リビング京都 西南版 2月20日号
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(2)2016年2月20日(土曜日)西南第1749号実はコレ、暗黙のルールに従った結果なのだそう。「電車の中では互いにスペースを譲り合うルールがある一方、『知らない人同士、なるべく関わりをもたないようにしよう』というルールも存在するんです。人や刺激が多い街中で自然と生まれたふるまい方といわれています。Cさんは〝譲り合いのルール〞が勝っていますが、〝関わらないルール〞が強い人は、隣の人に気を使って距離を詰められないんです」これはエレベーターやレストランなどでの席の座り方にもいえるとか。ゆったり座っている人も、それはそれで神経を使っているのかも。「Cさんは、全体の状況に気が付き、社会正義や社会貢献への意識が強い方ですね。『信じられない』という言葉に、憤りのエネルギーを感じます。その思いに電車の人々は気付かず、ただ疲れていて座れてほっとしているのかもしれません」「詰めてください」と言うのもいいですが、高橋さんの提案は、みんなが自然と詰めて座ってしまうようなアイデアを考えて電鉄会社に届けること。「それが実現されれば、Cさんの社会貢献に対する高い意識も満たされると思います」「同感です。僕は『ハイッ、ゴメン』って割り込んでいきます。年寄りの特権を利用しているわけじゃないけどね(笑)」と言う円笑さん、76歳。「昔は世話焼きの人がいて、声をかけてくれたりしたけど今はそんなことない。荷物を床に置いたりしてるでしょう。昔の日本の道徳心が失われてきたよね」とちょっぴり嘆き節。でも、座れそうなスペースがあれば、思い切って声をかけてもいいのではとも話します。「『ちょっと寄ってくれます?』と丁寧に言えば分かってくれますよ」夫は料理を出しても、スマートフォンを見たりしながら、ダラダラと食べるので料理が冷めてしまいます。私は温かい料理は温かいうちに食べてほしいと思いますし、ほかのことをしながらではなく、食事中は料理を楽しむのが作った人に対する礼儀であると思います。気持ちを分かってほしくて、「私はこのように育ってきた」と話すと、夫は「俺の親の育て方が悪いというのか!」と怒り出します。どちらかが正しいという前提を棚上げして岡本さん結婚という異文化交流を楽しみましょう高橋さんドキッとするひと言で、驚かせてみては円笑さん「『自分が正しく、夫が間違っている』という前提が夫の怒りにつながっていると思います。ですので、まずはこの前提を棚上げしてみて」と岡本さん。「ご主人は、会社では納期や礼儀に縛られているから、家ではゆっくりしたいのかも。だから思いっきりマナー違反をして甘えているのです。Bさんはいわば〝料理の論理〞、ご主人は〝甘えの論理〞とでもいうか、つまり別々の論理で行動しているんです。それにBさんは、『このように育ってきたんだから』という意識を変えるのに罪悪感があって、自分自身を縛っているのかもしれません」夫婦ゲンカに発展しそうな問題は、どちらかが大きく構えて、というのがポイントになるかもしれません。 「夫婦として信頼関係を深めたいから、気になるのですよね。だったら、結婚は異文化交流と捉えましょう。夫婦は違う家庭で、違う文化で育ってきた者同士が新しい文化をつくること。どちらが正しいということはありません。『なんでそうなのかな?』と、相手の文化に興味を持ってみて。Bさんの夫の場合は、子どものとき両親が忙しくて一人で食事をしていたとか、食事をリラックスの時間と捉えているから好きにさせてほしいのかも。何がOKで何がNGか、2人が納得できる形を探ってみてもいいのでは」「主夫をさせるか、いやなら別れなさい!」とズバリ。いやいや、ちょっと待ってください円笑さん! 「僕も料理をしますから、苦労は分かります。だから夫に食事を作らせて同じことをしてやんなさい。そうすれば妻の気持ちが分かりますよ。でも育ってきた家庭のことをいうのは角が立ちますね。『あなたにほれてるから、おいしいうちに食べてほしい』なんて言って驚かせるのはどう?」とアドバイス。これなら、〝別れる〞なんて最終手段に出ることはありませんね。高橋さん円笑さん岡本さん2つのルールの葛藤の結果です岡本さん「詰めたくなる座席」を考え出しては?高橋さん丁寧に言えば、きっと伝わります円笑さん高橋さん円笑さん岡本さんわった人〞に見える関係であると考えれば気は楽に。そのうえで、先輩としてこの職場ではミスを認めることでうまくやってきた文化があるから、そうしようと話してみて」「Dさんはスムーズに仕事ができる職場にしたい。だから、本当は態度を改めてほしいのでしょうね。この場合は、ケース1のように関わらないように距離をとることは難しそう。であれば、その人が過去に頑張ってきたことなどを話したりして、仕事以外の場面で年下として敬意を払う姿勢を見せれば、その人との距離が縮められるかも。それとは別に、ほかの後輩にも業務上必要な事柄なら『気を付けよう』と注意を。みんなに平等に接することが大切です」これは上司にお願いして言ってもらうのもいいですね。「はなし家は年齢、学歴、財力、たとえ私のような男前(笑)であっても、関係ありません。少しでも早くこの世界に入れば、その人が先輩。兄さん、姉さんと呼びます。この場合、仕事のためであれば注意してもいいのでは。