リビング京都 西南版 10月24日号
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◇2面に続く池の中にあった飛び石の上に立つ吉崎さん。撮影後、池の隅から出土した2つのつぼを見て、「池の中で飼われていた金魚などの寝床だったのでしょう」と解説してくれました撮影/桂伸也、ナリタナオシゲ、舟田知史ほか京都市考古資料館の展示の一例。土師(はじ)器と呼ばれる土器で、形、大きさ、製作技法で年代が分かるのだそう2014年、御幸町通竹屋町上ル毘沙門町近辺で出土。青銅に金メッキが施されたえび錠の一部で希少なものだそう。「倉庫の鍵だと思われます」(吉崎さん) ※一般公開はされていませんどうなっているの、歴史あり、暮らしを支える仕掛けありの作業をしている皆さんは、手慣れた様子でスコップなどを使い、不要な土を取り除いていきます。記者が滞在した1時間ほどの間にも、食器や丸瓦の一部が次々に出土。その正確な場所を記録係が図面上に書き込んでいきます。遺物は、一つ一つ番号が付けられ、どの場所からいつ出土したのか分かるようにした上で京都市埋蔵文化財研究所と併設の京都市考古資料館で管理しているのだそう。ところで、大きなくぼみ(左上写真)が見えますが、これは何ですか。「池の跡ですね。しっくいで固めた土の上に水をはっていたのでしょう。当時の公家が屋敷からこの池を眺めていたかもしれません。そのほか、ここからは、かまどや井戸の跡も見つかっています」と吉崎さん。見ていると、約200年前の生活がそこにあるように感じられ、なんとも不思議な気分になってきます。「当時の生活実態を垣間みることができて面白いでしょう。記録をとれば土は埋め戻すので、こういった空間にいられるのはほんのひとときですが」こうした発掘調査での出土品のうち、旧石器時代から江戸時代までの遺物や資料が展示されているのが京都市考古資料館です。展示物を見ることで、積み重なった歴史の上で生活していることを、あらためて認識するきっかけになりそうです。発掘作業は、数カ所に分かれ、同時進行で行われていました。不要な土はベルトコンベアーにのせて、作業の邪魔にならない位置まで運ばれますこれらの食器類は、全部同じ井戸から出土したもの。まんじゅう食い人形や灯火器のほか、公家の遊びに使われていたという犬やおいらんの人形もありました当時の生活ぶりが見えてきますからは、1時間で、 食器や丸瓦が次々と京都の町を掘ると、何かが出てくる│。こんな言葉を聞いたことはありませんか? では、いったい京都の地下にはどんなものが眠っているのでしょう。それを調べるために訪ねたのが、普段は公開されていない発掘調査の現場。河原町丸太町の北西角にある元春日小学校です。「江戸時代末期から明治の初めにかけて、生蓮寺と公家屋敷があった場所です」とは、発掘調査を行う京都市埋蔵文化財研究所の吉崎伸さん。「京都の市街地は、平安時代以降ずっと人が住み続けています。昔はがれきや生活ゴミを処理する発想がなかったので、その場所に積み重ねて、整地していました。ゴミが何層にも重なっていると言えば分かりやすいかもしれませんね。今かかっている層の調査が終われば、さらに下層の、もっと古い時代の調査をします。土の色と質で違いを見分け、掘り進める箇所を決めていくんですよ」2015年10月24日1735号*11/28㈯11:00~17:00*11/29㈰10:00~16:00*会場 京都リビング新聞社カルチャー倶楽部の先生&生徒による作品展(入場無料)と1日体験会(受講料1000円・教材費別途要)を開催します!*11/28㈯11:00~17:00㈰10:00~16:00きらめくシルバーアルファベットのストラップ大丸四条烏丸駅烏丸通高倉通四条通錦小路通蛸薬師通四条烏丸会場(京都リビング新聞社)〈平日〉午前10時~午後6時 〈土日〉午前10時~午後3時※祝日除く☎075(212)4728http://kyotoliving.co.jp/culture/京都リビングカルチャー倶楽部検索四条烏丸会場カルチャー倶楽部リビング文化祭~作品展&1日体験会~中京区蛸薬師通高倉西入ル京都リビング新聞社ビル内※駐輪・駐車場はございません※作品はイメージ※1日体験会の詳細は10月31日号の 紙面またはHPにて告知※1日体験会の詳細は10月31日号の第2回本誌・送料とも無料土日祝除く午前9時30分~午後5時 1 0120(855)123リビング京都検索http://kyotoliving.co.jp/京都でかなえる家づくり2015年度版Building Your Dream Home in Kyoto 2015

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