リビング京都 西南版 12月14日号
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(11)2013年12月14日(土曜日)西南第1657号樋口さんの後ろの几帳も、着物を加工したもの。「E-タンスの引き出しに、着物や帯(の画像)をしまってもらったり、加工の技術や履歴が分かるようにしていきたいですね」http:// e-tansu.com(開設準備中) 撮影/中尾泰晴 産官学が連携して実施する「京都文化ベンチャーコンペティション」。第6回ビジネスモデル部門・京都リビング新聞社賞を受賞したのは、樋口恒樹さんの〝タンス〟でした。タンスといっても、座敷に置かれているような家具ではありません。その名も「E―タンス」。インターネット上のサイトに今月下旬、開設されます。Eは、electronic co mmerce (略称イーコマース=電子商取引)を意味しています。樋口さんは、明治40年に創業した「織彦」の3代目。「祖父と父の代は西陣織物の製造業、私の代で製造加工も手がけるようになりました」「E―タンス」には、着物や帯などの和装品を、ついたてや額、小物といった別の品物に加工するための情報が幅広く紹介されます。「40年以上にわたって織物の商売に携わる中、着る機会がなくなったり、親の形見として譲り受けたりした着物をどうしたらいいか。そんな相談を受けることが増えてきたんですよ」さまざまな加工技術を持つ職人をたばねる西陣織の製造元。そのノウハウを生かして、着物を数珠袋に、帯を几帳(きちょう)にといった具合に、加工の手助けをしていました。すると、「故人愛用の着物が、身近な品物になってうれしい」「帯の柄を見て、懐かしさがこみ上げた」と、喜ぶ声が多数寄せられたのだそう。「これは、産地ならではの、あらたな着物の生かし方を提案できるのではないか。インターネットで加工品や加工履歴を紹介して、その情報を共有しよう」これまで仕事の成果を、全て画像と文字でデータ化していた樋口さん。着物を通してお客さんと職人をつないできました。「着物を生かすことは、着物にまつわる思い出をつなぐことなのだと感じています」 (文・稲田千春)着物の思い出をつなぐため西陣織の産地から新提案「E━タンス」を考案した「織彦」3代目樋口恒樹さんこれは、ヨーゼフ・ロートが自らの理想とする死への向かい方を小説に書き、まさにそのように生涯を閉じた直後に刊行された〝自画像〞ともいっていい作品です。1930年代。パリのセーヌ川にかかる橋の下で、酒におぼれた浮浪者が年配の紳士から200フランを借りるところから話は始まります。もらうのではなく借りるという浮浪者の誇り、それがもたらす奇跡のような出来事、そしてその誇りを持った死への過程が語られていきます。当時のパリの雰囲気はもちろん、西欧の宗教観なども垣間見えるこの物語。舞台は春のはずですが、12月になると思い出す、私には聖なる一冊なのです。岩波文庫・987円「聖なる酔っぱらいの伝説 他四篇」ヨーゼフ・ロート1930年代のパリで起こった、〝奇跡〞の物語紹介者エレファントファクトリーコーヒー畑啓人さん年末年始の話題映画すてきな映画との思い出、今年はいくつありましたか。さて、2013年最後の本欄、多様なジャンルから選んだ年末年始のオススメ作品をご紹介します。ぜひ、良い年を!(ライター 宮田彩未)シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが本格初競演の娯楽大作。二人ともアクションスターとしては盛りを過ぎたんでは?と思うなかれ。いやはや最後までドキドキさせられるジェットコースタームービーだ。スタローンが演じるのは、脱獄することで施設の問題点を指摘するセキュリティーコンサルタント。ある日、CIAの依頼により、所在地不明の刑務所に送りこまれるが予想をはるかに超えたとんでもない事態に。シュワルツェネッガーは囚人のボス的な役柄で、ラストの思わぬ結末へと導く。要塞(ようさい)のような刑務所や陰険な刑務所長に対する2人の壮絶な戦いと、緊迫感たっぷりの脱出劇が見どころ。ミカエル・ハフストローム監督。© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.スリリングな場面、続出!「大脱出」2014年1月10日(金)からTOHOシネマズ二条、MOVIX京都、T・ジョイ京都で公開兄と二人で暮らす麦子のもとに、ある日、幼いころに家を出た母親が舞い戻ってくる。どうしても親近感を持てない麦子だが、突然母は帰らぬ人となり、母の故郷まで納骨に行くことに。そこで知ったのは、遠い昔、母が町のアイドルで、今も彼女のことを懐かしく思っている人がいること、麦子とうり二つであること。