リビング京都 西南版 3月29日号
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ゆで卵を三角形に、キュウリを逆三角形の頂点の位置に◇2面に続く味はいいけれど見た目はイマイチ…では、せっかくおいしく作った料理がもったいないですよね。反対に、同じおかずも盛り付けがステキなら、グッとおしゃれなごちそうに見えるかも!? そこで、カフェ「HACOBU KITCHEN.」のオーナーシェフでフードコーディネーターの中山咲子さんに盛り付けのコツを教えてもらいました。記者が盛り付けた〝ありがち例〟と見比べると、その差は歴然です! 撮影:橋本正樹最初にレタスなどの葉もの野菜をお皿にたっぷりと入れて、手や箸を使って、少量ずつ野菜を持ち上げる動作を繰り返します。「葉同士がくっつかないように、ふんわりと重ねてください」と中山さん。こうして持ち上げて続いて、葉もの野菜の上に具材を置いていきます。この日用意したのは、キュウリとゆで卵のスライス。中山さんによると、ここで意識するのは〝三角形〞なのだとか。中山さんの盛り付けでは、ゆで卵とキュウリ、それぞれの位置を線で結ぶと、確かに三角形になっています。こうすると見た目のバランスが取れてきれいな盛り付けに。おいしそうなサラダにするためには、もう少し色味を足したいところ。パプリカの黄色、トマトやエビの赤をプラスすると…。「今回は、トマトやエビは主役ではないので、いくと、葉もの野菜がこんもり山形に盛り付けられました。お皿とのバランスを考えるのも大切。このサラダの場合、葉もの野菜がお皿の中で偏った位置にならないようにすると見た目が良くなるそう。「お皿の縁から料理までの距離が、どこも同じくらいになるように。このことは、サラダ以外でも、全ての盛り付けに共通しています」と中山さん。このお皿は楕円(だえん)なので、左右と上下のスペースをそろえて盛り付けました「キュウリやゆで卵を置くと、下のレタスが沈んでしまいます。一部分だけ極端にへこまないように、気を付けて」と注意点も。せっかくふんわり盛り付けた葉もの野菜。もし、重みで沈んでしまう場合は、レタスの量を増やすなど工夫を。添える感じで」と、サラダの右端にトマトを、エビはほかの具材をじゃましないよう、やや外側に置いた中山さん。さらに教えてくれたのが〝天盛り〞というテクニック。「細切りのものを料理の中央にこんもり置くのが〝天盛り〞。盛り付けにアクセントができますよ」と中山さん。パプリカのスライスをこの位置に。さらにカイワレも追加して完成! ぐっとオシャレになりました。葉の間に隙間を作り、ふんわりと整えます具材は中山さんのサラダとほぼ同じなのに、フレッシュさが伝わってきません。葉もの野菜が少なすぎるうえ、ペタッとしているため、なんだか貧相な印象です「HACOBU KITCHEN.」オーナーシェフでフードコーディネーターの中山咲子さん。「食べる人のことを思いながら、見た目のきれいさと食べやすさを考えて盛り付けてみましょう。そうすれば、きっとおいしく食べてもらえますよ」2014年3月29日1668号「ハウス・リースバック」家に住みながら買い取りますハウスドゥ!イメージキャラクター古田敦也氏(元プロ野球選手)その家を10120-350-340京都市中京区烏丸通錦小路上ル手洗水町670番地京都フクトクビル5F 国土交通大臣①第8077号
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