リビング京都 東南版 3月28日号
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◇2面に続く深い思いがあるのです「娘として」の思いを込めて真珠のネックレスをプレゼント結婚するとき、両親から贈り物をもらう人は多いと思います。新しく買ったもの、受け継いでほしいもの、手作りのもの、メッセージ―。どれにもすてきな家族のストーリーがあるようですね。「親から子への贈り物」に関する読者アンケートの中から、5人のすてきなエピソードを紹介します。一昨年、次男に「結婚したい」と紹介されたのは、「京都から遠く離れた沖縄県在住の女性でした」という、藤川アサミさん。「結納など儀礼的なことは省略して、両家でふたりの新生活をバックアップしてはいかがでしょうか?」と先方の両親に提案しました。しかし、後日「遠方から京都に嫁がせるご両親の身になると、それでは不安に思われるのでは…」、そんな思いに駆られたそう。そこで、「ご家族を安心させたい」と考えをめぐらせた結果、アコヤ貝の真珠のネックレスを、息子の妻となる人にプレゼントをすることに。というのも、藤川さんは、縁があって自分の娘となった女性には、母として人生の節目に同じものを贈っていたとか。「〝私の娘のように大切にします〞という意味を込めてこの贈り物を選んだ」と言います。「食事会の席で渡したので、お母さんとお嬢さんが手を取り合って喜んでくださり、『うちの子は幸せだ』なんて言葉もいただきました。息子は私の隣で照れくさそうに『聞いてないよ』とポツリ(笑)」現在は、夕飯のおかずを届けたり、一緒に買い物に出かけたりと、いい関係が築けているそうですよ。右京区在住 藤川アサミさん(50歳)仕事、家事と大忙しの藤川さん。この日も「これから息子家族が夕食を食べにくるの」とうれしそう「愛情のこもった料理を家族に」と母が一式そろえてくれた調理器具結婚が決まった際、母の和美さんから贈られたものは、調理道具一式だったという清枝萌子さん。「母が結婚したとき、新居に行くと義母が調理道具一式とカツオ、コンブを含めた調味料をすべてそろえてくれていたそうです。義母からの『今日からあなたがやりなさい』というメッセージがとてもうれしかったんだとか」。その体験から、和美さんは〝自分の娘が嫁ぐ時も必ず〞と決めていたと言います。「毎日だしをとり、ゴマをいり、あえ物を用意する…そんなふうに丁寧に作られた母の料理を食べて育ってきました。今、私も母に習い、だしをとり、鍋でお米を炊くことに始まり、なるべく一汁三菜の食事を用意するよう心がけています」時には、2歳の椋(むく)くんも一緒にキッチンに立ち、「愛情を持って作ること」の大切さを伝えています。「みんなで食べるとおいしいね」と話す椋くん。3代にわたって引き継がれているのは、食の大切だけでなく、家族の温かなだんらんのようです。左京区在住 清枝萌子さん(27歳)清枝さんと椋くん。実際のお手伝いでは、キュウリを切ったり、盛りつけたりしているそうですよ次男のお嫁さんに贈ったネックレス。「質が良く、長く使えるものをと思い、子どもたちへのプレゼントは真珠に」「愛情のこもった料理を家族に」と「愛情のこもった料理を家族に」と「毎日だしをとり、ゴ※アンケートは、リビングWeb会員に実施。有効回答数455人真珠のネックレスをプレゼント真珠のネックレスをプレゼントお嫁 さんへ母から「家族が増えることを見越して、大きめの鍋を用意してくれたようです」と清枝さん。今はその大きなお鍋が大活躍しているそう2015年3月28日1711号空家の活用(売却・賃貸・リフォーム)専門会社10120-86-9334レアル

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