リビング京都 東南版 3月16日号
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2013年3月16日1624号編集/山舗 掲載日:0316 出稿表:001-7 サイズ:全13 記事名:フロント1面_写真の桜制作宮本出力→編集部●●宛◇2面に続く(1)雨上がりに撮影。「花びらの色が少し濃くなって、しっとりとした雰囲気がすてきです」。雨宝院=上京区上立売智恵光院上ル 写真提供:「京都さくら探訪」(文藝春秋)(2)「中庭から桜を見あげるのも良いですが、旧本館の廊下に立ってガラス越しに、奥の建物と一緒に写真におさめても」京都府庁旧本館=上京区下立売通新町西入薮ノ内町写真提供:「京都さくら探訪」(文藝春秋)京都の旅行企画や京都に関する講座の講師をつとめる「らくたび」の若村亮さん。京都の社寺を歩きまわり、桜の名所は見ごろの時期とともに頭の中にインプットされた、いわばエキスパートです。そんな若村さんが写真におさめたのは、仁和寺の御室桜。遅咲きの桜として知られていますね。〝遅い〞だけでなく、〝低い〞ことも特徴と、若村さん。「地下に粘土層があるため、根が深く張りにくく、桜も約2〜3mほどにしかなりません」。そんな桜ならではの撮影ポイントがあるそう。「花の位置が低いので、場所によっては、桜に囲まれるようなアングルで五重塔の写真が撮れますよ(3)」もう一カ所は、西陣の街並みに溶け込んだ地域の神社にひっそりたたずむ桜。「近隣の人たちに愛されている地域の寺社には、観光スポットとは違った風情があります」と、紹介してくれたのは、水火天満宮(4)。紅しだれの下に、桜の時期には毛氈(もうせん)を敷いた縁台が置かれます。桜の色と赤が際立つ美しい光景を思わずパチリ。(3)中門をくぐった西側にたくさんある御室桜。「〝足元から雲がわくように〟咲くといわれているほど、低木の桜です」。写真提供:らくたび 京都 仁和寺 世界遺産=右京区御室大内33 お花見はカメラ持参でこの桜街をピンクに染める桜シーズンはもうすぐ! 美しい風景に出合ったら、ぜひ写真として残しておきたいですね。そこで京都の桜に詳しい人たちに、おすすめスポットを聞いてみました。2面では、写真家からのアドバイスも。今年のお花見にはぜひ、カメラを持って出かけてみて。写真写真写真に撮りたい、撮りたい、撮りたい、イラストレーターのナカムラユキさん。「晴れの日、雨の日、天気によってもいろいろな桜が楽しめます」2011年に出版した本「京都さくら探訪」(文藝春秋)のために、京都の桜を1万枚以上自ら撮影したというイラストレーターのナカムラユキさん。たくさん撮ったなかでも「思わず写真に撮りたくなるような、桜は?」との問いに返ってきた答えは「ちょっと〝間合い〞のある桜」。見せてくれたのは、花びらが散った石畳が写真の真ん中をすうっと通った雨宝院(1)や、建物の中からガラス越しに見た京都府庁旧本館の中庭の桜(2)。写真いっぱい桜というのもいいけれど、建物や道などが一緒に存在する景色にひかれるのだとか。「雨宝院は、両側から桜にわっと包まれる感じと、石畳に散った桜がきれいなんです。府庁旧本館の桜は、回廊の中から見ると窓枠が額縁のようになって、桜がキリッと立ち上がって見えるんです。自分なりの視点や切り取り方を持つと、何げない風景がより生き生きと感じられますよ」(ナカムラさん)教えてくれた人石畳の花びらやガラス越しの眺め…周囲との〝間合い〞を絵のようにその場所ならではのアングルや雰囲気背景にあるストーリーを感じて教えてくれた人写真に撮りたい、(4)西陣エリアには、桜の咲く寺院が点在し、隠れた桜スポットなのだそう。水火天満宮=上京区堀川通寺ノ内上ル 写真提供:らくたびらくたびの若村さん。「歴史やストーリーを感じる風景に出合うと、見えない歴史が見えるようで写真を撮りたくなります」※文中(1)~(6)の番号は写真番号です2013年3月16日1624号女性のための総合生活情報紙2013年3月16日1624号PICK UP土曜日発行◎無料発行/広告は☎075(212)4411㈹ 記事は☎075(212)4422㈹★配布はリビングプロシード☎075(241)2122㈹かけいぼ診断厳しい家計の立て直し方は64月から活動開始!読者モニター募集中8焼きたまごのサンドイッチ12

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