リビング京都 中央版 4月16日号
13/16

山本陽子さん俳優現在、出演中の「平成の三婆」は有吉佐和子原作の有名な喜劇ですが、今回は設定を平成に変え、現代の社会性を織り交ぜた舞台になっています。金融業社長の急死によって、本妻と愛人と小じゅうとが奇妙な同居生活を始め、バトルを繰り広げるストーリー。山本さんは小じゅうとのタキ役を演じています。「『年を重ねたら元気がいちばん』というセリフにもある通り、年を取ったからといって何でもあきらめるのではなく、それぞれができることで役割分担し、力を合わせて生きていく。ご覧になる方によって、3人の主人公それぞれに共感できるヒントがあるはず。見終わった後、元気になれるような舞台です」年齢にとらわれすぎず前向きに生きることが大切50代からの日々をイキイキ過ごすためのさまざまな情報をお届けする「大人タノシ」。今回は舞台にテレビに映画にと、74歳を迎えてなお精力的に活動中の山本陽子さんの登場です。その美しさとパワーの秘密を探りに、大阪新歌舞伎座の舞台「平成の三婆」に出演中の山本さんを訪ねました。取材中、記者も見とれてしまうほど美しい山本さん。年齢を重ねても、美しさを保っていられるのは―。「気持ちの問題だと思うんですよ。私もいま74歳ですけど、○歳だからもうダメ…というのではなく、前向きに生きようとしていると、おのずと元気なエネルギーが湧いてくる。ただ、実際に年は重ねているのだから、過信は禁物ですけれど(笑)」健康法を尋ねると、「お休みにはゴルフをしたりしますが、日常的にはウオーキングでしょうか。忙しくてできないときもありますが、だいたい1時間前後歩くようにしています。大阪公演中は、ホテルから大阪城まで歩いたり。とはいえ、続けることの方が大事ですから、自分の体と相談しながら無理のない範囲でしています。食べるものも特に制限はしていませんが、冷蔵庫にあるものを自分で料理していただいてますよ」。何でも自分でやるということも、元気の秘訣のよう。「もともとじっとしていられない性分なんです。家でも立ったり座ったりして、常に動き回っている。日常動作でも筋肉を使いますから、もしかしたらこれもいいのかもしれませんね」仕事でもプライベートでも、頻繁に京都を訪れてきた山本さんは、寺巡りもよく楽しんだそう。特に心に残っているのは「木津川市の浄瑠璃寺です。静かで、池に映る景色が美しくて。秋は東福寺の紅葉も印象的ですね」。〝京都人〞に対しても「京都の方、好きなんですよ、私。京都人はとっつきにくいと言われたりしますが、一度もそんなふうに思ったことがなくて。いったんこちらが心を開くと懐が深くて、とてもよくしてくださいますね」。山本さんは、今でも年に数回は京都を訪れるそう。「親しみのある大好きな土地です」撮影:宮田知明 文:吉永美代Specialinterviewスペシャルインタビュースペシャルインタビュースペシャルインタビュースペシャルインタビュー元気の秘訣(ひけつ)はじっとしていないこと「京都の方の懐の深さが好きなんです」1942年生まれ。東京都出身。63年に日活ニューフェイスとして芸能界入り。映画やテレビドラマで活躍、舞台女優としても、菊田一夫演劇賞などを受賞。現在出演中の「平成の三婆」は、4月28日(木)まで。チケットは1万円(1階席)ほか。問い合わせは新歌舞伎座テレホン予約センター=☎06(7730)2222=へPROFILE ─50代からの毎日をもっと楽しく、もっとステキに過ごすための特別編集の4ページ大人タノシVOL.16人生を楽しむオトナたちへお手持ちのメガネを下取りします!1万円以上お買い上げで不要な眼鏡一本限り3000円で下取り有効期限 : 5月末までTEL075-257-2891◆京都市上京区寺町今出川上ル立本寺町81◆水休 ◆OPEN 10:00~19:00寺町通鴨川ふたば書房ダイソー京都御苑同志社女子大学同志社女子中高文文今出川通河原町通専用駐車場有枡形商店街よりすぐ“ホンモノ”を求めるすべての人へ多くの情報があふれる今だからこそ本当にいいものに出会うことが難しい。当店ではブランド名だけでなく、確かな目利きを大事にしています。あなたのお気に入りの1本を見つけて下さい。http://www.berry-g.jp/

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 13

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です