リビング京都 中央版 3月2日号
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2013年3月2日1622号低学年のうちはお小遣い制度無しの家庭も多い様子。渡している家庭で最も多かったのは、学年×100円という額でした。100円~1500円小学校低学年小3・4年生からお小遣い制度を導入する家庭がちらほら。高学年でも学年×100円で金額設定しているケースが多数。400円~2000円小学校高学年中学生になるとお小遣いを渡している家庭がほとんど。学年×1000円で、学年ごとに金額があがることが多いよう。1000円~3000円中学生高校生になると友達付き合いもあり、金額もぐっとアップ。一方で、子ども自身がアルバイトで収入を得ることも。3000円~6000円高校生読者宅のお小遣いの月額をチェック月々のお小遣いのほかに、臨時収入としてあるのがお年玉など。これらの管理法としては、「将来のために貯金」(どぐんママ/44歳)という声気になるのが、「いつから? どれくらい?」ということ。アンケート結果をまとめると、多くの家庭では小学3、4年生からお小遣いを渡しているようです(左表参照)。子どもがお金を管理する手段としては、「お小遣い帳をつける」(いちご/38歳)という回答がほとんどでした。中には、「銀行に子どもの口座を作り、手渡しではなく振り込みにしている」(Y・T/36歳)という人もいましたよ。これは、親が銀行のATMで出金する様子を見て、「何度もお金が出てくる!」と驚いていた子どもに、入金しておかないとお金が無くなると理解させるためなのだとか。イラスト/オカモトチアキお小遣い帳の 使い方がポイント堂坂泰紀さん自身も小学生の子どもを育てる父親。子どもの誕生をきっかけに、お金についての勉強に取り組み、ファイナンシャルプランナーの資格を取得したそうお年玉などは 貯金が多数派❶ポイントお小遣い子どもに教えたいバランスのとれた金銭感覚を養うためには〝子どもとお金〟といえば、まず思い浮かぶのがお小遣い。読者の声とともに、NPO法人「京都みらい21 親子で学ぶこども経済塾」代表で、ファイナンシャルプランナーの堂坂泰紀さんにお小遣いを渡す際の考え方を聞きました。お小遣いを渡すにあたって、約束事を設けている家庭もありました。一番多かったのは「お小遣い帳をきちんとつけること」(エビフライ/42歳)。中には、「ものを大切にしてほしいから、何か物を無くしたら、その分お小遣いからカット」(たとみ/42歳)という、ペナルティー制を取り入れているケースも。計画性を持ってほしい、物の価値を理解してほしいという親心が感じられますね。が多かったものの、「小学生のうちは親が管理、中学生からは本人管理」(kiyopy/47歳)というように、子どもの成長とともに管理方法が変わる人も。使い道については、「子どもと話し合って決める」(チロル/41歳)、「進学などの大きな金額が必要なときに使う」(M・T/37歳)などがありました。◆ 不要になった文具や小物などをフリーマーケットで売り、その売り上げをお小遣いにしている(ゆかりんご/40歳)編集/内山 掲載日:3/2 出稿表:001-4 サイズ:全8 記事名:フロント1面制作中尾出力→編集部内山宛お金の使い方、ため方、増やし方…。お金にまつわるあれこれを、みんなはどうやって子どもに教えているの? 読者アンケートの結果から見えてきた、バランスの取れた金銭感覚を養うための3つのポイントを紹介します。専門家からのアドバイスも参考にしてみて。※今回の紙面では、高校生までの子どもを対象としていますこんな方法も実践!◆ お手伝いをしたときに、お駄賃を渡します(コモモ/54歳) 銀行口座の通帳を見ると、利子や時間外手数料などについても学べます。その仕組みを説明してあげると、世の中のお金の流れについて、より興味を持てるようになるかもしれません お金の教育は、①使う②管理する③計画を立ててためるの3ステップで進めるとスムーズです。 〝使う〟は100円程度からスタート。子ども自身が「100円で何が買えるのか?」と考え、お店で物を選び、支払って、おつりをもらう。こうした経験を積みながら、それをお小遣い帳に記すことを習慣化させる。それが管理の練習になります 小さい子どもの場合は無くした物を一緒に買いに行ってみるのもいいのでは。消しゴム1つでもその金額を意識させ、お小遣い帳に「無くしたため、再び購入」と記すと、その価値をより認識できるようになる側面もあります お小遣い帳には、「いつ、どこで、何を、何のために買ったのか」など具体的に記して、後から振り返ったときに、そのときのことを思い出せるようにしましょう。子どもの気持ちの変遷が見え、金銭感覚が育っているかを確認しやすくなります。 ただ、〝取り締まる〟というスタンスにならないように気をつけて 親が完全に管理すると、そのお金は子どもにとって〝見えないもの〟になります。貯金をするなら、その理由を話して一緒に銀行に出かけ、通帳を見せながらしてみましょうお駄賃をもらえなくてもお手伝いをするのは大切です。ちょっと大変だったり、普段はあまりしないお手伝いにお駄賃をあげるのがポイント。家族の一員としての日常のお手伝いは、責任感や自尊心を育みます◇2面に続く2013年3月2日1622号女性のための総合生活情報紙2013年3月2日1622号詳しくは市民スポーツ振興室 ☎075-366-0314まで京都マラソン開催3月10日㈰大会当日はノーマイカーデー大会まで日8京都マラソンの日はマイカーを使用しないようご協力お願いします。PICK UP土曜日発行◎無料発行/広告は☎075(212)4411㈹ 記事は☎075(212)4422㈹★配布はリビングプロシード☎075(241)2122㈹Hotel's spring Info3春の各種教室ガイド20138・9春の新生活応援!10

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