リビング京都 中央版 6月11日号
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(2)2016年6月11日(土曜日)中央第1762号私たちも「子どもと一緒に発表会に」。その一心で、40歳にしてピアノに挑戦しているお父さんが上村武志さん。3人の子の父親です。1年半ほど前、子どもたちが出演したピアノの発表会で、ほかの子が母親と連弾をしている姿を見て、「次の発表会下鴨神社近くの築40年以上が経過したアパートの一室に、時間帯や曜日によって店が変わる〝タイムシェア〞というスタイルの「リバーサイドカフェ」があります。ここで、週に一度、野菜たっぷりの定食とおやつの店「ごはんcafeつぼみ」を営むのが公文咲希さん。福岡県出身で、東京で教員をしていた経歴の持ち主です。趣味のカフェ巡りをしているうちに、やってみたいという気持ちが大きくなってきたと公文さん。教員を辞め、資金の準備の傍ら接客業を学ぼうと、京都の旅館や福岡のカフェに勤務。外見はやわらかな雰囲気の公文さんですが、なかなかの行動派なんです。紙飛行機にかけたゴムをめいっぱい伸ばし、離すとビュンッ! 勢いよく紙飛行機が空へ飛びだし、ひらひらと旋回しながら降りてきます。コンディションが良ければ、数十㍍も上がり、数十秒をかけて降りてくるのだとか。この紙飛行機を飛ばしているのは「五里五里紙ヒコーキくらぶ」の皆さん。この会は、会長の白では自分も」と思ったのだそう。とはいえ、武志さんはピアノはもとより、楽器の演奏は未経験。5歳の末娘・志愛(ここな)ちゃんとの連弾を目指して、半年ほど前から自宅で妻の麻美(まみ)さんと練習を開始しました。「料理がおいしいだけではなく、初めて会った人でもあたたかな空気で包んでくれる、そんなカフェが福岡にあって。働かせてほしいと頼み込み、2年越しでスタッフにしてもらいました」そして今年2月、たどり着いたのが「リバーサイドカフェ」。ケータリ髭光男さんの「やってみたいこと」から出発したのです。白髭さんが退職後の趣味にと、子ども時代に父に教わった紙飛行機を作り始めたのは7年前。「当時ももっと飛ばしたいとは漠然と思っていましたが、退職後に始めてみて、その気持ちが強くなりました」。紙の厚み、重心の位置、尾翼の角度。そしてゴムをかけ「音符が少ないし、弾けるかな」と思ったそうですが、楽譜も読めず、鍵盤のドレミの位置も分からない状態からスタート。「最初のうちは5分、10分弾いただけで腕がつるような感じに。やはり難しかったです」と武志さんは振り返って苦笑い。練習を重ね、4月からは、子どもたちが指導を受けるピアノ教室のレッスンも受講。そして5月下旬、レッスン後取材に訪れ、2人に連弾してもらうとほぼ完ぺき。2人とも曲を覚えていて、スムーズに弾いています。「失敗してもいい思い出になる。娘にリードしてもらいます」。本番は6月12日(日)です。ングの仕事などと掛け持ちで、日曜日のお昼に営業しています。「京都でカフェをと思っていたときに、ここを知りました。『自分の店を持ったらこうしよう』と気づけて勉強になります」いい手応えを感じた公文さんは、来月からは次飛ばすポーズもきまっている白髭さん。「紙飛行機は大人が夢中になれる遊び。そこが魅力です」。参加者も、「飛ばしたら取りにいかないと。なので、よく歩くんです。いい運動になりますよ」「それぞれどんな工夫をしているか話が弾みます」と楽しんでいます空間、インテリア、調理器具などは共用で、交替でさまざまな店が営業するリバーサイドカフェ。「同じような夢を持つ人と話ができたのも良かった」と公文さん。リバーサイドカフェでの営業は6月19日が最終日の予定です「弾いているときは無心です」という武志さん。志愛ちゃんに「パパとピアノを弾くのは楽しい?」と聞くと、「うん!」とにっこり。「パパがんばれ!」と思いながら弾いているそうです。志愛ちゃんのほうが余裕あるかも?