リビング京都 西南版 9月20日号
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(2)2014年9月20日(土曜日)西南第1688号学校の図書室と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか。本がギッシリ詰まった背の高い書棚、整然と並んだ机といす。そして私語は厳禁。そんな、〝いかにも〞という図書室からほど遠い造りなのが、京都市立洛央小学校の「ブックワールド」です。簡単に動かせる台形のテーブルに、読んで面白かった本は、その面白さに共感してくれる人にすすめたい、もらってほしい! 「京都ヒトマナビカフェ」(下京区四条通烏丸西入ル 第3田源ビル4階)で行われている「コリーディングカフェ」は、まさに、それが実現できいろいろな高さと色のいす。床にはグリーンや水色のカーペットが敷かれ、天井からは自然光が差し込んで…と、とても自由な雰囲気です。このブックワールドは、有隣教育財団の寄付を活用して、今年3月に完成。昨年の夏から、当時の6年生と、京都大学大学院工学研究科の教授・門内(もんない)輝行さんと研究室の学生とがプロジェクトを組み、ワークショップを重ねてつくり上げたものです。子どもたちの要望がいっぱい詰まった夢の図書スペースです。読んだ本の内容を発表したり、映像を鑑賞するスペースもあります。「机で本を読むこともできるし、寝転がって読むこともできる。また、本をテーブルに持ってきて読むこともできるし、コミュニティーカフェ「まちの学び舎ハルハウス」(北区紫野十二坊町16│16)の本棚にある、およそ30冊の絵本や分厚い小説。これらは、市民グループ「居場所いいばしょ」のプロジェクト「ことしょ」の本です。「もともとは、『京都市未来まちづくり100人委員会』の、誰もが気軽に集まれる〝居場所づくり〞から始まった企画。その居場所をより魅力的にするために、各家庭に眠っている本の寄贈を受けて設置するというアイデアから生まれたのが『ことしょ』です」とは、同委員会の委員で、「居場所いいばしょ」の代表・岡田泰弘さん。軽いいすを本棚のほうへ持っていって読むこともできます。いろいろな読み方ができることで、本を読む子どもが増えるのでは」と門内さん。子どもたちの反応はどうですか?「ブックワールドができて、友だちと一緒に本空間全体のコンセプトは、「未来・宇宙」「自然・原っぱ」「暮らし・住まい」本の魅力を話しているうちに、相手がどうしてその本を読んだかなど、その人の背景も知りたくなるようです京都大学大学院工学研究科の教授・門内輝行さん(中央)と、大学院生の髙木雄貴さん(右)、酒谷粋将さん。赤いテーブルは、テントウムシがモチーフ。中央には穴が開いているんですよ!さずに帰っていくことが多いでしょう。でもここは、本を買わずとも立ち寄れる場所で、しかもバースタイル。お酒を飲めて、ちょっと気持ちもオープンに。話も弾みます」毎回、「そば」や「寄せ植え」といったテーマを設定し、それに合わせたトークショーやワークショップを同時開催。さらに、テーマに沿った本も並びます。トークショーなどが終わったら、本を読んだり、食事やお酒を楽しみながら、各人自由に過ごせます。気に入った本があれば、もちろん購入も可能ですよ。参加費は1000〜4000円程度(食ベ物と飲み物付き)。スケジュールなどは大喜書店のfacebook(https://www.facebook.com/daikibookstore)で確認を。一昨年の秋から企画がスタートし、「まちの学び舎ハルハウス」のほか、「東山いきいき市民活動センター」「新大宮みんなの基地」「中京区役所朝蜂カフェ」の4カ所で取り組みが行われています。場所によって冊数は異なりますが、多いところでは、200冊ほどあるところも。本は持ち帰って読んでも、その場で読んでもOK。誰もが自由に利用可能。「それぞれ、どんな人が訪れる場所なのかを考えて本のジャンルや内容を決めています」(岡田さん)とのことなので、4カ所を回ってみるのもおもしろそうですね。を読む子どもが増えました。この空間をどんなふうに使うかということをワークショップで話し合うなど、みんなの意識がこの空間に向いていると思います」(同校校長の森江里子さん)※一般の見学・利用はできません「居場所いいばしょ」代表の岡田泰弘さん、人見國裕さん、平井健さん(左から)。ここ、「まちの学び舎ハルハウス」には、子どもから大人まで楽しめる本がそろっています以前のイベントの様子。