リビング京都 中央版 11月5日号
1/16
ケース入りのボールペンは、デュポン社(右)とクロス社製。色違いでそろえたゼブラ社の0.7mmのジェルボールペンは、今もスケジュール管理に活躍しています男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男男心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心心男心男心心心心心心心心心心心心◇2面に続く「買わなアカン!」と集めに集めて、ミニカー約800台をくすぐる男性は女性よりも、モノを収集する傾向があるといわれていますね。何を、なぜ集めているのか、男性たちのコレクションを募集。家族や本人が紹介してくれた自慢のコレクションの数々には、こだわりや思い出もいっぱいでした。撮影/桂伸也、橋本正樹「ミニカーを集め始めたのは、10年前の禁煙がきっかけ。タバコ代が浮いた分、何かカタチに残るものを買おうと思ったんです」そう話すのは、「子どものころから、とにかく〝乗りもの〞が好き」という檜垣明さん(南区)。自動車は国内外の車種を乗り継ぎ、これまでに10台を所有。そのほか、自転車は15台、バイクは5台、仕事や旅行などで、訪れた国は約110カ国。田崎央さん(北区)が初めて〝フクロウ〞と出あったのは、約40年前に訪れたブラジルでした。「記念に何か買おうとして、パッと目についたのがフクロウの小物。『面手元に置いているそう。そんな檜垣さんがミニカーに目をつけたのは、「これなら、もっと多くのオーナーになれるから」。今では、自動車のミニカーが約600台、バイクは約200台に。よく見ると、同じ車種が数台ありますが…。「ボディーの色や箱、製造された年など、少しでも違いを見つけると思わず『買わなアカン!』白い顔をしているな』と購入したのが始まり。それ以降、現地でフクロウグッズを買うことが習慣になっていました」徐々にサイズは大きくなり、クリスタル製や木製など、バリエーションも豊かに。「一つの対象って(笑)。ミニカーのオマケが付いた缶コーヒーも大量に購入してしまいます」そんな明さんに、妻の佳奈さんは「どんどん増えて、いつのまにか階段やトイレにまで置いてある。夫はすごく楽しそうだし、『もう好きにして』と黙認しています」と笑います。「見つけるとうれしいし、増えていくプロセスが楽しくて」。集めているときの気持ちは、いまだに子どものときのままなのかもしれませんね。をひたすら追いかけたくなるのは、一種の狩猟本能かもしれません」最近は100円ショップやインターネットなどで収集している田崎さん。こうして集めた約800体のフクロウは、LDKの飾り棚などを占領1本1本、書き味や思い出を話す幸利さんに、知子さんは「私はモノにこだわらないタイプですが、夫がすすめてくれるペンは確かに書き心地がいいんですよ」ミニカーはコレクションボックス3台にディスプレー。「妻がリビングに飾るようすすめてくれました。入りきらなくなったので、新たにバイク専用の棚の購入を検討中です」と檜垣明さん用途、目的に合わせて厳選したペンは、相棒のような存在坂口幸利さん・知子さん檜垣(ひがき)明さんしています。世界各地で出あい、集めてきたフクロウたちと「一緒に年齢を重ねてきました」と田崎さん。「ですが、収納スペースのことも考え、無制限に買わないようブレーキをかけています(笑)」田崎央さんが持つフクロウはオランダの朝市で購入したもの。「靴がボロボロになったので、セーム革を縫ってブーツを手作りしました」「博物館を造って、コレクター同士でフクロウを語り合いたいですね」(田崎さん)「夫はペン類を100本以上持っています」と、応募してくれたのは坂口知子さん(城陽市)。夫の幸利さんによると「使うために購入してきた結果、これだけ集まったんです」。それぞれのペンには、幸利さんがホテルマンとして勤務した38年間の思い出やこだわりが詰まっています。「金色のボールペンは、スイスのカランダッシュ社製。お客さまとの打ち合わせの際、その場にふさわしい演出の一つとして使っていました。社内では、同じシリーズでそろえた色違いのボールペンを使用。書類のサインはブルー、手帳に予定を書き込むときは色を使い分けてスケジュール管理をしていました」書き心地や握り心地のよさ、筆圧や書く紙との相性なども重視して選んできたそう。「外出時、いつも使っているペンを忘れると、取りに帰ろうかと思ったり、同じものを新たに買うことも。紛失すると、すごく落ち込みます」退職後も、役所や病院などで書類に記入するときは、持参したペンを使うという幸利さん。「厳選し、愛用してきたペンは、今も私にとって相棒のような存在です」田崎央(ひさし)さんともに年齢を重ねてきたのは、世界各地で出あったフクロウたちそのこだわり、家族も理解し、応援しています2016年11月5日1780号128Pオールカラーほんの150年ほど前まで、日本の歴史の中心であった「京都御所」。今に残る王朝文化の枠を極めた建築物やその役割、細部にわたる見どころをわかりやすく紹介しています。700円+税株式会社 コトコト〒604-8116 京都市中京区高倉通り蛸薬師上ル和久屋町350TEL.075-257-7322 http://www.koto-koto.co.jp見る 歩く 学ぶ「京都御所」京都御所は通年無料公開となりました(月曜・年末年始・行事がある日は休み)午前9時~午後4時(入場は午後3時20分まで)※10月~2月分。季節により変動あり
元のページ