リビング京都 東南版 11月19日号
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(2)2016年11月19日(土曜日)東南第1782号このたび再現された雨戸。「昔の仕様なので、扱いに少しコツがいるんです。拭き掃除をして手入れします」と石川さん。左のガラスが明治期に製作されたものです歴史ある寺院には、さまざまな寺宝が残されていますね。千本釈迦堂大報恩寺の霊宝殿では、重要文化財をはじめとする寺宝を鑑賞できます。数ある文化財でも目を引くのが、六観音像と十大弟子像。「どちらも鎌倉時代の作品。6体全てがそろって残る六観音像は珍しいんですよ。十大弟子像も傷みや破損がなく、美しい状態で保存されています」とは、住職の菊入諒如(りょうにょ)さん。「もとは本堂に安置されていて、1970年に霊宝殿へ移しました。本堂は一度も火事に遭うことがなかったので、堂内の文化財も無事に伝わったようです」日頃の手入れが欠かせないのでは? そう尋ねると、「実は、私も国指定の文化財に許可なく触れることはできないんです」と菊入さん。「手入れは専門の学芸員が担当します。良い状態で保存するには、むやみに触れないことが大切。その代わり、毎日異常がないかを目で確認します」霊宝殿内の湿度は文化財の保存に適した60%に設定。照明は紫外線が発生しない発光ダイオード(LED)の電球を使うなど、霊宝殿内の環境整備もポイントです。来年は約40年ぶりに、六観音像と十大弟子像のほこりを払う〝お身拭い〞が行われる予定。きれいな姿を見せてくれそうです。六観音像の一つ、千手観音。大切に扱われてきたため、指先も欠けずに残っていますかつては彩色が施されていたという十大弟子像。現状維持の考えから、塗り直しは行いません大正期の雨戸を再現し、より趣深くこれまでは門が閉ざされていた重要文化財「旧三井家下鴨別邸」の一般公開が10月からスタートしました。下鴨神社の南、京都家庭裁判所の隣に位置しています。「明治期、木屋町通沿いに建てられた住宅を大正期に母屋として移築しました。当時も三井家ゆかりの邸宅を保存しようという動きがあったのでしょう」と、京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化財保護課の石川祐一さん。第2次世界大戦後には京都家庭裁判所が管理し、所長宿舎として利用。日常的にメンテナンスされてきたことが、現代まで傷まずに残った理由だといいます。特に貴重なのが、室内の障子に取り付けられたゆがみのあるガラス。明治期の手法でつくられた一般公開では1階部分が開放されています出土したら、フリーズドライしすぐに保存処理へ写真左の木簡や左下の人形代について、「崩れやすい木の形がしっかりと残っています。保存処理がされた証拠ですね」と竜子さん昔の生活を伝える遺跡の中で、特に重要なものは国が文化財として史跡に指定しています。史跡などから出土した埋蔵文化財を展示している、京都市考古資料館へ向かいました。「出土品は放置すると劣化をたどるばかり。発掘したら、すぐに保存処理を行います」と、京都市埋蔵文化財研究所の竜子(りょうこ)正彦さん。館内に並ぶ木製品、金属製品といった埋蔵文化財の保存処理方法とは?「こちらに展示しているのは平安京跡から出土した木簡や、木で作られた人形代(ひとかたしろ)です。木の繊維を固める薬品に漬けた後、フリーズドライの機械を利用します」フリーズドライといえば、インスタント食品に用いられる製法というイメージですが…。「はい。少し意外に感じるかもしれませんね。機械で木製品を冷凍し、真空状態で水分を蒸発させます。木簡などに書かれた墨は熱に弱いので、加熱せずに乾燥させられるこの方法が適しているんです」金属製品はさびを取り除き、さらなる酸化を防ぐのが課題です。「さびを取り除き、その進行を防ぐ処理をして樹脂をコーティングしたら、湿度管理を行いながら展示、保管します」それでもさびる場合があるので、小まめな点検が欠かせないそう。さびを見つけたら、再度処理が施されます。出土品ごとに処理方法は変わりますが、全てに共通するのが修復はやり直しができるという点。「今後、より適した処理法が開発される可能性もあります。コーティングには落として塗り替えられる薬品を使用。最善を尽くし、次の世代に引き継いでいきます」京都市考古資料館ため、割れてしまえば同様のガラスは製作できないのだとか。「傷ついていないか小まめに確認し、来館者にも注意を促しています。見学の際、少し気を配ってもらえたらうれしいですね」開館前、閉館後には、ガラスや床を拭くなどの手入れを行っているそう。開館時は空気がこもらないよう、1階だけではなく不定期で特別公開される2階、3階部分も雨戸が開けられます。その雨戸は一般公開にあたり、大正期の木製の形式に復元。参考にしたというのは、昭和初期の様子を撮影した写真です。白黒写真ですが、雨戸の形はしっかりと写っています。保存に加え、当時の趣が感じ取れる工夫も行われていました。