リビング京都 東南版 2017年1月7日号
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(16)新春号東南第1787号京都府南部を舞台にした映画「ごはん」が、1月23日(月)~27日(金)に上映されます。米農家を継ぐことになった女性の奮闘や成長、親子の絆を描いた物語。城陽、伏見、宇治、久御山で行われていた撮影をのぞいてきました。撮影/桂伸也「めっちゃ蚊に刺されるので、使ってください」と取材中、記者に虫よけスプレーを差し出してくれたのは、主人公を演じる沙倉ゆうのさん。兵庫県・西宮市出身で撮影に入るまで田んぼの景色になじみがなかったという沙倉さんですが、すっかり慣れた様子です。それもそのはず、映画の撮影は、丸4年の歳月を要したのですから。安田さんによると「映画で描いている季節は、夏から秋。田んぼを借りて撮影していたのですが、農作業の進行や稲穂の生育状態に合わせたり、天候にも悩まされたりして思うようにいかず長引きました」とのこと。沙倉さんは、「地元の方があたたかくて、トマトとかエダマメとか『持って帰りや』って渡してくださいました。『おう、まだ撮ってるんか』と言われたことも(笑)」。実際、取材に訪れた日も「ちょうど1年前も撮影に来てたね」と声をかけられていました。「この辺りにお住まいの方には、地元の風景の美しさも見直してもらえると思います」と安田さん。「田んぼは、夏は青々として、秋は稲穂が透き通り、観光資源になるくらいにきれいです。時間をかけた分、その景色も美しく、納得のいくものを撮ることができました」映画の公開日や場所については、表参照。問い合わせは未来映画社=☎075(602)9990=へ。稲穂が黄金色に輝く田んぼに響き渡る「本番! よーいスタート」の声。主人公・ヒカリが、実った稲穂を眺めながらうれしそうにほほ笑みます。そんな映画「ごはん」のワンシーンが、昨年10月下旬のある日、伏見区・宇治市・久御山町にまたがる巨椋池土地改良区に広がる田んぼで撮影されていました。主人公のヒカリは、東京で派遣社員として働く女性。父の訃報を受け、実家の京都へと戻ります。父は、付近の農家30左が監督・安田さん、中央が主演・沙倉さん。「いわゆる田舎の農村ではなく、街中にある農村の姿を撮りたくて。京滋バイパスの道路が後ろにある、ここ巨椋池土地改良区の田んぼはぴったりだと思いました」(安田さん)T・ジョイ京都(イオンモールKYOTOSakura館5階、JR「京都」駅八条口から徒歩すぐ)公開日T・ジョイ京都で1月23日(月)~ 27日(金)軒分の田んぼを請けおっていた米作り農家。それらを突如引き継ぐことになったヒカリが、豪雨や機械の故障などの度重なる試練を乗り越える中で見つけたものとは―。監督の安田淳一さんは「『百姓は稲を育んでふるさとを守ってきた』というせりふにもある通り、田んぼは先祖代々、農民たちが知恵を絞り、戦いながら残してくれた奇跡だと思います。主人公の姿を見てそんなことを感じ、一杯のごはんへの感謝の気持ちを持ってもらえるのでは」と、作品への思いを語ってくれました。ところで、そもそもなぜ、京都府南部での米作りをテーマにした作品を撮ることになったのでしょうか。「私自身、城陽の出身で、実家が米農家なのです。主人公の父親のモデルは、私の父親。私も昔からたまに農家の手伝いをしていましたが、米の育て方はよく知らなくて。もし父に何かあったらどうなるのだろうと、ふと考えたことがこの物語を撮るきっかけになっています」父親が請けおっていた田んぼを引き取ってもらおうと、ヒカリが一軒一軒に頭を下げて回るシーンは、城陽の住宅街で撮影。音声に響くため、飛行機や車が過ぎ去るのを待つこともしばしば。数分のシーンでも、時間をかけて撮影されていました「うなずくところはもっとゆっくり」など、安田さんから指導が入ります。そんな監督業だけではなく、カメラマンも兼任。インターンシップで、京都の大学生数名も、スタッフとして関わっています制作年数は丸4年地元の人との交流も上映1月23日(月)~27日(金)、場所●主な配布地域=伏見区・宇治市・城陽市・久世郡久御山町●配布部数=145,050部(2016年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計483,850部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページではhttp://kyotoliving.co.jp無料の京都で働きたい大学生の業界研究に!1月22日(日)、京都で活躍中の企業が集結します午後1時〜4時開催 (出入り自由) 1・2年生や保護者も参加OK京都商工会議所“就活”の最初の一歩に。京都商工会議所が主催する会社説明会に行きませんか。京都で活躍する中小企業が集います。予約不要、入場無料。参加企業の業種は、製造業・小売業・サービス業・卸売業とさまざま。業界ごとに仕事内容の紹介をしてくれます。その他、各社の若手従業員・内定者の経験談も聞けるとあって、リアルな情報が手に入りそう。なじみのある商品を扱う会社だけではなく、企業間取引のみ行う製造・卸売業の会社についても詳しくなれますよ。京都で働きたい大学生はもちろん、その保護者も参加可能です。1・2年生にも役立つ内容なので気軽に足を運んでほしいとのこと。私服での来場OK。休憩用のティーコーナーも用意。先着200人には参加企業のお菓子がプレゼントされます。〈開催日時〉1月22日(日)午後1時~4時(時間内出入り自由)〈会場〉からすま京都ホテル3階「瑞雲」(下京区烏丸通四条下ル、地下鉄「四条」駅6番出口すぐ)〈問い合わせ〉京都商工会議所 人材開発センター 雇用担当(中京区烏丸通夷川上ル)=☎075(212)6414四条通綾小路通銀行四条駅6番出口仏光寺通●●烏丸通★からすま京都ホテル地下鉄四条駅阪急烏丸駅地下鉄四条駅阪急烏丸駅地下鉄四条駅阪急烏丸駅参加企業〈製造業〉(株)片岡製作所、(株)松栄堂、(株)俵屋吉富、(株)傳來工房、日本蚕毛染色(株)、(株)三橋製作所〈小売業〉(株)大垣書店、(株)川勝總本家、(株)西浅、(株)藤井大丸〈サービス業〉(株)演算工房、ネッツトヨタヤサカ(株)、(株)フクナガ〈卸売業〉ニシムラ(株)、(株)増田医科器械〈出版販売業〉(株)淡交社

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