リビング京都 西南版 11月26日号
1/16
◇2面に続く睡眠は何時間取っていますか? 8時間寝ているとしたら一日の⅓ を占めることになりますね。この時間を眠るだけではなく活用できないか…。そんな疑問からこの紙面を特集。3人の専門家に聞いてみました。「睡眠時間、有効活用したいんです!」就寝前にリラックスして︑ストレス解消の時間にそもそも︑良い眠りとは眠っている時間をもっと有効にという前に、私たちはきちんと睡眠を取れているのでしょうか。まず、〝良い眠り〞について教えてもらいました。「昼間、ハツラツと過ごせているなら、その前日は良い睡眠を取ったといえるでしょう」と京都工芸繊維大学情報工学・人間科学系教授の小山恵美さん。眠りの専門店・市田商店店長で睡眠改善インストラクターの齋藤拓也さんも、「睡眠の役割は脳の休息と体のメンテナンス。良い睡眠が取れた日は、次の日、スッキリと目が覚めて、日中も眠くなりません」と翌日の活動が目安と話します。佛教大学保健医療技術学部教授の漆葉成彦さんは、「良い眠りとは、十分に疲れが取れること」と疲労の解消をあげてくれました。何時間寝るべき?との問いには「人それぞれ」と一致。「日常生活の質や年齢などによって異なります。昼間、過度の眠気があったり、うたた寝するようでは足りていません」(小山さん)「〝嫌なことは寝たら忘れる〞というのはある程度は本当」とは小山さん。「眠れないほど気になっている場合は悩みの根本の解決が必要ですが、注意をそらすという目的では音楽やアロマオイルが役立ちます。ただ、音楽はあくまでもBGMなので音量を上げ過ぎないで。アロマオイルは刺激にならない程度、ほのかに香るくらいがいいでしょう」。音楽やアロマが、その日にあった嫌なことやストレスの解消に結びつくのですね。齋藤さんも、「自律神経の働きを整えて、リラックスさせてくれるオルゴールの音色や鳥のさえずり、川のせせらぎの音もいいですよ。アロマオイルなら、かんきつ系やローズの香りは幸せな気持ちになるといわれています」。漆葉さんからは、「ストレスを軽減するにはまず、ゆっくりと寝ること」との話が。「睡眠不足になると、脳の前頭葉の働きが落ち、ストレスに対する耐性が弱くなります。悩みがたくさんあるなら、寝る前に悩み事を書きだして、その下に『ここで終わり。あとは明日』という気持ちで線を一本ひいてみて。そうすれば心の整理をして眠りに入ることができます。眠る前にリラックスするのも良い方法。寝つきが良くなり、ストレスの軽減につながります。自分でストレスをコントロールできると思うだけで気持ちも軽くなるのではないでしょうか」リラックス法は表を参照。試してみては。有効活用人生のおよそ、人生のおよそ人生のおよそ人生のおよそ少しの心がけで、翌日のあなたが変わるかも有効活用1をイラスト/オカモトチアキ漸進的筋弛緩(しかん)法リラックス法足(足首から下の部分)、ふくらはぎ、太もも、おなかと、下の方から順番に、顔まで体の一部分に力をぐっと入れて、その後、緩めましょう(力が入りにくい場合は、意識するだけでもOK)リラックスしていたときの情景を思い浮かべて。例えば旅行に行ったときのことなら、目に見えていたもの、聞こえていた音、体に感じたことなど、具体的に複数、イメージします。そして一つずつ減らしていきましょう。最初に三つ思い浮かべたら、次は二つ、一つという具合です漆葉さんに教わる、眠る前のリラックス法2016年11月26日1783号☎075(212)4411㈹http://kyotoliving.co.jpリビング京都がまるごと読めるあります電子ブックホームページ制作しますホームページを持ちたい今のデザインを変えたい更新作業をまかせたいあ0120-885-876午前10時~午後5時土・日・祝日除くhttp://living-co.jpお気軽にお問い合わせくださいクリエイティブ事業部
元のページ