リビング京都 西南版 2月1日号
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(2)2014年2月1日(土曜日)西南第1661号建仁寺の塔頭の中には、絵画などの作品を多く所蔵している寺院があります。建仁寺正伝永源院もその一つ。こちらでも、「京の冬の旅キャンペーン」が開催されています。同寺が所蔵する作品の中でひときわ注目されているのが、狩野山楽(かのう・さんらく)が描いた「蓮鷺図(れんろず)」という金碧(きんぺき)のふすま絵16面です。「うちのハスの絵はすごく良いですよ。向かって右側ではつぼみだった鎌倉時代に創建された南禅寺。その境内の東奥に方丈があり、大方丈と小方丈の二つの建物が広縁づたいに続いています。大方丈の各部屋には、狩野永徳(かのう・えいとく)をはじめとした桃山時代前期の狩野派絵師が描いたふすま絵が数多く飾られています(注)。大方丈の前に広がる庭園は通称「虎の子渡しの庭」。その東側にあるのが小方丈です。3つの部屋がつながっていて、そのふすま絵はすべてトラ。ぎょろりとした目、ものが、正面にいくにつれて花開き、その上をツバメが飛び交う。左側では花はしぼみ、枯れた葉だけに。人の一生や栄枯盛衰を表しているようで、お寺の本堂にぴったりの題材です」そう話してくれたのは住職の真神仁宏さん。同寺は、織田信長の弟で茶人の織田有楽ゆかりの寺。「有楽がこの部屋の真ん中に座って、蓮鷺図を眺めていた姿が目に浮かびます」●東山区大和大路通四条下ル小松町586。拝筋骨隆々のトラが次々と姿を現します。全部でふすま絵40面にもなる「群虎図」(重要文化財)は、狩野探幽(たんゆう)の作品と伝えられているとか。竹林を悠然と歩いていたり、2匹でじゃれ合ったり、ユーモラスな表情を見せていたり。400年前に描かれた作品とは思えないくらいの躍動感が感じられます。(注)デジタル画像をもとに、江戸時代初期から中期の色合いで描画復元された作品には「再現」の掲示あり●左京区南禅寺福地町、☎075(771)0365。午前8時40分〜午後4時30分 ※3月1日(土)〜11月30日 (日)は午後5時まで。拝観料(方丈)一般500円「群虎図」(部分、水呑みの虎/画像提供・京都国立博物館) ※「水呑みの虎」を含む8面は、板橋区立美術館などで開かれる展示会に出展されるため、2月6日(木)から6月下旬まで拝観できません。出展期間中は代わりに扇面びょうぶを展示予定「蓮鷺図」(写真は中央部分)は、長らく狩野山楽が描いたであろう作品といわれていましたが、昨年行われた東京国立博物館の調査の結果、「作者は山楽」と専門家のお墨付きが得られたそう「江戸時代に織田有楽が再興した正伝院と、熊本藩主細川家の菩提(ぼだい)寺である永源庵という二つの塔頭が明治時代に統廃合され、正伝永源院になりました」と真神さん(後ろの建物は庫裏)大方丈は内裏清涼殿を移築、小方丈は伏見城の遺構とされています豊国神社宝物館桃山時代に描かれた狩野内膳筆「豊国祭礼図屏風」(重要文化財、六曲一双)などを常設展示。 開館/午前9時~午後5時 入館料/大人300円 東山区大和大路正面茶屋町530 ☎075(561)3802相国寺承天閣美術館3月23日(日)まで開催されている「円山応挙展(後期)」は、障壁画を中心に展示。 開館/午前10時~午後5時 入館料/一般800円 上京区今出川通烏丸東入ル相国寺門前町701 ☎075(241)0423仁和寺霊宝館恒例の「春季名宝展」にて、伝尾形光琳筆「梅図」などを公開。4月1日(火)~5月25日(日)。 開館/午前9時~午後5時 入館料/500円 右京区御室大内33 ☎075(461)1155智積院宝物館長谷川等伯の息子・久蔵筆「桜図」(国宝)。久蔵の死後に描き上げた、等伯筆「楓図」(国宝)などを常設展示。 開館/午前9時~午後4時30分 入館料/一般500円 東山区東大路通七条下ル東瓦町964 ☎075(541)5361本法寺宝物館涅槃会(ねはんえ)に合わせて毎年開催される「春季特別寺宝展」で、長谷川等伯筆「佛涅槃図」を公開。 