リビング京都 中央版 6月28日号
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(10)2014年6月28日(土曜日)中央第1678号※PDFファイルの二次利用はご遠慮ください。※色、画質は出力環境により変わります。営業:  制作: PolarStar062801A33z07送電気事業連合会 VOL.106/0906/1017:156/1112:006/1112:156/1212:006/1212:356/1311:106/1315:006/1612:206/1715:306/1813:156/18済17:406/18了17:4000/0000:00西東京南むさしの東京中央まちだ東京東多摩千葉ふなばしさいたまかしわとちぎ横浜南横浜東田園都市東京つくば大江戸湘南特送り岸博幸さんとリビング読者が海南発電所を見学夏の電気は本当に大丈夫? 綱渡りの電力需給を支える   ベテラン火力発電所へ行ってきました 私たちの暮らしに欠かせない電気。今年の夏も、「電力需給はかなり厳しい」との話も聞きます。そこで、テレビでもおなじみの慶應義塾大学大学院教授・岸博幸さんと読者3人が、和歌山県海南市にある関西電力 海南発電所を見学し、発電所の現状や夏を迎えた日本の電力事情について話を聞きました。その様子を今回から2回にわたってレポートします。取材協力/電気事業連合会 http://www.fepc.or.jp左から、岸先生、読者の古市秀子さん、栗田満紀さん、大下朋子さん、堂ヶ原所長。設備に年季を感じます電力供給力確保のため、運転再開した古い火力発電所がたくさんあります電力の約9割を担う火力発電トラブル防止が最重要 発電の仕組みや環境への取り組みなどの説明を聞いた後、電気を作る現場のタービン建屋、中央制御室、ボイラー室などを見学しました。 「1日3回、所員が点検を行っているほか、重要な設備に対しては重点的に詳細な点検を実施しています。この発電所では、供給力を確保するために、機械を止めて行う定期点検を先延ばしにしながら運用しています。突発的な事故や、緊急補修による計画外の停止も多くあります。だからこそ異常の兆候は早めに発見することが大切です」と堂ヶ原所長。 震災後、日本の電力の約9割は火力発電に頼っている状態だけに、所長の言葉からは「トラブルなどによる火力発電所の長期停止は絶対に避けなくては」との〝アツイ〞思いが伝わってきます。出典:電源開発の概要等原子力発電の停止に伴って、現在、火力発電の割合が約9割に24時間フル稼働する発電所を支えるために多くの方が頑張っています 関西電力 海南発電所は、大阪万博が開催された1970年5月に運転を開始した石油火力発電所です。2001年から停止していた2号機(45万kW)を、原子力発電所の停止に伴う電力供給力不足を補うため、2012年7月に運転再開させました。 「10年も停止していたので、運転再開のための設備の検査だけでも数万個所。電力需給がひっ迫する夏には何とか間に合わせようと、延べ12万人もの作業員が、昼夜を問わず全力で復旧工事に取り組みました」と話すのは所長の堂ヶ原満さん。 東日本大震災後の深刻な電力不足に対応するため、海南発電所のように急遽運転を再開した火力発電所は全国にもあります。 「石油火力発電所は、燃料コストが高いため、もともとは電力の使用量が多くなる昼間などに稼働していました。しかし現在は高稼働が続いています。40年以上も前にできた発電所ですからアナログな部分も多いため、熟練した社員が欠かせません」。堂ヶ原所長の説明に、読者の古市秀子さんは「何気なく使っている電気ですが、多くの人の力に支えられているんですね」と驚いていました。News勉強室ミセスのvol.1電気の安定供給に向けた思い・努力がとても印象的でした24時間運転状況をチェックしている中央制御室。古い発電所のため、アナログな部分も多いとか「停電しないから電気は足りている」という考え方は大きなリスク 発電所を一緒に見学した岸先生は、「この夏の電力需給は、一言でいうと〝綱渡り〞。停電しないから電気は足りている、という考え方こそが、経済や社会全体にとって大きなリスクです」と言います。「40年を超えた発電所をメンテナンスして使っているというのは、古いクルマにだましだまし乗っているようなもの。火力発電のトラブルによる停電リスクが大きくなっています。また老朽火力ほど発電効率が悪いので、石油などのエネルギーを余計に消費するという問題もあります」と解説してくれました。 「電気は足りていると思っていましたが、こんなに古い火力発電所が現役で頑張っているんですね」と大下朋子さん。「大変な状況の中、現場のみなさんの真摯(しんし)な思いや取り組みが伝わってきますね」と話す岸先生に、読者も大きくうなずいてました。 