リビング京都 西南版 6月28日号
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(2)2014年6月28日(土曜日)西南第1678号「後祭は、にぎやかな前祭と異なり、静かなお祭りという印象でした」と、子どものころの思い出を話す「黒主山保存会」前理事長の大田正樹さん。大田さんは、後祭を構成する山鉾町で結成された「後祭十ケ町打ち合わせ会」の担当理事も務めています。「後祭は曳山(ひきやま)や舁山(かきやま)などの山が多く、地味に思われがち。昨年までの合同巡行では、私たちの順番になると観覧席がガラガラだったことも。そんな状況もあり、分離となると『人出が少なくなるのでは?』と心配する声もありました」そこで同会では、後祭ならではの趣や楽しみをつくり出すべく協議。「後祭の山鉾も、ぜいを凝らした意匠のものが多く、見応えがあるんですよ。ぜひゆっくりと見て回ってください」7月21日(祝・月)〜23日(水)には、各山鉾の朱後祭の復活・復興への〝心意気〞も見届けて今年の祇園祭を、感慨深く迎える人々がいます。復活・復興に関わってきたみなさんに、今の思いや、見どころを聞きました。後祭の各山鉾の朱印を集めると、今年限定の復活記念特製手ぬぐい(500円)がプレゼントされます。先着3500人。引き渡しは7月23日(水)の午後9時まで「後祭十ケ町打ち合わせ会」担当理事・大田正樹さん後祭十ケ町打ち合わせ会趣と楽しみをつくり出していきたい人とのつながりが大きな力に四条町大船鉾保存会1864年の焼失から150年。かつて後祭の最後尾を飾っていた「大船鉾」が復興され、巡行に復活します。「ようやく、ここまでたどり着いた。 〝感無量〞の一言に尽きます」と、「四条町大船鉾保存会」理事長・松居米三さん。実現には「〝人とのつながり〞が大きな力となった」と言います。鉾本体の部品のいくつかは、「菊水鉾」「黒主山」をはじめ、京都市の団体などが寄贈。「歴史にのこる仕事をさせてもらえる」と、材料費のみで協力する職人もいたのだそうです。また、公募で集まったはやし方メンバーの多くは、保存会の役員としても活動。「若い世代が町外からも集まり、町衆の減少や高齢化といった復興への課題を解消してくれました」はやし方代表の吉井さんは「山鉾町外で生まれ育ったメンバーにとって、はやし方は憧れの存在。そろいの浴衣を着て、演奏するだけで満足と思っていましたが、まさか鉾に乗って演奏できるとは。メンバーからは『思いがかなった』との声も。巡行当日は、恥ずかしくないおはやしを披露したい」。松居さんが「人の〝和〞の結晶」と言う大船鉾の巡行が楽しみですね。本番に向け、練習に取り組むはやし方のメンバー。「テンポの変わる市役所前、河原町四条、四条新町が巡行当日の〝聴きどころ〞です」(吉井さん)「鷹山の歴史と未来を語る会」目指すは、2026年の復興です「鷹山」の居祭で飾られる3体のご神体。「今後はオリジナルグッズやイベントなども考案し、復興への足がかりにしていきたいですね」(山田さん)。居祭は7月22日(火)・23日(水)「鷹山」は1826年の災害で大部分を破損して以来、〝休み山〟として、残された懸装品を飾る「居祭(いまつり)」を継承しています。「幼な心に『うちの町には、なんで山鉾がないんや』と。山鉾のはやし方はみんなのヒーローでしたから(笑)」そう話す山田純司さんは、復興を目指す町内外の有志と「鷹山の歴史と未来を語る会」を結成。2年前から勉強会やおはやしの復活などに取り組み、今年の祇園祭でははやし方の公開練習会と笛の奏者・藤舎名生(とうしゃめいしょう)さんの演奏会を行うことに。「町内のマンション住民の方や、専門学校の生徒さん、近隣の町の方、ほかの山鉾の方々、行政や市民…。みなさんのお力をお借りできた「四条町大船鉾保存会」理事長・松居米三さん躍動感あふれる曲線、力強く大胆な直線━。大船鉾の裾幕と音頭取りの衣装をデザイン・制作したのは京都市立芸術大学の学生たちです。授業の一環として、学生8人が手がけました。担当教員の吉田雅子さんによると「文献の記録では、色は白に紺、デザインは青海波という文様が基本。伝統を尊重しながらも、〝今に生きる〟デザインを課題としました」とのこと。「動いたときや遠目にも見映えするよう配慮。大船鉾のみなさんの意見も聞き、改良を重ねていきました」と、衣装を担当した西田千紗さん。その結果、「素晴らしいものを作ってもらった」と喜ばれたそう。「多くの人とさまざまな技術によって伝統がつながっていると実感。そのつながりに関われたことに、感動と喜びでいっぱいです」(西田さん)「伝統に向き合い、ときには厳しい要望にも応えていくうち、作品がどんどんレベルアップ。学生のがんばりと成長にも感動しました」(左/吉田さん)。「祇園祭で、自分の作品の晴れ姿を見るのが楽しみです!」(西田さん)こちらの大船鉾の裾帯や、音頭取りの衣装を学生たちがデザイン。巡行当日をお楽しみに!伝統に新たな息吹を!学生たちの熱意が彩る大船鉾印を集める「後祭十ケ町ご利益巡り」が実施されます(午後1時から9時まで)。同期間中、山鉾の解説スタッフの配置もあるとのこと。「今年は、後祭の心意気の見せどころ! 誇りを持って後祭に取り組んできた先人たちにも、いい報告ができるような祭りにしていきたいです」らありがたいです」焼失から200年後の2026年を復興の目安に、という山田さん。「環境が整えば、早まる可能性も。今年はスタートラインに立ったところです」公開練習会は7月15日(火)午後7時~。「ちおん舎」(中京区衣棚通三条上ル)にて。見学料は1000円。申し込みは山田さんまで、メール(j-yamada@yamaoto.co.jp)にて。先着50人。プレゼントします〒604-8560(住所不要)京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページ・ケータイで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募をパソコン→http://kyotoliving.co.jpケータイ→右上の2次元コード(http://kyotoliving.co.jp/m/)からアクセスを2次元コード対応機種のみ利用可1フランス直送「ベルキューブ」4タイプをセットで「ベルキューブ」(輸入元ベル ジャポン/東京都港区)は、フランス直送のキューブ型チーズです。「プレーン」をはじめ、お酒の種類に合わせてフレーバーを3種類ずつ詰め合わせた「赤ワインセレクト」「白ワインセレクト」「ビールセレクト」の4タイプ。7月1日(火)から実施される「サマーパーティ!キャンペーン」を記念して、同商品4タイプをセットで読者10人に。ベルキューブ・プレゼント事務局=☎03(5319)75652新パッケージの「サランラップ」3サイズ旭化成ホームプロダクツ=10120(065)402希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。7月4日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切り「サランラップ」(旭化成ホームプロダクツ/東京都千代田区)は、1960年に発売がスタート。6月1日、鮮やかなパッケージデザインにリニューアルした〝6代目サランラップ〟がお目見えしました。これを記念して、8月31日(日)までキャンペーンを開催。同商品3サイズ(30㎝×50m、22㎝×50m、15㎝×50m/1933円相当)をセットにして読者6人に。☎075(212)4411まで広告掲載のお問い合わせ・お申し込みは
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