リビング京都 東南版 6月27日号
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(2)2015年6月27日(土曜日)東南第1721号「不登校生・高校中退者のための学校相談会」新たな進路を見つけるために、参加してみませんか6月28日(日)午後1時~4時、京都産業会館「きらっ都プラザ」にて開催京都リビング新聞社京都リビング新聞社では、新しい道を模索している人を応援しようと「不登校生・高校中退者のための学校相談会」を開催します。6月28日(日)、京都産業会館「きらっ都プラザ」で実施。対象は、不登校の中学生や高校生、高校を中退した人。保護者も参加できますよ。会場には、「通信制・単位制高校」「サポート校」「高等専修学校」「高卒認定予備校」など、さまざまな特色を持つ協賛各校が集まります。これまでに開催した同相談会では、「今の学校が自分に合わない」「集団生活になじめない」といった理由で不登校や中退に至った人が参加。「個別相談ブース」で、各校の担当者とじっくり話し合う姿が数多く見られました。各校の情報が入手できる「パンフレットコーナー」も設置。相談会は申し込み不要で、入退場自由。参加無料。気軽に来場を。午後1時30分~2時10分には、「教育講演会」も実施されます。同志社大学・政策学部教授の太田肇さんが、「子どもが一歩踏み出すための接し方」をテーマに話してくれます。当日先着50人(事前申し込み不要)、聴講無料。会場でアンケートに回答すると粗品がもらえます。来場先着100人には、冊子「保護者のための学校選び(不登校・中退生の進路ブック)」(オー■個別相談ブース参加校(順不同)長尾谷高等学校神村学園高等部通信制課程 京都学習センターNPO法人 NIWA教育相談室トライ式高等学院第一学院高等学校京都つくば開成高等学校京都美山高等学校ゴールフリー高等学院青山ビューティ学院高等部 京都校飛鳥未来高等学校クラーク記念国際高等学校 京都キャンパスKTC中央高等学院※上記参加校以外のパンフレットもあり■開催日/6月28日(日) 相談会=午後1時~4時※入退場自由、都合のいい時間に来場を教育講演会=午後1時30分~2時10分■ 会場/京都産業会館「きらっ都プラザ」4階展示場■交通/地下鉄「四条」駅北口・阪急「烏丸」駅西口から徒歩約2分(26番出口へ)※当日の問い合わせは、京都産業会館=☎075(211)4506(代)=へルカラー64ページ)のプレゼントもありますよ。各校が一堂に会するので、それぞれの特色を比較してみて。学校生活で足踏みしてしまっている人にとって、成長への足がかりを探すいいチャンスになるかもしれませんよ。日時や会場など詳細は表参照。〈問い合わせ〉京都リビング新聞社=☎075(212)4856。午前10時~午後6時(土日・祝日休み)太田肇さん同志社大学教授による講演もPP四条通三井住友信託銀行COCON烏丸滋賀銀行大丸綾小路通駐車場入口阪急烏丸駅地下鉄四条駅●●●●●池坊短大室町通市営駐車場烏丸通★きらっ都プラザ写真はイメージです山鉾が〝動く美術館〞と称されるのに対して、〝静の美術館〞と呼ばれるのが「屏風祭」。宵山のころ、山鉾町の商店や旧家で所蔵する調度品や美術品が飾られます。北観音山の町内に位置する「藤井絞」では、絞り染め呉服の製造販売業を営む社屋の1階で、北観音山の模型な聖徳太子をご神体としてまつる太子山(油小路通仏光寺下ル)。北区にある「大下工務店」では、太子山の構造部材を組み立てる「作事方(さくじがた)」を、3年前から務めています。「聖徳太子は大工の職業神でもあるんです。大工仲間から、作事方をやってみないかと声をかけていただいたときは、長い歴史を持つ祇園祭に携わる責任の重さを覚悟すると同時に、大きなやりがいと喜びを感じました」と話すのは、同店専務取締役の大下尚平さん(35歳)。山鉾建てには、くぎを使わず、木と縄で組み立てる〝縄がらみ〞という独特の伝統技法が用いられています。同店では「現場での作業が、テキパキと手際よ7月17日の「神幸祭」、24日の「還幸祭」で勇壮に巡行する3基のみこし。その一つが錦神輿会による「西御座」です。錦神輿会は、錦市場商店街の青年部が運営。その会で過去に会長を務めた藤井輝男さん(49歳)は、228年続く酒店「津之喜酒舗」の8代目。小さいときから、みこしに触れてきました。「とはいえ、担がないといけないと言われたことはありません。実際、大学生のころを含め、7年間は、みこし熱が冷めども合わせて披露されます。「以前の店舗からここに移転したときに始めました。昭和9年のことです」とは藤井絞3代目の藤井正昭さん(73歳)。展示されているのは、初代が収集した美術品です。「見物客の目を楽しませる華やかな行事。昔は、く行えるように」と、練習用の模型を製作。祇園祭が近づくと、会社の倉庫で練習を繰り返し、若いスタッフたちにも技術を伝えているそう。「山を支える強度は確保しつつ、巡行時の力のかかり具合によって、部材の種類や縄の巻き方などが使い分けられています。さらに、その仕上がりにも注意を払います」と話す通り、縄のかけ具合の美しいこと。でも、大下さんらが手掛ける櫓(やぐら)部分は胴懸や前懸と呼ばれる、山を飾るたことも」と意外な発言。でも、今は―。「錦で男として生まれたからにはという思いが自然に出てきたんです。それは、ほかの人も同じやと思う」担ぎ手は、錦市場で店を構える〝仲間たち〞が中心。顔を合わせる機会が多いこともみこしを担ぐうえで、メリットがありそうですね。