リビング京都 西南版 1月23日号
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(12)2016年1月23日(土曜日)西南第1745号「上映会&中村佳穂さんライブ」大山崎町立中央公民館 ホール(大山崎町字円明寺小字夏目26、阪急バス「大山崎町役場前」停からすぐ)※無料。予約不要1月30日(土)午前9時40分(開場は9時20分)~正午ごろ日時会場1月30日(土)完成作品が上映されます撮影/三國賢一天王山の坂道をゆっくりと歩いていたのは、主役の中村佳太さん。その姿を、監督の折小野(おりこの)和広さんがビデオカメラで撮影します。取材に訪れたのは2014年11月のこと。この日は15人ほどいる「oYamazakiまちのこしProject」の中心メンバーのうち、5人が参加していました。折小野さんが「カット」と声を掛けると、中村さんと制作スタッフがカメラの前に集合。「渋い感じでいいんじゃない」「音量は15でお願いします」。表情は真剣そのもので、プロの現場を見ているよう!「普段は大山崎町でコーヒー豆の販売をしています。演技なんてやったことなかったんですよ」と話す中村さんに、「もう立派な俳優さんです」と折小野さん。足元を映すシーンでは「がに股にならないように」と注意が。それを意識しすぎてしまい、今度は反対に「今、内股だったよ」と指摘される中村さん。「おかしいな〜」と笑い合ったりと、和やかな雰囲気で撮影が進みます。通りがかった女性からメンバーそれぞれが得意分野で活躍映画では意識不明の息子を助けるため、侵入禁止の町へ向かう主人公の不思議な体験が描かれます。ロケ地のほぼすべてが、大山崎町と島本町とのこと。「〝山崎地域〞と呼ばれる大山崎町と島本町は、交通の便もよく都会的な部分がある一方で、天王山のような自然もたくさんあります。地域のいいところを残したいと思い、映画で魅力を発信することにしたんです」。そう話すのは、中村さんの妻で、同プロジェクト代表のまゆみさん。始まりは2014年3月。中村さん夫婦や、学生時代は映画サークルに所属していたという折小野さんが地域の会合で映画づくりのアイデアを出し合い、制作がスタートしました。聞けば、集まったメンバーの顔ぶれも多彩。生まれも育ちも大山崎町という三宅秀輝さんは、同町のボランティアガイドを務めます。ロケ地選びにはその知識が役立ったとか。日高和貴さんは大学で所属していた映画サークルでの経験を生かし、撮影補佐として活躍。住民にもエキストラとして参加してもらうなど、同プロジェクトは広がりを見せていきます。しかし、すべてが順調とはいかないもの。資金繰りの難航、続く悪天候…。「メンバーの予定もなかなか合わなくて」(まゆみさん)。2014年夏から半年間を予定していた撮影は、1年間に延びることに。そして編集を終えた昨年秋、ついに完成にこぎつけました。1月30日(土)には、大山崎町PTA主催のイベントで、同町内では2回目となる上映会を開催。劇中歌を担当した中村佳穂さんのライブも行われます。「見慣れた風景の魅力を再発見してもらえるとうれしいです。住民以外の人にも、山崎地域がすてきな場所だと感じてもらえたら。2月28日(日)には島本町でも上映予定。今後も上映を続けていきたいです」(まゆみさん)問い合わせは中村まゆみさん=4090(3711)9767=まで。「その辺りからゆっくり歩いてきて」。折小野さん(左)の指示で撮影が進んでいきます後列左から、折小野さん、三宅さん、中村さん、まゆみさん、日高さん。主人公の妻子役の、折小野さんの妻・美貴子さんと息子・陸くん(前列)も撮影を見に来ました地図を見ながら山道を歩くシーン。肝心の地図を忘れるというハプニングもありましたが、三宅さんが急いで買いに走り、無事ロケが再開しました「上映を楽しみにしてます」と声を掛けられる一幕も。ロケを重ねるうち、住民にも映画制作のことが知られていったようですね。ししししたいい〟大山崎町の映画に住民が風景を、風景を、〝し風景風景風景〝〝残天王山に離宮八幡宮、西国街道、JR「山崎」駅。大山崎町の風景がスクリーンに映し出されます。大山崎町と大阪府島本町の住民によって制作された映画「家路 On The Way Home」が1年半をかけて、昨秋完成。今月末に上映会が実施されます。地元での撮影は、どのように進んでいったのでしょう?●主な配布地域=右京区・南区・西京区・向日市・長岡京市・大山崎町・伏見区●配布部数=151,250部(2009年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計490,040部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページでは無料のhttp://kyotoliving.co.jp「KYOTO地球環境の殿堂」表彰式国際シンポジウムでパネルディスカッションも2月13日(土)国立京都国際会館で開催 事前申込制・無料京都府「KYOTO地球環境の殿堂」は、世界で地球環境の保全に多大な貢献をした人の功績をたたえる取り組みです。7回目の今回、殿堂入りをした3人の表彰式と国際シンポジウムが、2月13日(土)に国立京都国際会館で開かれます。事前申込制(表参照)・無料。主催は京都府・京都市ほか。国際シンポジウムでは、井上章一さん(国際日本文化研究センター副所長)のコーディネートのもと、パネルディスカッションが実施されます。パネリストは、今回殿堂入りをした生物学者・環境活動家のデヴィッド・スズキさん(カナダ放送協会による「最も偉大なカナダ人」の投票で1位に選出)のほか、テレビでも活躍中のバイオリニスト・松尾依里佳さん、東京都市大学教授の枝廣淳子さん。詳細はホームページで確認を。●京都府地球温暖化対策課(上京区下立売通新町西入ル薮ノ内町)=☎075(414)4830(左上から時計回り)デヴィッド・スズキさん、松尾依里佳さん、井上章一さん、枝廣淳子さん ※京都府提供http://www.pref.kyoto.jp/earth-kyoto/〈開催日時〉2月13日(土)午後1時~2時15分(表彰式)、午後2時30分~5時(シンポジウム)〈会場〉国立京都国際会館メインホール(地下鉄「国際会館」駅より徒歩5分)〈定員〉先着1000人 ※定員になり次第締め切り。参加可能な人には、参加証の送付〈「KYOTO地球環境の殿堂」主催〉京都府、京都市、京都商工会議所、環境省ほか〈申し込み方法〉2月9日(火)必着で、①氏名②住所③電話番号を明記し、下記の方法で申し込みを●はがき/〒531-0072大阪市北区豊崎3-20-1 インターグループビル、「KYOTO地球環境の殿堂」参加受付事務局●ファクス/906(6376)2362●メール/8earth-kyoto@intergroup.co.jp※ホームページからでも申し込み可※問い合わせは、「KYOTO地球環境の殿堂」参加受付事務局=☎06(6372)3051=へ

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