リビング京都 中央版 3月12日号
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(4)2016年3月12日(土曜日)中央第1752号京都私立病院協会☎075(354)8837京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620COCON烏丸8階(地下鉄「四条」駅2番出口直結)●ウェブサイト… http://khosp.or.jp/p-net/●電話… 一般社団法人京都私立病院協会= ☎075(354)88372次元コード(http://khosp.or.jp/p-net/)からも可能「きょうと薬剤師サポートネット」への登録・問い合わせは下記のいずれかで京都私立病院協会昨年9月にスタートした、「一般社団法人京都私立病院協会」が運営する「きょうと薬剤師サポートネット」。復職やキャリアチェンジを考えている薬剤師を支援する取り組みです。現役の薬剤師もバックアップしているこの取り組み。支援を受け、すでに転職に成功した人もいるんですよ。「きょうと薬剤師サポートネット」を運営している「一般社団法人京都私立病院協会」には、京都府内のほぼ全ての民間病院が加盟しています。1964年に設立された同協会は、行政や医療・介護・福祉の関係機関と連携を図り、病院医療の向上と社会福祉の増進を目指して活動しています。同サポートネットが誕生した背景には、医療機関で働く薬剤師の不足という状況があるのだそう。薬剤師は、薬学系大学を卒業後、国家試験を受験して取得する国家資格。薬の専門家として、薬局、病院、製薬メーカーなどさまざまなところで活躍しています。ところが、女性の場合は結婚や出産などで離職し、そのまま資格を生かすこと同サポートネットを利用するには、まず電話か公式サイトでの登録が必要です。「いつ復職するかは決めていませんが、薬剤師の業界とつながっていたい」「薬にかかわる仕事に就いているけれど、病院に興味がある」という人から、薬学系大学の学生まで、年齢制限なく無料で登録できます。登録すると、メールマガジンや公式サイトで薬剤師業務に役立つ情報が入手できます。病院薬剤師の仕事に役立つ研修、現役の病院薬剤師との交流会、薬剤師の仕事から離れていた人のための研修などを開催。約40施設の薬剤部を見学できます(見学会は参加無料)。「病院によって体制も雰囲気も違うので、いろいろな施設を実際に見てみることをおすすめします」と洛和会音羽リハビリテーション病院薬剤部主席係長の大津山さん。同協会の無料職業紹介メディワークセンターを通じて、府内の加盟病院の就職情報なども無料で提供。コーディネーターが相談に対応し、登録者と医療機関との間に入って勤務条件などを調整することも可能なので心強いですね。なく潜在化する人もたくさんいるのだとか。そこで、同サポートネットでは、〝病院で働く薬剤師〞になるための情報やサポートを提供。この取り組みに一役買っているのが、同協会の薬剤師部会に所属する現役の病院薬剤師。セミナー開催時に参加者にアドバイスをしたり、研修時に実演をしたりと活躍しています。その薬剤師部会に属する5人に、病院で働く薬剤師のやりがいなどを聞きました。製薬会社から病院に転職した新河端病院薬局長の白波瀬芳美さんは、「病院薬剤師の仕事は、調剤だけではなく、医師や看護師をはじめとした医療スタッフとの連携から、患者への薬の説明まで多岐にわたりますが、やりがいがあります」と話します。「薬剤師の仕事には、情報収集が欠かせません。医師の処方や患者との会話などから学ぶことはとても多いですね」とは、洛和会音羽リハビリ「きょうと薬剤師サポートネット」では…■研修でキャリアをバックアップ■現役の病院薬剤師と交流■病院の薬剤部を見学■サイトやメルマガで情報収集■復職の要望をサポートテーション病院薬剤部主席係長の大津山裕美子さん。また、西山病院薬局長・沼田多重さんは「薬を通して、患者さんのつらさなどが伝わるので、もっと役に立ちたいという気持ちになります」。京都民医連第二中央病院薬剤課課長の浅野育子さんは、「結婚や子育てを経て、患者が快復していく姿を見ていたいと思って続けてきました」とのこと。京都九条病院の薬剤部部長・友沢明徳さんが「医療の現場で人のために働けることに、誇りを持っています」と話すと、大きくうなずくみなさん。病院医療の充実のためにも、病院薬剤師の仲間が増えることを望んでいるそうです。 同サポートネットの支援を受けて病院薬剤師になったAさんは、京都市右京区にある嵯峨野病院に勤務しています。「リビング京都の記事で『きょうと薬剤師サポートネット』を知ったのが昨秋のこと。調剤薬局に勤めていたのですが、病院では調剤だけではなく医療の専門家がチームで患者の治療に対応する点に強くひかれました」 早速、登録をしてセミナーに参加。同席していた無料職業紹介メディワークセンターのコーディネーターに「子どもが小さいので、フルタイムでは難しい」と話したのだとか。 そこでコーディネーターは、数ある求人の中からAさんの自宅に近い嵯峨野病院をピックアップ。同センターの紹介で病院へ見学に行くと、事務長が院内を案内してくれたのだそう。 「事務長から『多職種によるチーム医療のために薬剤師として協力してほしい』と言われ、この病院に勤めたいと思った」とAさん。 勤務時間は、コーディネーターと病院の交渉で時短勤務に。事務長は「当病院には院内保育もあります。職場環境を整えて長く働き続けてもらうことが、病院のためにも、患者のためにもなると考えています」とのこと。 Aさんは「患者に寄り添った薬剤治療ができるように知識と技術を身につけて、専門的な資格などにも挑戦していきたいです」。「勤務先は違っても、薬剤師同士のつながりが支えになることもあります」と薬剤師部会のみなさん嵯峨野病院の薬剤部復職希望の人のほか、転職予定の薬剤師、薬学系大学の学生も調剤薬局から病院へキャリアチェンジ「チーム医療の一員として 患者のために働きたい」登録OK目指しませんか〝〝を薬剤師病院で働く情報収集やスキルアップの支援もしてくれます「きょうと薬剤師サポートネット」に登録を
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