リビング京都 東南版 2017年3月18日号
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(3)2017年3月18日(土曜日)東南第1796号蛸薬師通錦小路通四条通大丸東洞院通高倉通烏丸通★地下鉄「四条」駅阪急「烏丸」駅山本心臓・血管クリニック☎075(748)1292山本心臓・血管クリニック京都市中京区錦小路通高倉西入ル西魚屋町601 錦小路水野ビル3階(阪急「烏丸」駅・地下鉄「四条」駅から徒歩5分)山本心臓・血管クリニック検索診察時間月火水木金土午前午前9時~午後0時30分○○○○○○手術午後2時~4時○○○○午後午後5時~7時○○○○休診日:水曜・土曜午後、日曜、祝日山本心臓・血管クリニックhttp://kyoto-jyoumyaku.jp/足の血管がボコボコと浮き出ている、足が重くてだるいなど、足に不快感がある人はいませんか。もしかしたら、原因は血管の病気「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」かもしれません。この病気について、「山本心臓・血管クリニック」の院長・山本龍治先生に聞きました。症状や一般的な治療法について聞ける、無料セミナーも開催されます。血液を心臓へ送る、ふくらはぎを動かして予防下肢静脈瘤の症状や一般的な検査・治療法や予防などについて、山本先生が説明してくれます。その後、個別で相談ができますよ。日々の生活の中で、足が〝重くてだるい〞〝むくむ〞〝つりやすい〞といった症状に悩んでいる人も多いのでは。これは、「下肢静脈瘤」という血管の病気が関係している場合もあるのだとか。四条烏丸から徒歩約5分の「医療法人 山本心臓・血管クリニック」では、この下肢静脈瘤で悩む患者を、1年(2016年1月〜12月)で1500人以上診察しています。「下肢静脈瘤は、日本人の10人に1人が患っているとの報告がある病気下肢静脈瘤は、どんな人がなりやすいのでしょう。男性より女性の方が悩んでいる人が多いイメージがあります。「長時間の立ち仕事やデスクワークなど、ふくらはぎの筋肉を動かす機会が少ない方に多くみられます。職業的には1日中立って作業している料理人や理容師、教師のほか、座ったままの事務職などが挙げられます。テニスや卓球など、足を踏ん張る運動をしている方にもみられます。この病気が女性に多いイメージがあるのは、妊娠・出産が関係しています。妊娠中の血液量は普段より1・5倍に増えるうえ、赤ちゃんの成長に合わせて子宮が大きくなることで腹腔(ふっくう)内圧が高くなるので、足の静脈に多大な負担がかかってしまうのです。出産経験のある女性2人に1人が下肢静脈瘤といわれています」保険診療でのレーザー治療なら日帰りが可能この病気をみてもらう際、何科を受診すればいいのか分からないという声も耳にします。治療費がいくらかかるのかも気になります。「病院によって違い、心臓外科、外科、皮膚科などで診療していますが、足の静脈も血管の一部。全身の血管をみることのできる先生を訪ねるのが理想です。循環器専門医や脈管専門医など、血管分野の専門の先生かどうかを確認しておくことも大切。また、保険診療での治療が可能か、数多くの症例を診察しているかも、ホームページなどで調べてから受診しましょう。施設により対応が異なることもあるため、受診内容に納得がいかない場合は、ほかの施設を受診して治療するかどうかを総合的に判断するべきです」山本先生のクリニックではどのような治療が行われていますか。「コブ状になっている部分の血管を取る方法もありますが、こちらでは血管を摘出せずに機能の温存を図る、『血管内治療』をしています。治療にはレーザーを使用。全て局所麻酔のみで皮膚は切りません。麻酔の注射も、予防接種の針より細いものを使用するなど、痛みの軽減に配慮しています。中には、スタッフとおしゃべりをしているうちに治療が終わったという患者さんもいますよ。当院のレーザー治療の費用は保険診療で、3割負担の方は片足4万3000円、1割負担で1万2000円です。治療時間は片足で20分程度。日帰りが可能なうえ、術後すぐに普段通りの生活ができます。