リビング京都 東南版 2017年3月18日号
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(4)2017年3月18日(土曜日)東南第1796号京都府私立幼稚園連盟 http://www.kyoshiyoh.com/「周りに子育ての悩みを共有できる人がいない」「子どもを同年代の友達と遊ばせたい」。そんな思いに京都府内の私立幼稚園が応えています。話を聞いたのは、京都府私立幼稚園連盟の理事長・田中雅道さん。幼稚園が取り組む、未就園児とその保護者を対象にした「子育ての支援」について教えてもらいました。幼稚園は未就園児と親の支援も行っています0歳からの未就園児とその保護者に関わるため、同連盟ではさまざまな取り組みをしています。その背景にあるというのが、近年の子育て事情の問題。「子どもを預けて働くお母さんが増えているため、保育園の不足ばかりが話題に上りますが、数を増やすだけではなく、社会全体が親子をサポー地域の交流の場として開かれているのが親子教室です。申込制で、参加メンバーを固定している園が多く、決まった顔ぶれで交流できるのがポイント。保護者同士で悩みの共有や情報交換をするなど、関係を築けそうです。子育て相談や講演会も人気。なかには育児のヒトする必要があるでしょう」(田中さん)その一方で、託児をせずに自分の手元で子どもを育てたいと願う人もいます。そうした保護者を支えるのも幼稚園の役割なのだとか。どんな親子にも気軽に来てもらえるようにと、園庭開放や親子教室、育児相談などの「子育ての支援」が行われています。園庭開放では、保護者のニーズに合わせた変化も見られるとのこと。これまでは幼稚園の遊具を使ってもらうといった〝空間〞の提供でしたが、最近は教員が常駐し、積極的に親子と交流するようにしているといいます。園庭開放に来た保護者から多く寄せられるのがントを聞き、「張りつめていた気持ちが楽になった」と話す人も。「誰にも相談できず思い詰めると、親も子どももつらくなってしまいます。相談や講演会は、子育ての仕方を見直したり、『これでいいんだ!』と自信を持つ機会にもなるのです」親子関係以外に目立つのが、保護者同士の人間関係にまつわる悩み。幼稚園のフォローで、関係が改善できることもあるようです。また、同連盟では未就園の親子と接する教員の育成にも力を入れていま「子ども同士のトラブルがあったときの対処が困るので、知らない人が集まる公園は行きづらい」との声。「園庭には教員がいるので、子ども同士がけんかをしたときに間に入ってとりなすことができます。教員を交えれば、ほかのお母さんとも話しやすいかと思います」す。乳幼児の発達について理解を深めるため、今年からは0〜2歳児に関する勉強会を実施。多くの教員が各園から参加しました。「子育てはかけがえのない時間。その月日をゆとりをもって楽しく過ごせるよう、幼稚園が応援できればと考えています」各園では、4月から新年度の「子育ての支援」がスタート。詳細は最寄りの幼稚園へ問い合わせを。●京都府私立幼稚園連盟=下京区室町通高辻上ル山王町561(京都私学会館内)、☎075(344)0771● 私も子どもも友達が増えました● 園庭の遊具が魅力的で、子どもが夢中に● いろいろな活動ができて、親子ともども楽しいです● 先生のアドバイスを受けると気持ちが落ち着きます● クッキング体験に参加したおかげで、子どもが家での手伝いが大好きになりました親子で参加できるランチ交流会が行われることも新聞紙を使った遊びのイベント開催時の様子も見つかりそう地域の親子との交流から園庭開放や親子教室などに参加したお母さんたちの声親子教室や子育て相談で悩みを共有2009年にスタートした全日本私立幼稚園連合会の「こどもまんなかプロジェクト」は、子どもを真ん中に大人も成長し合う社会づくりを目指しています。シンボルマークは、イラストレーター・安西水丸さんのデザイン幼稚園には遊び道具もたくさん園庭開放で友達も増えそう4月から新年度の「子育ての支援」がスタート育児のヒント在宅で療養中の人に役立つ、「在宅療養あんしん病院登録システム」。体調が悪化して自宅での対応が難しくなったとき、〝かかりつけ医〟や地域の病院のサポートが受けられます。仕組みを知り、いざというときに備えておきませんか。「介護や療養が必要になっても、最期まで住み慣れた地域で自分らしく暮らしたい」。そんな思いを持つ高齢者を支援しているのが「京都地域包括ケア推進機構」。医療・介護・福祉関係の団体や大学などが集まり、〝オール京都体制〞でさまざまな活動を行っています。「在宅療養あんしん病院登録システム」もその一つ。スタートから5年、約1万人が登録しています。このシステムは、在宅での療養を希望する高齢者を支えるもの。一時的に体調を崩して栄養や水分が十分にとれなかったり、肺炎かどうかの判断に迷うときなどには、まずかかりつけ医が診察。状況に応じて事前登録しておいた病院(在宅療養あんしん病院)に、かかりつけ医から連絡をしてもらいます。病院での診察を受け、必要な場合は入院をするという仕組みです。日頃から患者に接している医師だからこそできる判断が期待されます。かかりつけ医と登録先の病院との連携によって、重症化を防ぐことにもつ〈対象〉〈登録について〉ながります。入院後は、かかりつけ医やケアマネジャー、訪問看護師、地域包括支援センター、介護サービス事業者などが、早期退院に向けて協力。退院後は、在宅療養への移行をサポートしてもらえるのも心強いところです。登録は無料。京都府内在住の、65歳以上で在宅療養中の人が対象です。登録すると、かかりつけ医との関係も深まりそうですね。〈問い合わせ〉京都地域包括ケア推進機構(中京区西ノ京東栂尾町6 京都府医師会館7階)=☎075(803)1037かかりつけ医と病院が連携して在宅療養を支えます〝かかりつけ医〞と登録先の病院が連携府内在住の65歳以上で、在宅で療養中の人(訪問診療を受けている人や、かかりつけ医の元へ定期的に通院している人)まずはかかりつけの医療機関に相談を。登録にはかかりつけ医のサインが必要です申請するとき診察登録確認サイン京都地域包括ケア推進機構情報を管理診察利用者(高齢者)かかりつけ医在宅療養あんしん病院在宅療養あんしん病院への情報提供地域(在宅)病院地域連携室(担当者)かかりつけ歯科医院訪問看護事業所かかりつけ薬局地域包括支援センター(在宅介護支援センター)ケアマネジャー介護サービス事業所在宅療養を日常的に支え、入院中から在宅生活への復帰に向けた支援を行うメンバー在宅チーム入院するとき退院するとき在宅へのスムーズな移行をサポート在宅へのスムーズな移行をサポート「在宅療養あんしん病院登録システム」京都地域包括ケア推進機構 http://www.kyoto-houkatucare.org/「在宅療養あんしん病院登録システム」のポスター

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