リビング京都 西南版 6月22日号
11/12

(11)2013年6月22日(土曜日)西南第1635号「面白能楽館」 能の鑑賞とワークショップで能楽を満喫するイベントです。能は、天女が月世界の舞を舞う「羽衣(和合之舞)」と、仙人が神通力を失う「一角仙人」の2本立て。能面をつけたり、地謡に挑戦するブースも▶7月20日㈯正午~午後5時。一般2000円、大学生1000円、小中高生500円、未就学児無料(要保護者同伴)▶バックステージツアー=①午後0時30分~②午後1時~③午後2時45分~④午後3時15分~。参加費500円、当日受け付け▶能装束体験ブース=1回2000円、当日受け付け▶会場・申し込み・問い合わせは京都観世会館(左京区岡崎円勝寺町44)=☎075(771)6114舞台鑑賞と体験で能を満喫「手ぬぐい納涼」 木綿古布収集家・豊田満夫さんのコレクションから、〝昭和の夏〟をほうふつとさせる手ぬぐいなど約40点がお目見え。ワークショップも開催▶7月19日㈮~21日㈰午前11時~午後7時。入場無料▶豊田さんの解説=7月20日(土)①午後1時~②午後3時~、参加費800円▶会場はアートステージ567(中京区夷川通烏丸西入ル)。問い合わせはふろしき研究会=☎075(432)2722昭和の夏をほうふつと「第144回定期演奏会」 京都市立芸術大学音楽学部・大学院音楽研究科の学生が、J・ブラームス「交響曲第1番ハ短調」などを演奏します。指揮は同大学教授の増井信貴さん▶7月7日㈰午後2時開演。入場料1200円(当日券あり)▶会場は京都コンサートホール大ホール(地下鉄「北山」駅から徒歩3分)。問い合わせは同大学事業推進担当=☎075(334)2204京芸生のハーモニーを「欧米が愛した輸出蒔絵の華―芝山と杣田」 明治時代、刀装具や印籠といった漆芸品は、欧米の美術愛好家たちに人気の輸出品でした。その技法の中でも、貝殻や象牙などを使って多彩に装飾された〝芝山細工〟、青貝と金の切片を緻密に張り合わせた〝杣田(そまだ)細工〟は、注目の的。約100年ぶりに里帰りした芝山・杣田細工を中心に、60点以上の作品が紹介されます▶8月18日㈰まで、午前10時~午後5時。月・火休(祝日は開館)。大人500円、中高大生300円、小学生200円、未就学児無料▶会場・問い合わせは清水三年坂美術館(東山区清水寺門前産寧坂北上ル/市バス「清水道」停から徒歩7分)=☎075(532)4270欧米から100年ぶりに里帰り「荒賀文成陶展」 陶芸家・荒賀文成さんが、「ファミリー」をコンセプトにした作品を展示。素朴な風合いのオブジェや香炉、皿や茶碗といった粉引(こひき)の技法で制作された器が並びます▶6月22日㈯~30日㈰正午~午後6時。水休。入場無料。会期中は作家在廊▶ギャラリーりほう(左京区北白川東蔦町24-3 カフェりほう2階/市バス「北白川別当町」停から徒歩約5分)=☎075(721)2628オブジェから生活の器まで「花鳥図提箪笥 芝山細工」(photo:Kimura Yoichi)展示作品のイメージ「羽衣」浦田保利(ウシマド写真工房)校長先生の誕生日に、お祝いのカードをプレゼントすることになったアルフィー。でも、さかさまになったり、左右が逆になってしまったり…。字がうまく書けないアルフィーでしたが、ねこ先生に書き方を習って頑張って練習! ステキなカードを贈ることができました。「誰だってわからないことは、聞いていいんだよ」というともだちの一言が、アルフィーに勇気を与えたのです。わからないことを聞くって、恥ずかしかったり、聞く勇気が出なかったりして、大人になっても難しいことだなと感じることが、結構ありますね。この絵本はそんな、大人のカタイ心をやさしく癒やしてくれます。BL出版・1470円「さかさまになっちゃうの」クレア・アレクサンダー友達の存在、勇気を出すことその大切さが伝わる絵本です紹介者大垣書店四条店小林素紀さん平安建都1200年を記念に、京都の五つの花街(上七軒・祇園甲部・祇園東・先斗町・宮川町)の芸妓(げいこ)・舞妓(まいこ)が一堂に会して、舞踊を披露する年に一度の「都の賑(にぎ)わい」。例年は京都会館で6月後五花街が集う「都の賑わい」の今年の舞台となるのは?京都会館①半の土日2日間行われていましたが、京都会館は現在建て直し中のため、今年は6月22日(土)・23日(日)、京都四條南座にて披露されます。答は③。 (京都産業大学日本文化研究所宣京師小嶋一郎)南座③国際会議場②昔、児童向け図書で読んだ「コンチキ号漂流記」にはワクワクさせられたものだが、著者の本国ノルウェーから、壮大な海洋冒険映画となってこのたび日本に上陸!実在したノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダールは、妻とともに南太平洋に浮かぶポリネシアの島にやって来る。© 2012 NORDISK FILM PRODUCTION AS研究を進めるうち、ポリネシア人の祖先は南米から海を渡ってきたという仮説を打ち立てるが、誰も相手にしてくれない。それを実証すべく、1947年、5人の仲間と共にコン・ティキ号で太平洋横断に挑むが…。つくづく冒険と無謀は紙一重だなと思う。成功すれば冒険と称えられる「コン・ティキ」6月29日(土)からT・ジョイ京都で公開が、失敗すれば無謀だったとなじられる。ヘイエルダールは、1500年前と同じ手法で作った、丸太と麻ロープが主材料のいかだに固執し、これで太平洋を渡ろうというのだから、まさに命知らずの無謀。しかも、彼は水泳ができない。さらに、天候不良があり、サメの襲来をはじめ、思わぬ事態が続出。ゆるまぬ彼の信念と情熱を、天が助けたとしか言いようのない快挙なのだ。主人公役にポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン。監督はヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。蒸し暑さを忘れるエキサイティングな物語に、ぜひ浸ってみて。(ライター 宮田彩未)いかだで渡る8000㎞の旅伝説の実話をスクリーンで!

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です