とはいえ、実際にレーザー治療が必要な患者さんは全体の4割ほど。そのほかの方には病気を理解してもらい、自身で血管を守ってもらうよう生活習慣の改善指導も行っています。下肢静脈瘤は早めの検査と適切な指導を受けることで進行を防げます。気になる症状があれば、気軽に聞きに来てください。治療で軽やかな一歩を踏み出しましょう」3月25日(土)・26日(日)は、予約不要の無料セミナー「もっと知りたい!下肢静脈瘤のこと」が開催されます。症状や一般的な治療法の詳細のほか、「自分は手術が必要か」など、山本先生に気になる点を尋ねてみては。です」とは、院長の山本龍治先生。「全身を巡った血液は静脈を通って心臓に戻りますが、足から心臓に血液を返すには重力に逆らわなければいけません。ここで大きな役割をするのが、ふくらはぎの筋肉と静脈の弁です。ふくらはぎの筋肉の収縮により血液を送り出し、静脈の弁で戻ってくるのを防ぎます。この弁が閉じなくなって血液が逆流し、血管がコブ状になるのが下肢静脈瘤です」コブがなければ心配はありませんか?「初期は、逆流で筋肉の中の血管は大きくなりますが、表面からは見えません。足が重だるい、むくむ、つりやすい、または皮膚のかゆみなどの症状が続いている方は、表面には目立つコブがなくても筋肉の中では血液が逆流して血管がコブ状になっていることがあります。病気は徐々に進行し、皮膚表面の血管にまで逆流が進むと、コブ状の血管が浮き出るように。この症状は残念ながら自然に治ることはなく、長年患っていると皮膚の色素沈着などを引き起こしてしまうので、早めの受診が必要です」コブがなくても下肢静脈瘤の可能性があるということですね。左記の症状が当てはまれば、受診の検討を。3月25日(土)・26日(日)開催日☎075(748)1292予約●第1部:午前11時~●第2部:午後1時~●第3部:2時30分~※各部、先着30人程度で時間は90分時間立ち仕事をしている人、妊婦は注意を足の静脈の流れ。ふくらはぎの筋肉が収縮して血液を送り出す際に弁が開き、筋肉が弛緩(しかん)すると弁が閉じて逆流を防ぎます正常な静脈であれば、弁が閉じて逆流せずに足からスムーズに心臓へ血液が送られます。弁が壊れて血液が逆流すると、血管がコブ状にレーザー治療のイメージ。熱により逆流する血管を閉じていきます足の〝重だるさ〟〝むくみ〟の原因になる    「下肢静脈瘤」のことを     知っておきましょう大切なのは早めの受診男女や職業に関係なく、また妊婦でも日常でできる予防法はありますか。「一番は歩くこと。血液を心臓に送るポンプの役割をしているふくらはぎを動かすのが一番です。足は第2の心臓といわれるところです。立ちっぱなしや座りっぱなしをなくし、長時間同じ姿勢にならないように、ときどきは体を動かすようにしましょう。無理な場合は、その場で1時間に1回、つま先の上下運動でふくらはぎを動かすのもいいですよ。妊婦の場合は、足先から太モモに向けて足のマッサージをしましょう。その時間がとれないという方は、弾性ストッキングの着用をおすすめします。弾性ストッキングの使い方は女性スタッフが丁寧に指導しますので、いつでも当院にお越しください」3月25日(土)・26日(日)は無料セミナーを開催(予約不要)無料セミナー開催「もっと知りたい!下肢静脈瘤のこと」(予約不要)山本心臓・血管クリニックの院長・山本龍治先生〈経歴〉 武田総合病院 循環器内科、小倉記念病院 循環器科、京都桂病院 心臓血管センター、北九州総合病院 循環器内科(循環器内科部長)〈資格〉 日本内科学会認定内科医、日本循環器学会認定循環器専門医、日本脈管学会認定脈管専門医、日本心血管インターベーション治療学会認定医、下肢静脈瘤レーザー治療実施医、腹部大動脈瘤ステントグラフト実施資格下肢静脈瘤の症状が出た足□足が重くてだるい□足のむくみが取れない□寝ているときによくつる□足の血管が皮膚表面に凸凹状に浮き出る□浮き出た血管がピリピリする□くるぶしから先の皮膚が青黒くなっている

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