次号では、岸先生と読者3人の座談会の様子をレポートします。慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授岸博幸さん1986年通商産業省(現経済産業省)入省。1992年コロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得後、通産省に復職。2004年慶應義塾大学助教授を兼任。2006年経産省退官。2008年から現職古さが伝わってきますタービン(手前)と発電機。これらの機械の奥には蒸気を運ぶ配管がズラリとあり、部屋の中は夏場は40℃近くになります。「この中で働く人たちのお陰で電気ができているんですね」と栗田さん日々のチェックを重ねることで異常を早期発見。右は聴診棒を使った点検の様子。わずかな異音も聞き分けます。地道な取り組みの積み重ねで、発電所は支えられています古さを感じるボイラー室の小窓から、燃料の石油が燃える様子をチェック。フル稼働している様子が伝わってきました電源別発電電力量構成比の推移15:150204060801002010年度火力計 約割2013年度(%)9.728.67.525.0929.310.714.930.343.21.0無料で自宅に届きます「京都でかなえる家づくり」2014年度版の申し込み受け付け中新築・リフォームの情報が1冊に京都リビング新聞社では、今回で4回目となる、「リビング京都」特別編集の住宅本「京都でかなえる家づくり」の2014年度版を、5月31日に発行しました。新築・リフォームのヒントがいっぱいの内容。数量限定なので、本格的に家づくりを考えている人は、早めに申し込みを!京都リビング新聞社http://kyotoliving.co.jp/毎年好評の、無料の住宅本「京都でかなえる家づくり」。その2014年度版が5月31日に発行されました。今回もオールカラーで、112ページというボリューム。京都で活躍している工務店や設計事務所の情報が詰まっており、それぞれの特色や特長、個性あふれる施工事例などを豊富な写真で紹介しています。家づくりにかける各社の情熱も伝わってきて、「こんな家に住みたい」というイメージが膨らみそう。申し込めば無料で自宅に届きます。限定5000冊。希望者は、電話、ファクス、もしくは「リビング京都」ホームページから申し込みを。ファクスの場合は左下の記載事項を明記。2次元コード(http://kyotoliving.co.jp/sp/house)からもアクセスできます。●京都リビング新聞社=10120(855)123ホームページ10120(855)123土日祝日除く午前9時30分~午後5時9075(212)8856件名に「京都でかなえる家づくり」と明記を電 話ファクス①氏名(ふりがな)②〒・住所③電話番号④年齢⑤性別⑥建築の種類(新築/建て替え/リフォーム/その他)⑦建築予定の土地あり(約○坪)・なし⑧建築の時期⑨同居予定人数http://kyotoliving.co.jp/4月から消費税が8%になり、さらに来年10月からは10%になる予定。これでは、住宅の購入なんてとても考えられない…という人もいるのでは。でもちょっと待って! 税の負担を軽減するための2つの支援策があるんですよ。1つ目は「すまい給付金」です。これは、消費税率の引き上げによ機種によっては、読み取り・利用できない場合もあります情報満載の112ページ、見やすいオールカラーです住宅本「京都でかなえる家づくり」申し込みはコチラが1冊に「こんな家に住みたい」と「こんな家に住みたい」と知っていますか?2つの住宅購入支援制度る住宅取得者の負担を緩和するためにつくられた制度。金額は住む世帯の収入額によって異なりますが、最大で30万円が給付されるというものです。2つ目の「住宅ローン減税」は、住宅ローンを借り入れて住宅を購入する場合に、金利負担が軽減される制度。毎年の住宅ローン残高の1%を、10年間にわたって所得税の額から控除されます。いずれも申請手続きが必要。詳細は各ホームページでチェックを。■すまい給付金=http://sumai-kyufu.jp■住宅ローン減税=http://www.nta.go.jp施工事例を見ながらイメージをふくらませて0120(855)123巻末のはがきでカンタンに資料請求できます!写真が豊富で読みやすい!特色や特長をわかりやすい記事で紹介リビング京都の全てがわかるサイトです。バックナンバーも、他のエリアのリビングも簡単に閲覧できます。リビング京都のホームページkyotoliving.co.jp

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