リビング京都 中央版 10月20日号
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(16)2012年10月20日(土曜日)中央第1608号「大学は宝箱! ―京の大学ミュージアム 収蔵品展 ―」〝大学ミュージアム〟を知っていますか。設立の理念に沿った作品や、教育・研究の資料として保有している文化財を収蔵する大学の博物館や資料館といった展示施設です。そんな京都市内の大学ミュージアムによる合同展覧会「大学は宝箱!―京の大学ミュージアム収蔵品展―」が11月25日(日)まで開催されています。その文化財の数々を見て来ました。撮影/瀬田川勝弘ほか京都・大学ミュージアム連携実行委員会委員長の並木誠士さん。「合同展をきっかけにミュージアムの活動に興味を持ってもらえたらと思います。合同展と各大学ミュージアムを巡るスタンプラリーも開催中なので、ぜひ足を運んで」会場の京都大学総合博物館で記者を待っていたのは、京都工芸繊維大学の教授で同大学美術工芸資料館の館長でもある並木誠士さん。昨年結成された「京都・大学ミュージアム連携」の実行委員会委員長でもあります。「大学ミュージアムはそれぞれで独自の展覧会を開催していますが、その活動をもっと広く知ってもらおうと、京都市内14大学、15ミュージアムが参加して、『京都・大学ミュージアム連携』がスタートしました。その初めての合同展です。ただ一緒に文化財を展示するだけではなく、いくつかのテーマを設定して、それに合う作品を選んでもらいました」2階の展示室に入ると、ガラスの向こうに大小さまざまな作品が並んでいます。最初のテーマは「京都の姿」。ひとつずつ案内してもらうと…。19世紀に京都で使われていたお札、江戸時代に描かれた絵図、昭和の初めに行われた「大礼記念京都大博覧会」のポスターに絵はがきと、とても多彩。もちろん、異なる大学の所蔵品です。「テーマは同じでも、いろいろな角度から京都の姿が浮かび上がってくるでしょう。これがこの合同展の面白いところです」と並木さんが魅力を語ってくれました。続いては「祈る」のコーナーへ。こちらには、古いものでは1〜2世紀にパキスタンで制作された仏教美術や、現代エジプトで使われている「木製コーラン用書見台」など、時代も国もさまざま。さらに進むと、水墨画の掛け軸の前には、祭りに使うカラフルなお面が置いてあります。用途や趣の違う作品ですが、いつでもどこでも、人間の営みの中に祈りが存在することが伝わってきます。「宗教的な祈りから、祭りなどの民間信仰、家族の無事や平和を願ったりと、祈りといっても多種多様。それを感じてもらえると思います」(並木さん)「記す」「創る」「暮らし」といった日常生活に関するテーマのほか、2週間ごとに、各ミュージアムいちおしの作品を展示する「大学の宝物」のコーナーもありますよ。すべてを見てまわると1時間ほど。バラエティーに富んだ内容とこれほどの貴重な文化財が大学ミュージアムにあったということに、驚かされました。個性の違う大学ミュージアムの作品が隣り合うことで、新たな気づきに出合える〝宝箱〞。みなさんものぞいてみませんか? 問い合わせは、京都・大学ミュージアム連携実行委員会事務局(京都工芸繊維大学美術工芸資料館内)=☎075(724)7924=へ。が百万遍に集合11月25日(日)まで ※月・火休館午前9時30分~午後4時30分(入館は4時まで)京都大学総合博物館(左京区吉田本町/市バス「百万遍」停より徒歩2分)一般400円、高校生300円、中・小学生200円、大学生・院生無料※毎週土曜に、学生による展示解説を実施期間会場入場料「雙六盤」江戸時代 京都工芸繊維大学美術工芸資料館所蔵の大学の「貿易扇」(ディアナとアクタイオン)明治―大正時代 京都嵯峨芸術大学附属博物館所蔵11月25日(日)まで ※月・火休館期間「大学は宝箱! ―京の大学ミュージアム収蔵品展―」「比叡山暮色」伊谷賢蔵 1969年作 京都精華大学ギャラリーフロール所蔵広々とした展示室にはのべ169点を展示予定。会期中、一部、展示作品の入れ替えがありますジャンル、時代、国を越えて展示●主な配布地域=北区・上京区・中京区・下京区・左京区・南区・東山区・山科区●配布部数=193,910部(2009年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計490,330部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。 リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)京都リビング新聞社が主体となり、読者の皆さまからお預かりした個人情報は、当社が責任を持って管理します。当社へのアンケートやプレゼントのご応募、催し等のお申し込みでいただいた個人情報は、謝礼や当選賞品の発送、案内状の送付等の目的にのみ使用します。また、アンケート等の集計結果は個人を識別できない形にデータ処理をし、当社の事業活動に使用します。当社では、ご本人の承諾のない限り、収集した個人情報を前述の目京都リビング新聞社が取り扱う個人情報について 的以外に使用、第三者に提供することはありません。なお、本紙掲載の広告主が収集する個人情報の取り扱いに関しては、各々の広告主にお問い合わせください。個人情報保護管理者 平岩 護◆個人情報保護に関するお問い合わせ 個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙
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