毎回、200〜300冊が並びます。一般的なものから、ちょっぴりマニアックなものまで、岡田さんの本のセレクトも楽しみでする場所。参加者は好きな本を持ち寄り、その本の魅力について、ほかの参加者と1対1で、10分程度話をします。全員と話をし終わったら、参加者はどの本が欲しいかを投票。本の持ち主は、結果を見たうえで、誰に自分の本をあげたいかを決めます。「読みたい」という気持ちと「読んでほしい」という気持ちの橋渡しをするのが「コリーディングカフェ」なのです。取材に訪れた日に集まっていたのは20〜30代の4人。記者が見学をしていて驚いたのは、初対面にもかかわらず、すぐに話が盛り上がること。どんな本かということに加え、普段読んでいる本は? ほかにおすすめの作家は? そんな〝本トーク〞に花が咲いていました。「共通の話題があるので話しやすかった」という参加者が話す通り、読書好きであるという共通点がお互いの距離をぐっと近くにしてくれているようです。次回は9月23日(祝・火)午前10時30分開催予定。先着20人。参加費1080円。申し込みは、京都ヒトマナビカフェ=☎075(255)5310=へ。「毎回10~20人ほど集まります。立ち飲みのような気軽な感じで来てください」と大喜書店店主の岡田大次郎さんお酒を飲みながら好きな本について語り合うイベントが「BOOK BAR」。毎月第3金曜日に町家ギャラリー「nitera shinka(ニテラ シンカ)」(中京区新烏丸通二条上ル)で開催されています。主宰者は、建築関係の本を中心に扱っている「大喜書店」の岡田大次郎さん。「書店だと、ぶらりと人が入ってきて、何も話学校の図書室と聞いていろいろな高さと色のいいろいろな高さと色のいいろいろな高さと色のい寝転がって本を読んでも、ここならOKに町家ギャラリー「nitera shinka(ニテラ シンカ)」(中京区新烏丸通二条上ル)で開催されています。主宰者は、建築関係の本を中心に扱っている「大喜書店」の岡田大次郎さん。人が入ってきて、何も話な本について語り合うイベントが「BOOK BAR」。毎月第3金曜日に町家ギャラリー「niな本について語り合うイベントが「BOOK BAR」。毎月第3金曜日に町家ギャラリー「niお酒を片手に本談議読んで面白かった本る場所。参加者は好きな読んで面白かった本読んで面白かった本る場所。参加者は好きな面白さが分かる人が、もらえます!〝みんなの居場所〟を活性化プレゼントします〒604-8560(住所不要)京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページ・ケータイで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募をパソコン→http://kyotoliving.co.jpケータイ→右上の2次元コード(http://kyotoliving.co.jp/m/)からアクセスを2次元コード対応機種のみ利用可1ジュレのお酒「果莉那―Carina―」150mlパウチをジュレのお酒「果莉那―Carina―」(宝酒造/京都市下京区)は、とろりとした口当たりと程よい甘さが特長のリキュール。同シリーズの150mlパウチ(214円)が9月22日(月)に新発売されます。フレーバーは、「マンゴーヨーグルト風味」「もも杏仁風味」「いちごミルク風味」の3種類。同商品1箱(24パック入り)を、読者3人に。※フレーバーは選べません。応募は20歳以上宝酒造=☎075(241)5111希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。9月26日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切り22通りの使い方ができる「デザインピアス」セシール=10120(708)888セシール(東京都中野区)のファッションブランド「IMAGE(イマージュ)」は、今年、カタログ創刊30周年を迎えました。記念号「イマージュコレクション2014秋冬号」には、今シーズンおすすめのファッションや雑貨などが多彩にラインアップ。「デザインピアス」(2149円)は、パーツを分割すれば2通りの使い方ができます。この商品を、読者5人に。☎075(212)4411まで広告掲載のお問い合わせ・お申し込みは

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