リビング京都 東南版 9月3日号
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(16)2016年9月3日(土曜日)東南第1772号●主な配布地域=伏見区・宇治市・城陽市・久世郡久御山町●配布部数=143,490部(2009年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計478,850部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページではhttp://kyotoliving.co.jp無料の京都の青物問屋で生まれ育った画家・伊藤若冲(じゃくちゅう)。独自の画法を編み出し、85年の生涯を閉じるまでに数多くの作品を残しています。生誕300年の今年。市内各所で若冲の作品に出合えます。作品の題材はさまざま。「若冲といえば鶏」と思っていた人も、新たな〝お気に入り〟が見つかるかもしれませんね。❶開催期間・時間❷料金❸住所・アクセス❹問い合わせ先❶10月4日(火)~12月4日(日)午前9時~午後5時(入場は4時30分まで)※月曜休館。ただし10月10日(祝・月)は開館。10月8日(土)・9日(日)は午後7時まで(入場は6時30分まで)❷一般1200円、大・高校生1000円、小・中学生500円 ※土日祝は小・中学生無料。10月3日(月)まで販売される前売り券はそれぞれ200円引き❸左京区岡崎円勝寺町(市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」停すぐ)❹若冲の京都 KYOTOの若冲事務局=☎06(4950)7555(受付時間は土日祝を除く午前10時~午後4時30分)❶9月10日(土)まで。午前9時~午後5時❷一般1000円、大学・高校生700円、中学生以下無料(期間中は石像の見学は無料)❸伏見区深草石峰寺山町26(京阪「深草」駅から徒歩約10分)❹石峰寺=☎075(641)0792 ※石像の撮影、境内でのスケッチ禁止石峰寺所蔵の「虎図」。トラを見たことがなかった若冲は、中国絵画を基に描いたとされています石峰寺若冲の墓があり、毎年9月10日には命日法要が行われる石峰寺(せきほうじ)。展示物は、同寺所蔵の「虎図」をはじめ掛け軸14幅と版画6点。ガラスなど遮る物はなく、間近で細かな筆づかいまで見てとれます。裏山には、若冲がデザインした500体を超える石像が。約230年の月日を経てこけむし、自然と一体化した姿が魅力的。釈迦(しゃか)の生涯❶12月4日(日)までの午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)❷一般800円、大学生・65歳以上600円、中高生300円、小学生200円❸上京区今出川通烏丸東入ル一筋目上ル(地下鉄「今出川」駅3番出口から徒歩約8分)❹相国寺承天閣美術館=☎075(241)0423相国寺承天閣美術館その制作に40代前半から10年間をささげたという30幅の掛け軸「動植綵絵(どうしょくさいえ)」。相国寺承天閣美術館では、この複製品を見ることができます。対となる3幅の「釈迦三尊像」の掛け軸とともにズラリと陳列。展示室の壁にコの字形に飾られています。題材はキクなどの花やクジャクといった鳥類、50種の貝類、鳳凰(ほうおう)など。いずれも精巧で、彩り豊か。たとえば鶏は、トサカひとつとっても緻密なまだら模様、鮮烈な赤が際立っています。第二展示室では「鹿苑❶12月13日(火)~2017年1月15日(日)午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)※月曜休館。ただし1月2日(休・月)・9日(祝・月)は開館し、10日(火)に休館。12月26日(月)~2017年1月1日(祝・日)も休館❷一般520円、大学生260円、高校生以下・満18歳未満・満70歳以上は無料❸東山区茶屋町527(市バス「博物館・三十三間堂前」停すぐ)❹京都国立博物館(テレホンサービス)=☎075(525)2473京都国立博物館京都国立博物館では、羽の濃淡を墨で描き出した「群鶏図押絵貼屏風」や、歴史上の人物を描いた「六歌仙図押絵貼屏風」などを展示。ユニークなのが、「果蔬涅槃図(かそねはんず)」。涅槃図といえば、入滅(死)後の釈迦の情景を描いたもの。でも、この絵の中央に横たわって「老松鸚鵡図(ろうしょうおうむず)」個人蔵京都市美術館では、約100点を展示予定です(一部入れ替えあり)。東京の展覧会でも人気だった「百犬図」は、作品名からイメージできる通り、たくさんの犬が描かれ、画面を埋めつくすほど。これは〝多く見える〞という錯覚効果を狙っているのだとか。そう聞くと、犬が何匹いるか数えたくなりませんか。ののに感じる年「百犬図」個人蔵。11月15日(火)〜12月4日(日)公開「生誕300年  若冲の京都 KYOTOの若冲」「特集陳列 生誕300年 伊藤若冲」この秋冬、展覧会で新たな〝お気に入り〟が見つかるかも京都市美術館重要文化財「鹿苑寺大書院旧障壁画」の「竹図襖絵」「果蔬涅槃図」 伊藤若冲筆 京都国立博物館いるのは…ダイコン!それを弔うようにカブやイモが囲みます。青物問屋に生まれた若冲ならではの、遊び心ある作品です。や″さいの河原〞など8場面が表現されていますよ。寺大書院旧障壁画50面」も展示。こちらはモノクロなので、また違った趣を感じられそう。「生誕三百年若冲特別展」「生誕300年記念 伊藤若冲展」300節目30幅の掛け軸の  鮮やかさと、細やかさ野菜が主役の   ユーモラスな絵も東京でも観衆を   ひきつけた「百犬図」ゆかりの地に残された  「虎図」が、すぐ間近に

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