リビング京都 西南版 2017年3月18日号
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(5)2017年3月18日(土曜日)西南第1796号「とっておきお土産品等開発支援事業」は、向日市と向日市商工会の連携のもと、実施されている取り組み。向日市産業振興課の天野友則さんは、「向日市ならではの土産物などを開発し、観光振興につなげたいと思っています」とのこと。これらの開発商品を通して、まずは向日市に住む人に地元の魅力を再発見してほしいと考えているのだとか。ところで、4人のリビング読者にとっての向日市名物というと…。「やっぱりタケノコ」と意見が一致。「朝掘りや水煮のタケノコはもちろん、タケノコのつくだ煮などの加工品もおいしいです」と話すのは、1歳になる娘の梨央ちゃんと参加してくれた大塚彩さん。今回試食した3つのお菓子の中にはそのタケノコを使ったものも。もちろん、ほかの品にも、それぞれの事業者が考えた〝向日市ならでは〞のアイデアが凝縮されています。さぁ、それでは試食スタートです!リビング読者が試食したお菓子とは別に考案されたのが、2軒の料理店(左記)で食べられる特別メニュー。向日市に都があった時代(長岡京784年〜)の人々が食べていた〝古代食〞を味わえまリビング読者が試食しました向日市ならではの名物を。この思いのもと、向日市では昨年9月、「とっておきお土産品等開発支援事業」をスタート。この事業に、市内で営業している5つの事業者が参加し、3つのお菓子、2つのメニューを開発しました。この日、完成したばかりの新作のお菓子を囲んだのは、向日市在住のリビング読者4人。試食をした感想は?手土産に、食事に━。新しい定番になるかも!料理店では、〝古代食〞が味わえます左から、大塚彩さんと梨央ちゃん、木田由美子さん、吉川真知さん、鈴木成枝さん。ユニークな発想と意外な食材の組み合わせに驚いたり、感心したり。皆さん、向日市の新しい魅力を発見したようですよバターを使った生地で、自家製こしあんを包んだ焼き菓子。この形は、向日市の歴史まちづくりのシンボル「向日市歴まちPRロゴマーク」をイメージしているとか。ロゴマークの焼き印が印象的ですね。「中味は、季節によって〝さくらあん〟〝タケノコあん〟などに変更する予定」(店長)とのことですよ。店舗のみで販売。1個150円/ギフト箱(5個入り)900円、同(10個入り)1650円。●京鳴海 篁庵(たかむらあん)=向日市寺戸町殿長28―1、☎075(934)3637。木曜休わらびもちの中には、地元産タケノコの水煮の角切りが! タケノコのほのかな甘みがアクセントになっています。冷やして、きなこや黒蜜(別売り)をかけて食べるほか、もう一つ、担当者にはおすすめの組み合わせがあるのだそう。それが、〝わさびじょうゆ〟で食べるというもの。ある料亭で教わったというこの食べ方、興味をそそりますね。店舗で販売。今後、インターネット通販でも販売予定。1個430円(きなこ付き)/ギフト箱(6個)2600円。●香月庵=向日市寺戸町二枚田1―1、☎075(933)4560。水曜休向日市向日市ならではを感じるお菓子を、生地のふんわりと漂うミルクの甘い香りと、こしあんの風味が合っています初めてタケノコのスイーツを食べました。おいしいです!甘さが控えめで、おいしいですね。〝タケノコあん〟に興味がそそられますわらびもちの弾力と、タケノコの食感との違いがおもしろいです和菓子は年輩の方向けのイメージがありますが、これなら年齢にかかわらず喜んでもらえそう娘はタケノコの部分が気に入ったみたいです。しょうがじょうゆも合いそう白地に竹があしらってある箱の包み紙が、おしゃれですてき料理の前菜にもなりそうな、あっさりと上品な味わいですタルトの中央に入っているのは、京都産のタケノコをラム酒で煮込んだもの。サイコロ状のタケノコが隠れるほどたっぷりと、濃厚でなめらかなチーズクリームが流し込まれています。一度冷凍させてから半解凍の状態で食べるのもおすすめだそう。店舗・インターネット通販で販売。1個230円/ギフト箱(5個入り)1250円。●パティスリー ピラミッド=向日市鶏冠井町門戸9―2、60120(814)858。月曜休(祝日の時はその週の水曜休)ラム酒がきいていて大人向けの味。チーズクリームとの相性がいいですねこんな洋菓子は初めて食べました。おいしいです食べ切りサイズなので、食後のデザートに出しても喜ばれそうタケノコがこんなふうに洋菓子に変身するなんてスゴイ「長岡京 大極殿御膳」3240円「長岡京 大極殿弁当」3240円試食を終えて吉川真知さんどれも手に入りやすいのでいいですね。渡す相手を考えなが選ぶのも楽しそうです。木田由美子さんタケノコのお菓子が、特におもしろいですね。長年住んでいますが、向日市の魅力を再発見できました。大塚彩さんいろいろな商品に出あえてうれしいです。ママ友同士の気軽な手土産から、ちょっと気の張る場面まで幅広く活用したいです。鈴木成枝さんパッケージにも、〝向日市ならでは〟を感じました。郵送・宅配できるような商品もあるので、他府県の親せきへの贈り物のバリエーションが増えました。●魚久=向日市寺戸町梅ノ木10、☎075(921)0590。水曜休。要予約●矢尾卯=向日市向日町北山3、☎075(921)9219。水曜休。要予約す。お菓子にしても、料理にしても、〝向日市ならでは〞の商品には、地元への思いが詰まっています。この春は、向日市の新名物を楽しんでみませんか。吉川さん吉川さん吉川さん木田さん木田さん木田さん大塚さん大塚さん大塚さん鈴木さん鈴木さん鈴木さんむこうまち~ずたると筍わらびもちむこうまんじゅう☎075(931)1111向日市寺戸町中野20

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