがちなのは記事にある通りです。「不登校は親御さんにとっても大きな悩み。一人で悩まずに、私たちに相談してみませんか」と京都ノートルダム女子大学心理臨床センターの伊藤一美さん。同センターでは、不登校以外にも、子どもの発達やひきこもりについての悩み、または職場ストレスや近所付き合いなど、さまざまな相談に対応。カウンセリングを通して心理的支援を行っています。スタッフは、臨床心理士、精神科医、また臨床心理士を目指す大学院生相談員で構成。すべての相談についてスタッフ間で連携し、相談者にとってよりよい解決法が見出せるようにしています。「8年前の開所以来、質の高いカウンセリングを心がけています」との言葉通り、きめ細やかなサポートで、利用者は年々増加しているそうです。悩みがある人は訪ねてみませんか。〈開室時間〉月・金曜=午前9時~午後5時30分、火~木曜=午前9時~午後7時。土日祝、大学独自の休日除く〈相談料〉1回50分、初回3000円。2回目以降2000円。親子並行面接3000円。心理アセスメント(各種検査)1時間2000円、2時間3000円●左京区下鴨南野々神町1(地下鉄「北山」駅から徒歩7分)、☎075(706)3722(直通)カウンセリングルームで相談できます自分を責める前に相談を子どもの発達や不登校、職場ストレスなども丁寧なカウンセリングで、利用者は年々増加京都ノートルダム女子大学心理臨床センターhttp://www.notredame.ac.jp/psc/

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