母の人となりを少しずつ知る麦子に現れる変化が、このドラマの核。青春時代にこの母が抱いていた夢と、その夢が遠くに去って行った時のことや、麦子への最後の贈り物が知らされる場面ではぐっと胸が熱くなる。故郷のユニークな人々の情感の深さが、ほんわかとした温かさを醸し出し、ハッピーな結末。堀北真希、松田龍平、余貴美子出演。監督は𠮷田𠮷𠮷。©『麦子さんと』製作委員会©FLY ME TO MINAMI -恋するミナミ- All Rights Reserved.母の青春が娘に教えたもの「麦子さんと」2014年1月4日(土)からTOHOシネマズ二条で公開交差し協奏する2つの恋「Fly Me To Minami~恋するミナミ」12月14日(土)から元・立誠小学校特設シアターで公開定住地を持たない放浪の映像作家として注目されているマレーシア出身のリム・カーワイ監督が、香港・ソウル・大阪のミナミを舞台に描く。クリスマスから新年という華やかな時期に、めぐり合い、すれ違ってゆく2つの恋の展開と、爽やかさの残る後味が印象的だ。香港から取材の仕事でミナミを訪れた女性編集者と大阪のアマチュアカメラマンの出会い、一方は、韓国人キャビンアテンダントと妻子のある在日韓国人の秘密の恋。随所にユーモアも効かせながら、男女それぞれの思いを鮮やかに伝えてくれる。シェリーン・ウォン、小橋賢児、ペク・ソルア、竹財輝之助出演。ジャジーな雰囲気のナガシマモトコによる主題歌が、物語にロマンチックな彩りを添えている。スペシャルアクション家族ドラマラブストーリー69,800円くらしあんしん検索0120-573-573ハートコールセンター最新型超節水トイレGREEN MAX4.8 ピュアレストQR+普通便座セット限定各30セット特別価格オリジナルリモコン付き温水洗浄暖房便座単体での購入は、39,800円(取付工事費・処分費込み)となります。その他、段差のある和式トイレからのトイレ交換も低価格で承ります。※掲載画像は、オリジナルリモコン付温水洗浄暖房便座とのセットです。詳しくは24時間受付・365日対応出張費・点検・お見積もり一切無料水道局指定工事店「安心」と「信頼」のネットワークプラン1109,600円GREEN MAX4.8 ピュアレストQR+クラシアン オリジナル リモコン付温水洗浄暖房便座(脱臭付き)セット特別価格プラン2工事費・処分費消費税すべて込み工事費・処分費消費税すべて込み1,000万件の作業実績による「確かな技術」と「納得の仕上がり」で、クラシアンはお客様のくらしに安心をお届けいたします。簡単・便利な壁リモコン付き工事費には基本設置工事および止水栓の交換を含みます。フランジの交換が発生した場合も含まれます。京都支社:京都市南区上鳥羽藁田23-2近くには琵琶湖疏水。東山三十六峰が見渡せ、鳥の鳴き声や水の音が聞こえる場所に立つお墓について考えてみませんか。帰雲院永代供養塔「ともし碑」受付センターが扱うのは、左京区南禅寺福地町にある「帰雲院」の屋外型納骨塔、永代供養墓です。同院は、紅葉が美しく京都の古寺として全国的に名高い南禅寺の塔頭(たっちゅう)で、法要は住職が行います。「跡継ぎがいない」「子どもに負担をかけたくない」「遠方のお墓を近くに移したい」などの事情に応えてくれると注目されている〝永代供養墓”。宗旨・宗派を問わず、檀家(だんか)になる必要もなく、子孫の代わりに永続的に維持管理をしてもらえます。配偶者や子どもと同じ個室に入ることも可能。最初から合葬もできます。「永代供養志納金」は場所により異なり、15万円から。年会費は6000円(入墓まで)で、生前予約も受け付けています。その他の費用はかかりません。新しくできた「ともし碑特別棟」が好評の同院では、見学・相談を随時受け付け中です。要予約。フリーダイヤルの専用番号へ電話を。「手元にある遺骨を納骨したい」「生前にお墓を探したい」という相談も気軽にしてみ★東山高校帰雲院地下鉄「蹴上」駅交差点南禅寺白川通三門鹿ヶ谷通仁王門通三条通帰雲院永代供養塔「ともし碑」ては。来場者には、エンディングノートとお茶をプレゼントしてくれます。地下鉄「蹴上」駅より送迎あり。●帰雲院永代供養塔「ともし碑」受付センター(京都市上京区青龍町213─1)=10120(153)594 ※帰雲院=☎075(751)5102=でも受け付け南禅寺塔頭・帰雲院の永代供養墓新塔が好評、見学・相談は随時受け付け中宗旨・宗派不問 自然豊かな屋外型納骨塔帰雲院永代供養塔「ともし碑」受付センターhttp://www.kyoto-tomoshibi.jp/御影石造りの「ともし碑」南禅寺塔頭「帰雲院」の入り口10120(153)594
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