開館/午前10時~午後4時 拝 観料(入館料含む)/500円 ※3月15日(土)~4月15日(火)の 「春季特別寺宝展」期間中は1000円 上京区小川通寺ノ内上ル本法寺前町617 ☎075(441)7997高精細デジタル技術が鑑賞を後押し関西の寺社の文化財保護を使命とする京都国立博物館寺社が代々所蔵する絵画は、常に劣化や破損などの危険のため、公開できないものが多数あります。「その危険を回避しつつ、鑑賞の機会を確保するために、複製品を制作しています」とNPO法人京都文化協会の田辺幸次さん。キヤノンと共同で、同協会は「文化財未来継承プロジェクト(通称・綴プロジェクト)」を設立。デジタルカメラで多分割撮影したデータをもとに、パソコン上で高精度な画像処理・色合わせを行い、大判インクジェットプリンターで印刷。その出来上がりは、本物そっくり!「寺社で、高精細デジタル技術で制作された複製品を展示するということは、文化財の保存と公開の両立を実現します。複製品の役目は、これからも増えていくと思います」日本の貴重な文化財を保護するため、1889年、東京・京都・奈良に国立博物館の設置が決定。1897年、京都国立博物館の前身である帝国京都博物館が開館しました。同館は、関西の多くの寺社が守り伝えてきた宝物を預かり、安全に保管の上、調査研究し、一般に公開することが「設立以来の使命」なのです。「平安時代から文化の中心を担ってきた京都では、多くの画家が活躍してきました。桃山時代以降、有名な武家が寺社を守り、競って著名な画家に障壁画を制作させたという歴史も。寺社から寄託されている約1800件のうち、約700件が絵画作品で占められています」これらの美術品などを公開する新展示館「平成知新館」が、9月13日(土)にオープン予定。より気軽に〝寺社の宝〟を見ることができそうです。観期間は3月18日(火)まで、午前10時〜午後4時。拝観料600円。問い合わせは京都市観光協会=☎075(752)7070「蓮鷺図」で感じる栄枯盛衰建仁寺正伝永源院40面にもわたる「群虎図」はトラづくし南禅寺寺社の収蔵館や美術館でも作品を鑑賞!プレゼントします〒604-8560(住所不要)京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページ・ケータイで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募をパソコン→http://kyotoliving.co.jpケータイ→右上の2次元コード(http://kyotoliving.co.jp/m/)からアクセスを2次元コード対応機種のみ利用可1メーカー監修本「ヤマキのかつお節レシピ」ヤマキ(伊予市)は削り節メーカーとして大正6年に創業。以来、かつお節とだしに取り組んできた同社監修のもと、「毎日使えるヤマキのかつお節レシピ」(1260円)が発刊されました。定番料理からアイデアメニュー、創作おにぎりやおやつまで、「かつお節の魅力を余すとこなく引き出した」というレシピ95品を収録。このレシピ本を、読者10人に。AGF=☎03(5302)75502〝スティックフルーツティー〟に新フレーバーヤマキ=10120(552)226希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。2月7日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切りAGF(味の素ゼネラルフーヅ/東京都新宿区)は、「ブレンディスティック ティーハート」シリーズの新フレーバー「グレープフルーツ&ミント」(7.5g×6本)を2月28日(金)から発売。グレープフルーツのさわやかな酸味とミントの清涼感を、アッサムティーにブレンド。冷たい水にも溶けやすく、アイスティーにおすすめです。この商品6箱分をセットにして、読者8人に。☎075(212)4411まで広告掲載のお問い合わせ・お申し込みは

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