リビング京都 中央版 4月4日号
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(2)2015年4月4日(土曜日)中央第1712号編集/内山 掲載日:4/4  出稿表:002-6  サイズ:全8 記事名:フロント2面制作中尾出力→編集部内山宛悲しみを知るからこそ実感できる、笑顔の素晴らしさ「ありがとうございました、いってらっしゃいませ!」にこやかに客を送り出す吉野明彦さんは、三条室町にある欧風カレーハウス「GANESH(ガーネッシュ)」の店主です。吉野さんが18歳で就職したのは京都府警。殺人事件や強盗事件の捜査や検死に携わるなど、悲しみに触れる現場に身を置くうち、人と笑顔で接する人生も生きてみたいと思うようになったそうです。そこで、気力も体力もあるうちにと52歳で早期退職。第2の人生の相棒に決めたのは、スパイスの組み合わせに無限の可能性を感じていたカレーでした。もともと料理は好きだったとはいえ、接客の経験はゼロ。そんな吉野さんが向かったのが、「東京ディズニーシー」。ここで9カ月間働くことになったのです。「とにかく日々勉強でした。『ありがとうございます』とか『申し訳ございません』というお客さまへの言葉にも慣れて(笑)。お客さまに笑顔であいさつをして、笑顔で見送る。効率よりも安全や礼儀正しさを優先する考え方が参考になりました」オープンは昨年12月。「今はまだ動き出したばかり。足を運んでくれた人には、カレーを食べて笑顔になってもらいたい。不安はあるけれど、自分も笑顔で頑張りたいと思っています」吉野明彦さん(54歳)宮﨑香菜子さん(35歳)榊間(さかきま)淳一さん(32歳)吉野明彦さん(54歳)「最初は甘みを感じて、そのあと辛みがくるような、ちょっとひねったカレーです」と吉野さん。ビーフカレー650円ターゲットは女性長年の思いが花開きました昨年12月、女性用下着のネットショップ「KASANE(かさね)」を立ち上げた宮﨑香菜子さん。起業第1号の商品は、本体に装飾用のカップを重ねてつけるブラジャー。素材は滋賀県の長浜ちりめんを使い、装飾用カップには「手描き友禅」や「辻が花染色」を施しています。「装飾は若手の職人さんたちが手仕事で仕上げたもの。職人さんたちの作品発表の場にもなればとの思いもあって」学生のころから、いずれは起業をと考えていた宮﨑さん。家業を手伝いながらセミナーに通って経営を勉強していた時期もあったのだとか。そんな宮﨑さんが目をつけたのが、女性用下着だったのです。「女性は着るものにお金を使うし、下着は必ず身に着けますから」。結婚・出産後も、試作を繰り返して準備を進めてきましたが、子育てをしながらなのでなかなか進まないことも。「それでも夫や家族がフォローしてくれたので、前向きに頑張って来れました」と宮﨑さん。実は、カップに伝統工芸の技術で装飾するというのも、アパレル業界で働いた経験のある夫からのアドバイスだったそう。宮﨑さんのさらなる夢は、「主婦がやりたい仕事をして、収入を得られる環境をつくる」こと。既に、商品の縫製は研修を受けたママ友に発注するなど、その夢も動き出しています。現在はブラジャーのほか、ガウンやショーツの商品開発も行っています。「縫製やデザインは、それにたけている人にまかせて、私は表に出て商品をアピールするのが仕事」とやる気十分榊間さんになぜそんなに京都が好きなのかを尋ねると、「〝どこが〟とか、〝なんで〟とか説明できない。好きってそういうものですよね」京都府警時代の吉野さん。取材時も刑事時代の話をするときは、笑顔が一転、表情が引き締まりました2010年に生まれた長女・明日美(あすみ)ちゃんと。妊娠中からこの事業のことを考えていたとかツアー客を案内するバスの中では、楽器を弾く場面も。明るい性格で場を盛り上げます思い切って新しい人生の扉を開けた5人。取材をしていて気が付いたのは、その転身の土台に、それまでの経験が生かされていること。一見つながりのない業種であっても、在職中の出来事がヒントをくれたり、気持ちを強くしてくれているよう。夢をかなえるためには、〝今日の体験〟も大切なんですね。会計ソフトなどの販売をする仕事から旅行の企画・営業へと転身した榊間(さかきま)淳一さん。関東出身で、岐阜・名古屋で働いていた榊間さんが、京都の旅行会社への転職を決めたのは、幼いころから鉄道に興味があり旅行が好きだったこと、それから祖母宅があり、大学時代を過ごした京都で働きたいという気持ち。「前の会社では7年半働きましたが、どうしても仕事を面白いと感じることができなかったんです。それですごく悩んでしまって。本当に自分がやりたいのは何なのか、何が好きなのかを考えたときに浮かんだのが、その2つだったんです」退職し、京都に本社がある旅行会社を探した榊間さん。そこで出合ったのが昨年1月から勤務している西大路御池の「ビューティフルツアー」です。メディア営業課に所属し、法人営業のほか、旅行の企画や企画した旅行の添乗も行っています。先月からは、企画に参加した京都の街歩きを楽しむ〝まなびとたび〞という新しい商品がスタート。テーマごとに、専門家に街を案内してもらう学びを重視したツアーです。「京都に本社があるこの会社だからできることを企画したい。やりがい、ものすごくあります!今にして思えば、悩んだ時期も人生に必要だったんですね」と力強く語ってくれました。悩んだ末に見つけた、京都と旅行に関われる〝天職〟悩んだ末に見つけた、悩んだ末に見つけた、悩んだ末に見つけた、悩んだ末に見つけた、1花キューピット加盟店で使えるギフト券2「京都よみがえる大恐竜博」の招待券を親子5組に希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。4月10日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切り今年の「母の日」は5月10日(日)。全国約4000店が加盟する配達ネットワーク「花キューピット」(花キューピット協同組合/東京都品川区)の近畿ブロックでは、「母の日キャンペーン」を実施中。赤いカーネーションの花束やアレンジメント、鉢物などがそろっています。全国の加盟店で使用できる「花とみどりのギフト券」(3000円分)を、読者5人に。母の日キャンペーン事務局(富士アドマックス企画内)=☎06(6352)3227京都よみがえる大恐竜博事務局=☎075(211)3632「京都よみがえる大恐竜博」(京都パルスプラザ/京都市伏見区)が、4月29日(祝・水)~5月6日(休・水)に開催されます。全長15mのティラノサウルスをはじめ、13体の〝実物大ハイテク恐竜〟が登場。恐竜の時代を再現した精巧なジオラマや本物の化石など、見どころがいっぱいです。親子ペア招待券(当日大人1400円、3歳~小学生1000円)を、読者5人に。■〒604-8560(住所不要) 京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募を2次元コード対応機種のみ利用可■http://kyotoliving.co.jp (スマートフォン・ケータイは右上の2次元コードからアクセス可) ※ホームページからの場合は「Web会員」の登録が必要ですプレゼントします

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