リビング京都 東南版 7月25日号
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(3)2015年7月25日(土曜日)東南第1725号土日祝除く午前9時30分~午後5時 1 0120(855)123リビング京都検索http://kyotoliving.co.jp/※機種によっては利用できない場合があります2次元コードからアクセス本誌・送料とも京都でかなえる家づくり2015年度版Building Your Dream Home in Kyoto 2015新築・リフォームの情報が満載!2015年度版好評受付中!登場!無料!今すぐお申し込みを!!!歴史ある岡崎エリアこれからの進化に期待できそうまず、ムーサスさん、大島さんは岡崎に対してどのような印象を持っていますか。ムーサス「自宅から岡崎まで、自転車で約10分。子どもを連れての遊びや散策などで、週3回以上来ています。建築家としての専門分野は日本の伝統建築ですが、ここ岡崎は京都では比較的新しい建物、近代建築が多く、また違った雰囲気があるのが面白いですね」大島「私は左京区出身で、小学生のころに遠足でインクラインや動物園などを訪れた思い出があります。今思うと、当時はそれぞれを別々の〝点〞で捉えていましたが、大人になるにつれて、岡崎エリア全体の特殊性に魅力を感じるようになりました」門川「岡崎は、平安時代の院政の拠点となり、貴族の別荘や六勝寺などの寺院が造営されました。明治維新で東京に都がうつると、先人たちは都市衰退の危機を乗り越えるため、琵琶湖疏水の整備、水力発電事業、路面電車の営業という、いずれも日本初の取り組みに挑戦。さらに、京都復興を願う市民によって平安神宮が創建され、時代祭、内国勧業博覧会も開催されました。京都市動物園は、公費だけでなく市民からの寄付によって造られた全国初の動物園なんです。歴史、文化、町衆の力、そして豊かな自然、それらの融合を象徴する場所が、ここ岡崎なんですよ」今年、岡崎一帯が、京都市域では第1号となる国の重要文化的景観に選定されることが決まりましたね。門川「自然や疏水を生かした庭園群、由緒ある社寺、美術館や動物園といった文化施設などがこんな近くに集積しているエリアは日本でも珍しいんです。その価値や魅力が認められたのは、素晴らしいことだと思っています」岡崎エリアの事業スケジュール京都出身。スーク創生事務所代表、一級建築士・技術士(建築部門)。京都岡崎魅力づくり推進協議会マネジャーをはじめ、さまざまな地域づくり活動に参加建築家アメリカ・ニューヨーク出身。マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院で建築を学び、日本の建築に魅せられて21年前に来日。京都に17年間在住し、町家や寺院、店舗の改修や設計を多数手がける座談会の会場は、今月京都市動物園にオープンした「学習・利便施設」。図書室や展示室などの学習施設のほか、外部からも利用できるレストラン「旬菜食健ひな野」やグッズショップも(右から)門川さん、大島さん、ムーサスさんまちづくりや建築の専門家と京都市長が語り合いました京都市歴史、文化、町衆の力が体感できる市民も参加する多彩な取り組みがめじろ押し朝も昼も夜も!家族で楽しめる場所に来年1月には「ロームシアター京都」がいよいよオープン。また、京都市動物園も整備が完了し、京都市美術館のリニューアル事業が進行中です。これからこのエリアがどんな場所になっていけばいいなと思われますか。大島「歴史的にみても、岡崎は 〝スペシャル〞な場所。今なお次々に施設や環境がかわっていき、新しい歴史が確実に積み上げられています。朝は動物園、昼は美術館、夜はコンサートというように、回遊しながら学びや出会いが体験できるエリアになってほしいですね」ムーサス「今日のみなさんのお話で、まだまだ私の知らない魅力がいっぱいあると気づかされました。伝統を大切にしながら、新しいことがどんどん生まれていくこの岡崎は、多くの可能性やチャンスを持っていると思います。ポテンシャルの高いエリアだとあらためて実感しました」門川「お二人の言葉はとてもうれしく、心強いですね。ここに来ると、自然や生き物、寺社や文化施設などを通して、命を感じ、歴史を感じ、先人の生きざまも感じられる。そんな深さと広がりのある新たな楽しみ方を、岡崎、京都から発信できれば。世代や国籍を超えて、あらゆる方々にもっと訪れていただけるよう、市民の皆さんと共に知恵や力を出し合い、京都の魅力を一層高めていきたいと思っています」◇  ◇  ◇  ◇岡崎地域活性化に関する問い合わせは、京都市市民協働政策推進室プロジェクト推進担当(中京区寺町御池上ル)=☎075(222)4178京都市教育長を経て、2008年2月に第26代京都市長に就任、現在2期目門川大作さん京都市長大島祥子さんジェフリー・ムーサスさん動物園のリニューアル、ロームシアター京都の完成いま、岡崎エリアでは、新たな魅力が生まれそうな取り組みが次々と進んでいますね。門川「7月、動物園にはレストランやショップ、図書室などを備えた『学習・利便施設』と、『ゾウの森』がオープン。ラオスから来た4頭のゾウたちが、元気に走り回る姿はぜひ見てほしいですね」ムーサス「私は年間入園券を使って、子どもと一緒によく来ているんですが、それはまだ見たことがないです。来園する楽しみが増えました」大島「レストランが午後9時半まで営業しているのもうれしいですね。岡崎は『夜になると、飲食できる店が少ない』というのも課題のひとつでしたから」大島さんは京都岡崎魅力づくり推進協議会のマネジャーとして、さまざまなイベントなどに関わっていますね。大島「9月に行われる『京都岡崎ハレ舞台』では、市民のみなさんがパフォーマンスを披露する『京都岡崎レッドカーペット』、建物をプロジェクションマッピングなどで演出する『岡崎ときあかり』、アニメ・マンガをテーマにした『京まふ』を同時開催。近隣の飲食店にも、営業時間延長などの協力を依頼中。朝から夜まで、1日たっぷり楽しんでいただけますよ」門川「市民のみなさんの力で新たなにぎわいと文化が創造され、ますます盛り上がっているのがうれしいです」ムーサス「ここ5年くらいで街並みもどんどんよくなっていると感じています。以前は、生い茂った樹木で視界が遮られていたため、外側から施設内の建物や敷地の様子が見えず、それぞれが独立していました。公園などの整備によって見通しがよくなったことで、今はエリアとしての一体感が生まれてきたように思います」門川「冷泉通〜二条通間の神宮道も、歩行者専用の空間に生まれ変わっていきます。〝歩いて楽しい岡崎〞を、満喫してほしいですね」京都市動物館のリニューアル、ロームシアター京都のオープンを控えてどんどん変化していく、京都市の岡崎エリア。その多彩な取り組みについて、「京都岡崎魅力づくり推進協議会」マネジャーの大島祥子さん、建築家のジェフリー・ムーサスさん、京都市長の門川大作さんが、京都市動物園の新施設で語り合いました。司会/山舗恵子(リビング京都編集長)※文中敬称略7月 4日7月11日8月31日(月)9月1日(火)9月19日(土)・20日(日)「京都岡崎ハレ舞台」開催京都市動物園「ゾウの森」オープン京都市動物園 正面エントランス「学習・利便施設」オープン「ロームシアター京都」竣工神宮道歩道整備完成(予定)2015年1月10日(日)「ロームシアター京都」オープン2016年京都市美術館リニューアルオープン(予定)2018年度中

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