「みこしがあるから普段のコミュニケーションがスムーズなのか、コミュニケーションがあるからみこしが担げるのか調度品に覆われてしまいます。「見えない部分にまで技を凝らす、先人たちの心意気を感じます」と弟弟子の本多良太さん(25歳)。「祇園祭は町内のみなさんによって支えられてきたお祭り。その思いに応えられる仕事を心がけるよう若手には伝えています。受け継がれてきた山を預からせていただけること、未来につなげるお手伝いができることに、晴れがましい気持ちでいっぱいです」(大下さん)…。それはどちらとも言えること。錦とみこしは一体化しているんです」祇園祭のみこしを担げることは、何事にも変えられない誇りと話す藤井さん。「それを若い人に伝えるには背中を見せるしかない、こういった気持ちは言葉にできませんから」。ただ、これだけはということがあるそう。「引き継ぐ人には、まずはこれまでしてきたことを同じようにしてほしいと言います。神事には、絶対に変えたらあかんことがあるんです」。それが伝統を守ることへの責任なんですね。取材を終えて今回、さまざまな立場で祇園祭にかかわる人に話を聞くことができました。取材中、よく耳にしたのが〝責任〟といった言葉。歴史ある祇園祭を滞りなく次世代へと引き継ぐことへの思いですが、その言葉を口にするときの皆さんの顔は厳しく、そして誇らしげでした。祇園祭に出かけ、触れ、感じることもかかわり方の一つです。私たちも、祇園祭の歴史の一部分にあることを意識しながら7月を迎えませんか。太子山が巡行する様子 ※写真提供/太子山保存会模型(とはいえ、ほぼ実物大!)で縄がらみの練習に励む大下さん(手前)と本多さん。太子山の山建ては7月13日(月)。今年の山建てには、新調したばかりのそろいの法被姿で臨むのだそう蔵に保管されている調度品の数々。「今では手に入らない価値の高いものばかり。当日は社員総出でしつらえていますが、扱いには非常に気を使います」と藤井浩一さん続きの4間に、網代(あじろ)を敷きつめて行われる藤井絞の「屏風祭」。「うちは、表の格子越しに鑑賞してもらっています」(藤井浩一さん)※写真提供/藤井絞2㌧以上の重さがある「西御座」。約50人で、交代しながら担ぎます。総勢600人が巡行に参加するそう ※写真提供/藤井輝男さん錦市場内での「かんならし」(飾り金具を鳴らしながら歩くこと) ※写真提供/藤井輝男さん「私たちにとって、祇園祭は特別中の特別。祭りを通して得られる錦の仲間たちとの絆は、そのまま商売の活気にもつながります」と藤井輝男さん。〝京の台所〟を支える人たちは、祇園祭を支える町衆でもあるんです太子山の作事方を務める大下工務店の皆さんもっと多くの家々で行なわれていたんですが、手間暇かかることですし、少しずつ減ってきました。私たちは毎年続けることに誇りを持っています」とは、現在、「屏風祭」の采配を振る4代目、娘婿の浩一さん(44歳)。ただ、時代に合わせて変える柔軟性も必要とのことで、「今年は琳派400年との関連で、ゆかりの日本画家・神坂雪佳の作品を中心に飾ろうと思っています」。浩一さんの小学2年生の息子は、今年の秋、祇園祭の囃子(はやし)方に入る予定なのだそう。「せっかく山鉾町に生まれたんですから、毎年やることをよく見て、自分で感じ、考えていってほしいと思います」「屏風(びょうぶ)祭」を行う藤井絞4代目・藤井浩一さん見物客の目を楽しませ続けることに感じる誇り模型の山を使って技術と美しさを継承します〝背中〟を見せてこそ、伝わることも錦神輿(にしきしんよ)会・藤井輝男さん1書籍「コーヒーゼリーの時間」を7人に2シンガポール独立50周年の記念トートバッグ希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。7月3日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切り産業編集センター(東京都文京区)から、6月24日に「コーヒーゼリーの時間」(1512円)が発刊されました。著者は、喫茶やカフェの紹介本を手がける木村衣有子(ゆうこ)さん。関東・関西のコーヒーゼリーのおいしい店の中には、京都の3店も取り上げられています。店主へのインタビューのほか、コーヒーゼリーの歴史といったコラムも満載。この書籍を、読者7人に。シンガポール政府観光局=☎03(3593)33888月9日(日)に独立50周年を迎えるシンガポール。航空券代などが割引価格になるキャンペーン「シンガポール独立50周年セレブレーション!」が12月31日(木)まで実施されています。一部は8月31日(月)に終了。これを記念して、シンガポール人デザイナーのオリビア・リーさんがデザインした「ナショナルデートートバッグ」(2000円相当)を、読者5人に。産業編集センター=☎03(5395)6133■〒604-8560(住所不要) 京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募を2次元コード対応機種のみ利用可■http://kyotoliving.co.jp (スマートフォン・ケータイは右上の2次元コードからアクセス可) ※ホームページからの場合は「Web会員」の登録が必要ですプレゼントします☎075(212)4411まで広告掲載のお問い合わせ・お申し込みは

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