思いを乗せた紙飛行機が青空へ娘との思い出づくりにと、ピアノに挑戦白髭(しらひげ)光男さん(70歳)公文咲希(くもんさき)さん(28歳)上村(かみむら)武志さん(40歳)のステップへ。リバーサイドカフェを卒業し、自分の店を五条新町にオープンすることになったのです。「今度は空間づくりもすべて自分。大変ですけど、その分楽しみ!」と夢はますます膨らんでいます。●ずっと着物に憧れていた母は着付けを習いに行き、今では着付けの先生のアシスタントをしています。日常でもなるべく外出時は着物を自分で着付けて出かけています。難しい帯結びも頑張って覚えている母を尊敬しています。ほたるいか(35歳)●中学2年生の娘は、以前からやりたかった海外の人との文通を始めました。今ではオーストリア、ドイツ、インドネシアなど、いろいろな国の人々と手紙で交流を楽しんでいます。ぴよママ(41歳)白髭さんがこれまでに作ったオリジナル紙飛行機は200種以上て飛ばす方法。細かな改良を重ねて現在の形になるまで3年かかったそう。ここまでなら個人の趣味。ところが白髭さんが自作の紙飛行機を飛ばしていたところ、見かけた人たちに「教えてほしい」と次々に声をかけられ、愛好家の輪が拡大。昨年10月には同くらぶが発足し、現在会員は約50人。平日の午前中、「城陽五里五里の丘」(城陽市)で飛ばしています。「こんなに広まるとは予想していなかった」と白髭さん。「小さなお子さんから上は90歳まで。それぞれのペースで楽しんでいます」。6月19日(日)には「城陽五里五里の丘」でイベントを開催予定です。〝週イチ営業〟で自信をつけて自分のカフェを開店●昔から手作りが好きで、はぎれを集めていました。手作りの品を売買できるインターネットサイトがあると知り、小さなものから作り始めました。自分が作ったものを買ってもらえるかもしれないと思うと創作意欲が湧いてきます。ふくみん(59歳)❷チャレンジしています〝週イチ営業〟で自信をつけて〝週イチ営業〟で自信をつけて自分のカフェを開店娘との思い出づくりにと、ピアノに挑戦思いを乗せた紙飛行機が青空へ1「ヴェネツィア展」のペア招待券を5人に2「瀬戸内塩レモンスムージー」1ケースを希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。6月17日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切り佐川美術館(守山市)で、企画展「ボストン美術館 ヴェネツィア展 魅惑の都市の500年」が開催されます。6月25日(土)~8月28日(日)。ティツィアーノなど〝ヴェネツィア・ルネサンス〟の巨匠から、モネを筆頭にした印象派の画家まで、数世紀にわたって多くの芸術家が生み出した作品を展示。同展の招待券(一般1000円)を2枚1組にして、読者5人に。メロディアン=10120(328)750メロディアン(大阪府八尾市)から、カップタイプの「瀬戸内塩レモンスムージー」(180g、189円)が発売されています。瀬戸内のレモン果汁とレモンピール、塩を使用し、ミネラル成分(ナトリウム、マグネシウム、カルシウム)を配合。りんごピューレとはちみつで、すっきりとまろやかな甘さに仕上げられています。この商品の24本入り1ケースを、読者3人に。クロード・モネ「ヴェネツィアの大運河」(1908年) Photograph © 2016 Museum of Fine Arts, Boston佐川美術館=☎077(585)7800■〒604-8560(住所不要) 京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募を2次元コード対応機種のみ利用可■http://kyotoliving.co.jp (スマートフォン・ケータイは右上の2次元コードからアクセス可) ※ホームページからの場合は「Web会員」の登録が必要ですプレゼントします
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