リビング京都 西南版 3月26日号
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(3)2016年3月26日(土曜日)西南第1754号近鉄名店街みやこみちタクシーおりばタクシーのりばバス停バス停貸切バス乗降場バス停バス停駐輪場タクシーバス停駐輪場バス停駐輪場送迎バスASTY ROAD京都アバンティ八条通新町通室町通南北自由通路烏丸通竹田街道送迎スペース拠点広場古い設備が抱える問題を解消し、魅力的な空間に烏丸通から川端通までの四条通の歩道が拡幅されて半年。その間、京都市には広くなった歩道を利用した人たちからさまざまな意見が届いているようです。その一部を紹介します。2014年11月から始まった京都駅八条口のリニューアル工事。このほど「拠点広場」と呼ばれるデッキが完成し、3月28日(月)にはプレオープン。大きく生まれ変わる、そのポイントを紹介します。京都市駅前広場内のパーキングチケット駐車場を廃止すっきりと利用しやすく京都駅八条口が便利にそして歩きやすく現在は道幅がせまく、時間帯によっては混雑していて子ども連れでは歩きづらいです。また駅ビルの外に出てからも、横断歩道までが遠くて不便だったり。そんなところが新しく整備されてスムーズになるといいですね(IYさんと息子のKくん)今あるエレベーターはベビーカー2台でいっぱいです。リニューアル後に新設されるエレベーターに期待(IKさんと息子のHくん)リニューアルポイントリニューアル!年ぶりの50の歩道拡幅、四条通歩道が広がり、ベビーカーを押して通りやすくなりました公共交通の乗り継ぎが便利に、使いやすくバス停やタクシー乗り場が八条口の正面に配置されます。路線バスの待合スペースが広くなり、バス路線も増強。八条通の北側は駅と乗り場間に、屋根付きエスカレーターやエレベーターなどが増設され、大きな荷物を持っていても雨にぬれずに移動できますPoint1歩道が広くなり、歩きやすく広い歩行空間を確保。南北自由通路の南端に張り出した「拠点広場」が設置され、エレベーター、エスカレーターも完備されます。室町交差点、烏丸交差点には横断歩道も新設されますPoint2限られた空間が有効利用されます地上にあった駐輪場を地下化。車線を減らすとともにパーキングチケット駐車場を廃止、送迎スペースなどに転換されました。離れたところにタクシーの待機場所をつくる「ショットガン方式」で、乗り場周辺の〝客待ちタクシー〟の列が解消されますPoint3その後は歩道が広くなった四条通?バス停が広くなったので、近くを通るときも歩きやすいです「京都市では『人と公共交通優先の歩いて楽しいまち』を目指しています。京都のまちなかへはマイカー利用を控え、便利な公共交通機関でお越しください」と、歩くまち京都推進室の篠田さん。聞きました!完成前の八条口にて、インタビューを実施。多くの人が、いろいろなシチュエーションで利用する京都駅。皆さん、さまざまな思いがあるようです八条口で近所に住んでいるので、工事のことはずっと気になっていました。これまで場所によっては、夜は暗くてちょっと怖い感じでした。これからは、そんな心配もなくなりそうですね(STさん)娘が新幹線を使って帰省するので、車で迎えに来るときには必ず八条口を利用します。専用の送迎スペースができ、スムーズに乗り降りができるようになるのは、ありがたいです(OMさんと娘のEさん、孫のGくん)一足お先に変身!四条通を歩くと、ゆったりとおおらかで、穏やかな気持ちになれました完成イメージ(中央の黒い屋根があるスペースが「拠点広場」)①駅を利用する人を 〝速やかに降ろすとき〟②迎えに来てもらう人が〝待っていて、 速やかに乗れるとき〟※送迎スペースは、乗降時の 一時的な停車のみ可能送迎スペースを使う①車を止めてしばらく 〝人を待つとき〟②駅の施設を利用するなど 〝車を止めるとき〟付近の有料駐車場を使うマイカーでの送迎は、パターンに応じて使い分けを京都駅八条口は1964年、東海道新幹線の開通に合わせて誕生しました。「当時と現在では利用者数や交通の状況も違い、待ち合いスペースが不足していること、通路が人であふれて通行しづらいこと、マイカーの路上駐車など、多くの課題が指摘されていました」とは、「京都市都市計画局歩くまち京都推進室」の水江勝さん。こうした点を改善しようと、関係機関と検討を重ね、2014年11月に、約50年ぶりとなる大がかりな改修工事がスタートしました。「生まれ変わった八条口は、公共交通の乗り継ぎが便利になること、誰もが快適に歩きやすくなることが特徴です。また、注目してほしいのは、新設の『拠点広場』です」(水江さん)「拠点広場」は、中央口からつながる南北自由通路の南端に位置する約600㎡のデッキ。八条口全体を見渡せるとともに東山も望め、待ち合わせにもぴったりな場所になりそう。3月28日(月)には、この「拠点広場」で、プレオープンの式典が開催されます。駅前広場がすっきりスマートになることも、今回の大きな変化のひとつ。これまであったパーキングチケット駐車場が廃止され、その場所にはバス停や「送迎スペース」が配置されます。「広場内に駐車場はありませんが、『送迎スペース』ができました。ここは、すぐに乗り降りできる場合に利用が可能、自家用車用のスペースが5台分、車イスなど身障者用のスペースが2台分、設置されます。ただし、送迎のためでも車を止めて、車内でお待ちいただくことはできません。今後は付近の有料パーキングをご利用いただければと思います」と水江さん。そして、これまで分散して分かりにくかった八条口の路線バスのバス停は、多くが駅の南側正面に集められます。観光客が「いったいどこから乗ったらいいの?」と戸惑ったり、乗り場を間違えた人が、右往左往するといった心配がなくなりそう。この整備に合わせてバス路線も増強され、より利用しやすくなるのだとか。また、タクシー乗り場はこれまでの3台分から4台分に増設。離れた場所に待機場所がつくられる「ショットガン方式」が導入され、タクシーが路上にあふれだすことがなくなります。さらに、現在工事中のため閉鎖している「京都アバンティ」前の「サンクンガーデン」は、憩いの場ともなる大階段を備えた広場へと、リニューアル工事が進められています。完成後は、修学旅行生や団体旅行者が約300人まで利用できる空間が登場することに。今後も引き続き〝進化〞し続ける京都駅八条口。グランドオープンの12月が楽しみですね。☎075(222)3483京都市中京区寺町通御池上ル待ちいただくことはできません。今後は付近の有このあたりにはショッピングで来ます。バスの停留所が分かりやすくなると、便利になりそう(左からYNさん、HKさん)聞聞きました!完成前の八条口にて、インタビューを実施。多くの人が、いろいろなシチュエーションで利用する京都駅。皆さん、さまざまな思いがあるようです

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