ただし、改善のため。悪口ではありません。〝腹八分目に医者いらず〞っていうでしょう。食事だけではなく、人に注意するときも、80%ほどに抑える気持ちで話をしたほうが伝わります。そのかわり、ほめるときは120%でほめてあげてくださいね」高橋さん円笑さん「後輩は自分からミスを認めないような職場環境で、これまでキャリアを積んできたのかも。でもDさんは、ミスを認めて理解し合う職場が過ごしやすい。つまりDさんにとっては自分が正しく、後輩が間違っている。この考え方も、一度棚上げを。対等に互いに〝変岡本さんBさん(50代)ケース2Cさん(40代)ケース3朝の満員電車で隣の人との間を詰めずに、ゆったりと座っている人が多いと感じます。それは若い人に限ったことではなく、中年の人もそうですし、男性・女性問いません。目の前にたくさんの人が立っているのに、こんなふうに座ることができる神経が信じられないと、毎朝見ています。親の育て方が悪いというのか!」と怒り出します。私、悪くないんで職場の後輩のことですが、ミスをして人に迷惑をかけても知らんぷり。「自分は悪くない」というような発言をします。私はわざわざことを荒立てたくないので、その態度について注意をするようなことはしませんが、腹は立ちますし、その分、ストレスがたまってしまいます。後輩とはいえ年齢は上なので、注意するとしても言いにくい部分があります。Dさん(40代)ケース4対等に、互いに〝変わった人〟と見る関係に岡本さんたまってしまいます。後輩とはいえ年齢は上なので、注意するとしても言いにくい部分があります。仕事以外の面で敬意を払える部分はありませんか?高橋さん腹八分目の注意で思いを届けましょう円笑さん1「レアシュガースウィート」ボトル2本をセットで2「谷本賢一郎サンキュー♡コンサート」ペア招待券希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。2月26日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切り希少糖を取り扱う「レアスウィート」(香川県)では、希少糖含有シロップ「レアシュガースウィート」(500gボトル、1296円)を販売しています。トウモロコシなどのでんぷんから作られた液糖で、甘味は砂糖の90%程度。料理やスイーツ、飲み物など幅広く利用できる甘味料です。販売本数100万本突破を記念して、同商品の2本セットを読者5人に。ジョーカンプランニング=☎077(535)9001レアスウィート=☎087(823)1689NHK Eテレの番組「フックブックロー」に登場する平積傑作役で人気の歌手・谷本賢一郎さん。オリジナル構成の「谷本賢一郎サンキュー♡コンサートin KYOTO」(ジョーカンプランニング/大津市)が、京都市呉竹文化センターで開催されます。3月12日(土)午後2時開演。このチケット(前売り2800円、当日3500円/2歳以上有料)を2枚1組にして、読者5人に。■〒604-8560(住所不要) 京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募を2次元コード対応機種のみ利用可■http://kyotoliving.co.jp (スマートフォン・ケータイは右上の2次元コードからアクセス可) ※ホームページからの場合は「Web会員」の登録が必要ですプレゼントします白洲正子さんが愛した伊吹の地著書「近江山河抄」の世界を味わいます琵琶湖クルーズも楽しめる日帰りバスツアーアローズ随筆家・白洲正子さんが愛した地をたどる日帰りバスツアーを企画してきたアローズ。今回は、著書「近江山河抄」の中の一編に記述されている舞台を巡ります。向かうのは、「伊吹の荒ぶる神」に登場する滋賀県伊吹山。まずは麓の醒井宿へ。伊吹山の湧き水が流れ出るこちらで散策を楽しみましょう。昼食は、地元で採れる山菜を使った〝里山料理”を、バイキングスタイルでいただきます。最後はクルーズ船に乗り、琵琶湖を周遊。船内では、同行者の滋賀県文化財保護協会・大沼芳幸さんによる特別講座も。●中京区蛸薬師通高倉西入ル 日昇ビル3階、☎075(256)8411醒井宿の「西行水」。ここに立つ石塔にはあるエピソードが〈日程〉3月21日(休・月)〈旅行代金〉1万1000円(バス・クルーズ・昼食代、講師料、伊吹山文化資料館入館料)〈行程〉JR「京都」駅前(午前8時30分発)―JR「大津」駅前(午前9時15分発)―醒井宿散策―伊吹京極氏館跡庭園と昼食―伊吹山文化資料館―姉川用水路散策(約1時間の散策)―長浜港―琵琶湖クルーズ―大津港(午後6時ごろ着/現地解散)〈最少催行人数〉20人 ※大沼芳幸さん・添乗員同行〈旅行企画・実施・申し込み・問い合わせ〉アローズ=☎075(256)8411。午前10時~午後5時30分、土日祝休。京都府知事登録旅行業第2―560号。JATA正会員※詳しくは後日送付の旅行条件書面の確認を。申込時に同行者の姓名、電話番号も伝えて。満席や催行中止の場合もあり。行程については交通事情により時間が変更される場合もあり地元の人が心を込めてつくった料理(イメージ)☎075(212)4411まで広告掲載のお問い合わせ・お申し込みは
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