リビング京都 西南版 5月23日号
12/12

(12)2015年5月23日(土曜日)西南第1716号学校・学年を越えた交流拠点に 地下鉄「太秦天神川」駅から、西高瀬川沿いを西へ歩くこと約8分。左手に立つ家の前で、長い板を持つ2人組を見つけました。 「看板をつけようかと考えていたんです」と話すのは、「UFYD」の主宰者の1人、新妻人平(じんぺい)さん(34歳)。一緒にいたのは、近所に住む中学3年の男子生徒です。 「UFYD」は中・高校生のためのフリースペース。同区内に住むデザイナー・新妻さんと、区民にまちづくりについての助言を行う「右京区まちづくりコンシェルジュ」の山田大地さん(26歳)が 「UFYD」の話が持ち上がったのは昨年2月。地域活動に関心のある人が集まる「まちづくりキャンバス@右京」での話し合いがきっかけでした。 「青少年活動センターのように若い世代が自由に使える場所を右京区につくろうと、山田さんと意気投合したんです。学校、学年の垣根を越えて交流する機会はなかなかありません。気軽に集まれる〝部室〞を目指しています」 以前はお好み焼き店だったというこちら。今後は壁の色やインテリアを変えたりと、利用者と空間づくりをしようと考えているのだとか。 「本職はデザイナーな4月に開きました。火〜木曜、午後5時〜9時に開放されています。 机といすが並ぶ室内の広さは約10畳。皆さん、ここでどんなことをしているのでしょう。 「雑談、自習、工作など、使い方は人それぞれ。ホワイトボード、パソコン、プリンターも用意していますよ」(新妻さん) ふらりと遊びに行くのもOK。訪れた人と、室内のデザインを相談することもあるそうで、この日は2人で看板や家具の配置について考えていました。「板はこれにしようか」「本棚もあると便利」と盛り上がっています。よくここに来るんですか? 「お母さんに聞いて、今日初めて来ました。部屋の模様替えは楽しいし、工作も好き」 「なかなか鋭い意見を言ってくれるんです。机の配置換えのアイデアも出て、さっそく向きを変えました」と、新妻さん。ので、そのノウハウを生かせたら。集まる人たちと一緒に、居心地のいい場所にしていきたい。ここが拠点となって、地域の活動やイベントなどが生まれる日が来ればうれしいです」 子どもたちが仲間と過ごせる場所。新たな取り組みの実現にも注目したいですね。 「UFYD(右京未来若者デザイン部)」(右京区太秦松本町5―67)は地下鉄「太秦天神川」駅から徒歩約8分。問い合わせは「UFYD」=☎075(777)8167=へ。利用無料(貸し切りを希望の場合は要相談)。対象は中・高校生(18歳〜30歳の利用については問い合わせを)。予約不要。中・高校生の居場所を右京区に! そんな思いでつくられたのが「UFYD(右京未来若者デザイン部)」。学校・学年の垣根を越えて集まれる〝部室〟で、新たな友情も芽生えそうです。撮影/中尾泰晴地域の中・中中自由に集える居場所が右京区にできました「文字は何色にする?」「濃い色が見やすいから、黒か青にしよう」。外に看板をつけようと計画中です今後、看板を設置予定。入り口には棚などを作るための木材もありました「学校とは違う、同世代の若者の交流の場所になれば」と話す新妻さん高校生、みんなの〝部室〟●主な配布地域=右京区・南区・西京区・向日市・長岡京市・大山崎町・伏見区●配布部数=151,535部(2009年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計490,330部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページでは無料のhttp://kyotoliving.co.jp

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です