リビング京都 西南版 2月6日号
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(12)2016年2月6日(土曜日)西南第1747号「サンサ右京」のロビー芸術鑑賞はホールや美術館でするもの。そんなイメージにとらわれず、気軽に音楽や美術に親しんでほしいと、「サンサ芸術の杜(もり)」を企画した人たちがいます。右京区役所が入る複合施設「サンサ右京」のロビーを舞台に、コンサートや美術展示を開催。1月には、第1回となる「新春コンサート」と「小森文雄 水墨画展」が行われました。「サンサ芸術の杜」の企画が立ち上がったのは、昨年11月のこと。きっかけは、地域の魅力づくりや課題解決に取り組む人の交流の場として右京区役所が運営する「まちづくりキャンバス@右京」の参加者・徳丸國廣さんの発案でした。芸術に触れる機会を身近に設けようと考え、これに松永孝之さん、西田豊さんら5人のメンバーが賛同したのだといいます。 「スケジュールはタイトでしたが、イベント企画に慣れた人が集まったため、準備もスムーズに進みました」と、メンバーの井尻尚見さん。以前から、演劇やクラシック音楽に携わっていたのだとか。「音楽を聴きにホールに行くのは、敷居が高いと思われがち。もっと気軽に生の音楽に親しめる場をつくりたかったんです」と話します。音楽だけではなく、美術など″芸術〞全般を扱うのも特徴。アートで町を盛り上げたいという思いを持ち、NPO法人で活動している大場六夫(ろくお)さんは、美術分野で活躍します。「水墨画をコンサートステージに飾り、美術と音楽を融合しました。今後は作家とのワークショップなどもしていけたらと考えています」(大場さん)自宅でオペラの上演や演奏会を行っている末野真利さんは、音楽家に出演を呼び掛けているそ3人の息の合ったステージ通りがかりに足を止め、そのまま聞き入る人の姿も通常は美術館でしか展示をしないという小森さんの作品も、間近で見られました「喜んでもらえるようなコンサートや展示を、これからも考えていきたいです」と話す大場さん、井尻さん、末野さん(右から)。後ろに飾られているのは、ステージにも使われた小森さんの水墨画ですう。メンバーの強みが生かされているんですね。「プロ、学生、区民グループなど、さまざまな人の発表の舞台になれば。『区役所は何かおもしろいことが行われる場所』と思ってもらえるよう、活動を続けていきたいです」(末野さん)「サンサ芸術の杜」は今後、月1回企画されるとのこと。次回は2月19日(金)午後3時〜。「サンサ右京」ロビーにて。京都大学交響楽団所属の学生による室内楽を実施。作品展も同時開催。問い合わせは右京区役所地域力推進室企画担当=☎075(861)1784=へ。「サンサ右京」「サンサ右京」のロビーロビー音楽作品展やで楽しむ身近な場所がチェロとピアノの美しい調べが響く「サンサ右京」。右京区役所の受付終了時間を過ぎた午後5時30分、薄暗くなったロビーに多くの人が集まっていました。用意された50席ほどのいすは満席で、立ち見が出るほど。出演者のピアノ奏者・辰野翼さんも「こんなに人が集まってくれるなんて」とうれしそうです。初開催となる今回は、パリ国立音楽院院生の辰野さんをはじめ3人が出演。まずは辰野さんとチェロ奏者・河野明敏さんによる二重奏からスタートです。優しい音色の「愛の挨拶」、リズミカルな「リベルタンゴ」と、テイストの違う曲が演奏されます。中川郁文さん(ソプラノ)が登場すると、会場はさらに華やかな雰囲気に。水色のドレスに身を包み、高らかに歌い上げます。会場の子どもたちも、その姿に見入っていましたよ。司会をしていた辰野さんの「次は童謡唱歌メドレー。メロディーを聞いて当ててもらおうと思ったんですが…、曲はもうプログラムに書いてありますね」との言葉には、会場から笑い声も。「さくらさくら」「春よ来い」など、「新春コンサート」にぴったりの楽曲が披露されました。学生たちが織りなすハーモニーメンバーの強みが生かされた企画にで楽しむ芸なな芸芸術のにーステジ●主な配布地域=右京区・南区・西京区・向日市・長岡京市・大山崎町・伏見区●配布部数=151,250部(2009年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計490,040部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページでは無料のhttp://kyotoliving.co.jp
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