リビング京都 東南版 7月19日号
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丹後地方の山間部、京丹後市峰山町は「羽衣天女伝説」の舞台です。ある日、三寧衛門(さんねも)という狩人が磯砂(いさなご)山に出かけると、山の中腹にある女池(めいけ)で水浴びする天女たちの姿が。三寧衛門はその中の1人の羽衣を隠し、天に戻れなくなった天女と夫婦に…というお話。 物語の舞台の磯砂山は、地元では「聖なる山」として知られています。ふもとには、天女と三寧衛門の間に生まれた長女をまつった「乙女神社」があり、お参りすると美しい女の子を授かるといわれています。同神社近くの施設「天女の里」には、絵や紙人形で物語のあらすじを説明した展示もされているので、併せて訪れてみては(入館無料)。 乙女神社/北近畿タンゴ鉄道「峰山」駅からタクシーで約20分。天女の里/京丹後市峰山町鱒留1642、☎0772(62)7720嶋子と乙姫が出会ったといわれる「福島」。ここには、乙姫さまをまつった祠(ほこら)もあるのだとか(写真提供/丹後語り部の会)◇2面に続く撮影/児嶋肇ほかイラスト/かわすみみわこ【DATA】福島・嶋児神社/北近畿タンゴ鉄道「網野」駅から丹海バス弥栄網野砂丘線で約10分、「日吉橋」停すぐ。福島へは徒歩で渡ることができます 観光客向けに地域の民話などを披露するほか、イベントなども企画しています福島を望む浜側にある「嶋児(しまこ)神社」。嶋子がまつられている神社で、ウミガメに乗った嶋子の石像もあります自然豊かな丹後地方に残る民話の中でも、8世紀前半から編さんが始まった「丹後国風土記」に収められている「浦島伝説」は特に有名です。「浦島伝説の主人公は、今は『浦島太郎』と呼ばれていますが、あれは室町時代以降に付いた名前」と、「丹後語り部の会」代表の久保善康さん。京丹後市網野町には、「丹後国風土記」の浦島伝説がアレンジされた形で地域に伝わっています。「網野町に伝わる浦島伝説では、網野の海に浮かぶ小島『福島』が出てきます。嶋子はこの島で育ての親や乙姫さまと出会ったとされていますが、『丹後国風土記』にはそうした記述はありません」わざわざ物語に付け加えるほど、昔の網野の人たちにとって特別な島だったのかもしれませんね。また、網野町の浦島伝説にはオリジナルのラストシーンが。玉手箱を開け、老人になってしまった嶋子は、怒って自分の顔のしわをむしり取り、自宅近くのエノキの木に投げつけたため、その木の樹皮がしわだらけになった、というものです。嶋子のやるせなさが伝わりつつも、どこかユーモラス。「その木は『しわ榎』と呼ばれ、銚子山古墳の近くに実在していました。数年前、風雪などで倒れ、現在は幹の部分しか残っていませんが、隣では若木が育っています」標高661mの磯砂山。頂上には天女のレリーフがあり、中腹には女池も残っています浦島伝説、出会いの舞台は日本海に浮かぶ島!?浦島伝説、出会いの舞台は日本海に浮かぶ島!?網野駅嶋児神社天女の里福島峰山駅北近畿タンゴ鉄道磯砂山日本海乙女神社編集/内山 掲載日:0719 出稿表:1-8 サイズ:全8 記事名:フロント1面_民話制作松原出力→編集部●●宛2014年7月19日1681号即提示宣言価格ハウスドゥ! イメージキャラクター古田敦也氏(元プロ野球選手)京都市山科区竹鼻堂ノ前町46番地1 三井住友生命京都山科ビル1F 国土交通大臣①第8077号不動産売却のことお気軽にご相談下さい家・不動産買い取ります!あなたの10120-350-340(受付時間9:00~20:00 年中無休)1 0120(855)123土日祝除く 午前9時30分~午後5時 http://kyotoliving.co.jp/リビング京都検索本誌・送料とも無料の住宅本です2014年度版家づくり京都でかなえる
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