リビング京都 中央版 5月23日号
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(12)2015年5月23日(土曜日)中央第1716号取材時は、一人で来た人や友人連れ、20歳代から80歳代まで、約20人が来訪。メモを取りながら熱心に読書する人もいれば、初対面の人同士が自己紹介しあい、会話が盛り上がる光景も見られました。また、この日は兵庫さんの友人によるギターの弾き語りも披露され、懐かしい曲では自然に歌声が。「久しぶりに本をゆっくり読んで、歌って、気持ちが若返ったよう」「読書より、おしゃべりに夢中で」とみなさん、笑顔で話してくれました。「若い人、市内全域からの参加も大歓迎! 今後は、開設時間や回数を約3000冊の本に囲まれ、読書を楽しんだり、おしゃべりしたり。毎月第3日曜日、山科区で「シニアけんこう図書室」が開かれています。自宅の離れを開放しているスペースだけあって、わが家のようなくつろぎ感。お気に入りの本を手に過ごしてみませんか。世代を超えた交流や発表の場にも増やし、世代を超えた交流や、朗読会、カラオケなども企画して有効活用していければ。互いに見守り、支え合うつながりが生まれ、優しさが〝こだま〞するように広がる地域の拠点にしていくことが目標です」シニアけんこう図書室は毎月第3日曜日、午前10時〜午後3時に開設。参加無料。飲食自由。山科区御陵別所町110―1(御陵交番から東へ徒歩5分)。問い合わせは、兵庫さん=4090(8702)7541=へ。「シニアけんこう図書室」で、読書や会話を楽しむみなさん。「たくさんの人に読んでもらって、本も喜んでいると思います」(兵庫さん)兵庫一嘉さん(右)と、図書室の開設や運営にも協力している角谷寛さん。この看板を目印に出かけて兵庫さんの友人のミュージシャン・村田貢さんが、懐かしいメロディーの弾き語りを披露にを通して、本つながりがが開設撮影/山﨑晃治山科に、気軽に集える「シニアけんこう図書室」「いらっしゃい! お好きな場所でゆっくり過ごしてくださいね」。訪れた人を笑顔で迎えるのは、自宅の離れに「シニアけんこう図書室」を開設した兵庫一嘉さん。図書室には、福祉、介護、法律などの専門書をはじめ、文芸雑誌のバックナンバーやミステリー小説などがズラリ。参加者は思い思いに書棚をチェックし、好みの本を手に取って座敷やダイニングへ向かいます。行政書士の兵庫さんは、3年前からボランティアの電話相談員をしており、「一人暮らしの高齢者は、話し相手を求めて電話をかけてこられることが多いんです。この地域にも、人と触れ合う機会がなく、閉じこもりがちになったり、心細い思いを抱く人がいるかもしれない」と感じていたのだそう。日頃から近所を散歩し、高齢者への声かけを実践していた兵庫さん。「気軽に集える居場所も必要と思い、仕事や趣味を通じて収集した、〝積ん読〞〝乱読〞状態の本を活用しようと思いついたんです」半年かけ、友人らと協力して本を移動・整理し、近隣に迷惑がかからないよう防音工事も実施。今年3月から図書室として開放しています。「本を読んだら誰かに感想を話したくなったり、お気に入りを勧めたくなる。本が好きな人には、外出のきっかけになるのでは。本を通して、多くの人との出会いを楽しんでほしいですね」広がる場広がる場●主な配布地域=北区・上京区・中京区・下京区・左京区・南区・東山区・山科区●配布部数=193,780部(2009年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計490,330部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページではhttp://kyotoliving.co.jp無料の

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