リビング京都 東南版 11月16日号
12/12

(12)2013年11月16日(土曜日)東南第1653号木皿に紙やすりをかけて子へのメッセージを刻印もともとはプロジェクトの企画の参加者だったという代表の西森寛さん(写真中央)。現在は、設立者の吉永一休さん(同右)と荻原麻耶子さんの3人で運営紙やすりを丹念にかけ続け、周囲は木の粉だらけに。木工職人の阿部さん(右)から「これくらいツルツルならOKですよ」とお墨付きをもらって一安心の木原さん一家ザ、ザ、ザ…。木皿に、紙やすりをかける音が部屋中に響きます。ここは、つどいの広場「稲荷の家ほっこり」(京阪「伏見稲荷」駅から南へ徒歩約8分)の2階。参加者が手にしているのは、それぞれ形の違う木の皿です。といっても、食器としてはまだ完成していません。1回目のワークショップで、クリ、クルミ、ミズナラの3種類から好きな木を選び、皿の形もデザイン。それに基づき、講師で木工職人の阿部芳朗さんが加工したものです。紙やすりを丹念にかけ続け、木肌がツルツルになったら、裏に焼きペンを使って思い思いに文字などを刻印します。参加者の木原さん夫婦がチョイスした木はクルミ。妻の麻沙子さんに誘育児を楽しむ男性〝イクメン〟が増えていますね。伏見では、モノづくりを通して父親が交流する活動「父活(ちちかつ)」が進行中だとか。主催するのは、その名も「父活プロジェクト」。子を思う気持ちが、プロジェクトの原動力のようです。撮影/三國賢一「父活プロジェクト」は、モノづくりを通して父親が交流できる場として3年前に設立されました。当初は、父親が子どものために作るおもちゃなどをテーマに、プロジェクトのメンバーが指導。この4月からは、参加者の一人だった西森寛さんが代表を務めています。われて来たという夫の大輔さんは、苗字の一文字をとって「木」。「いっぱい食べよう」と書いた麻沙子さんは、「おいしいものを作ってあげたい、いいものをたくさん食べて育ってほしいと、思っています」。傍らのプレースペースでは、娘の莉里ちゃん(4歳)がおままごとの真っ最中です。西森さんの手には、ミズナラの木皿が。日付や名前の横に、葉のイラストを刻印していました。「成長した娘にミズナラについて聞かれたら、答えられるようになっておきたいですね」「モノづくりの経験があまりなくても、職人さんや専門家と一緒ならできることがあると思っています」今年度は、〝食〞をテーマにワークショップが開催されています。「親と子のコミュニケーションのきっかけとして、木の食器づくりを企今後は、設立当時のおもちゃづくりを復活したり、地域の文化とつながるような催しにも取り組んでいきたいとのこと。〝父活〞がさらに広がっていくのが楽しみですね。第3回ワークショップ「木のスプーンづくり+食事会」=11月24日(日)午後1時〜8時。「稲荷の家ほっこり」にて。参加費1人2000円。参加希望者は11月20日(水)までに、メールか電話で連絡を。父活プロジェクト・西森さん=☎050(3630)8188、8info.chichikatu@gmail.com=へ。モノづくりが苦手でも職人と一緒ならできる!?画しました」と西森さん。2歳の娘を持つ父親でもある西森さんは、「食事は、家族で一緒に過ごす大切な時間。自然に関心をよせながら、子どもと一緒に食生活を楽しんでいきたいですね」。そのワークショップ「お父さんが木の食器に出会う3日間」の2回目が実施されると聞き、会場を訪ねてみました。「父活プロジェクト」には、父親はもちろん母親、これから親になるという人なども参加OKとのことで、夫婦で参加している人もいましたよ。木の食器作りを実施している「父活プロジェクト」を訪ねましたお父さんの交流のきっかけにままごとで作った料理を運んできた辻知夏ちゃん(2歳)。「お皿が完成するまで、ちょっと待っててな」。笑う母親の桃子さんと一緒に、やすりがけにも挑戦●主な配布地域=伏見区・宇治市・城陽市・久世郡久御山町●配布部数=145,085部(2009年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計490,330部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページではhttp://kyotoliving.co.jp無料の

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です