仏像は触れずに、目でチェック千本釈迦堂大報恩寺旧三井家下鴨別邸1「京ごよみ手帳2017」を9人に2「ゴールデンジュレマスク」3種セット希望番号と商品名、〒、住所、氏名、年齢、電話番号を書いて応募を。11月25日㈮必着。ホームページは同日午前10時締め切り宮帯出版社(京都市上京区)では、「京ごよみ手帳2017」(1200円、B6判変型ビニールカバー付き)を発刊。今年で8年目になるこの手帳は、祭りや行事、四季折々の見どころ、和菓子や銭湯、地図など詳細な京都の情報が満載で、スケジュール帳とガイドブックの機能を兼ね備えています。監修は京都検定1級の観光ガイド・吉村晋弥さん。この手帳を、読者9人に。※デザインの選択不可宮帯出版社=☎075(441)7747ウテナ=☎0120(305)411(通話無料)とろりとした美容液がシートマスクになった「プレミアムプレサ ゴールデンジュレマスク」(3枚入りメーカー希望小売価格756円、ウテナ/東京都世田谷区)。セラミドなどの保湿成分に加えて、乾燥対策の「ヒアルロン酸」、ハリとツヤのための「コラーゲン」、エイジングケアのための「ローヤルゼリー」の3種類がラインアップ。この3つをセットにして、読者6人に。プレゼントします■〒604-8560(住所不要) 京都リビング新聞社「リビング京都」プレゼント係【応募要項】応募は、はがき・リビング京都ホームページで。※当選者の発表は発送をもってかえます。原則として商品は提供社から発送。同意のうえ応募を2次元コード対応機種のみ利用可■http://kyotoliving.co.jp (スマートフォン・ケータイは右上の2次元コードからアクセス可) ※ホームページからの場合は「Web会員」の登録が必要です11/28(月)12:00~15:30(11:30受付開始)2016年開催日時京都テルサ西館1階テルサホール京都市南区東九条下殿町70開催場所2017年3月大学等卒業予定者、概ね40歳以下の若年求職者参加対象地下鉄烏丸線九条駅九条車庫前八条通N九条通烏丸通京都駅近鉄京都線東寺駅京都テルサ参加無料応募書類不要入退場自由京都の優良企業と出会える!社予定参加企業50検索京都ジョブナビ●出展企業ブース●業界体験コーナー●就職支援コーナー映像で!ワークで業界が見えてくる!知ること、体験する事で「働きたい」が見えてくる!京都企業のリアルな職場をブースで体感! ☎075-682-8915京都市南区東九条下殿田町70 京都テルサ西館3階[利用時間]〈月~金〉9:00~19:00〈土〉9:00~17:00主催:京都ジョブパーク 共催:京都信用金庫﹇お問い合わせ﹈﹇お問い合わせ﹈担当:ワーク・ライフ・バランス推進アドバイザー主催:京都府、京都ジョブパーク京都ワーク・ライフ・バランスセンター ☎075-223-9100 受付時間 月~金 9:00~17:00 wlb@wlb-kyoto.org『京都モデル』ワーク・ライフ・バランス認証企業、宣言企業、女性活躍推進企業を集めて開催 !PICKUP!キャリアデザイン塾輝ける人財~これからの考え方12:15~12:45講師 株式会社 カプコン・モバイル 代表取締役社長 世古 学 氏※予約が必要です。お電話にてお申込みください。定員50名職場の様子・働く社員・仕事内容の動画を上映POINT1先輩社員が説明POINT2未経験OKPOINT3年間休日100日以上の企業が集結POINT4働くを楽しむ推進企業フェア推進企業フェア職場体感フェア職場体感フェア30社社20社社受賞作『若冲』澤田瞳子 氏著(文藝春秋刊)今年、生誕300年を迎え、益々注目される画人・伊藤若冲。圧倒的天才が生涯挑んだものとは―【第1部】授賞式京都発の文学賞(フィクション対象)親鸞賞 記念シンポジウム開催!第9回日時平成28年12月6日(火)午後3時~午後5時30分会場東山浄苑東本願寺 嘉枝堂本堂(〒607-8461 京都市山科区上花山旭山町8-1)◎タクシー又は当日運行の臨時市バスをご利用下さい◎臨時市バス (有料)烏丸七条発(14:00、14:15)→五条京阪前→東山浄苑東本願寺●パネラー/親鸞賞選考委員●パネラー/受賞者一般財団法人本願寺文化興隆財団理事長 大谷暢順師●基調講演「京都から世界へ 日本のこころ」【第2部】記念シンポジウム加賀乙彦氏(作家)瀬戸内寂聴師(天台宗僧侶、作家)澤田瞳子氏(作家)沼野充義氏(文学者)中西進氏(文学者)■主催/一般財団法人本願寺文化興隆財団■後援/文化庁、京都市、京都府、国際交流基金、京都商工会議所 (第2部より)入場無料先着500名定 員お申し込み・お問い合わせはお電話で!☎075-551-3007一般財団法人本願寺文化興隆財団内(受付時間9:00~17:00/無休)親鸞賞係お申し込み・お問い合わせはお電話で!☎075-551-3007一般財団法人本願寺文化興隆財団内(受付時間9:00~17:00/無休)親鸞賞係一般参加者募集☎075(212)4411まで広告掲載のお問い合わせ・お申し込みは
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