リビング京都 中央版 2017年4月8日号
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01「人が思いつかないことを発想して実行するのが芸術」だと聞いたことがあります。今年のパンフレットを見ても、まさにそう。毎年ほぼ全部見て回っていますが、実におもしろい作品がいっぱいです。「KYOTOGRAPHIE」の素晴らしさは、感性と理論、その両方に訴えることができる、ということ。この二つを刺激して、行動に結びつける。まさに芸術が人を動かすんですね。かつて世界では、文化が価値を創造し、そして経済を豊かにしてきました。それが昨今、経済が中心で、文化は二の次になってしまっています。それをもう一度、文化で人々を豊かにし、経済を、地域を活性化する。10円の紙でもデザインすることによって、何万円のものになる。これが文化が価値を創造し、経済を活性化するということ。文化庁が京都にやってきます。1000年以上ものづくりを続けてきたここ京都で、あらゆる文化を見直し新しい文化を育て、文化で経済を、日本を活性化していくー。それこそが、京都に新文化庁を迎える意味だと思っています。環境先進都市ならでは「KYOTOGRAPHIE」には、多くの企業に協賛いただいています。オフィシャルカーとなる車を走らせるBMW社はさまざまな文化支援を行われていますが、これほど環境に配慮した車を開発しているとは、実は初めて知りました。BMW i3はカーボンファイバーを使って軽くし走行距離を長くする、しかも使用パーツの95%が再利用される電気自動車とは、たいしたものですね。期間中に私も乗る予定、今から楽しみです。「DO YOU KYOTO? 環境にいいことしていますか?」。京都は、環境先進都市。今年は「京都議定書」誕生20周年です。市民ぐるみで徹底して環境の保全に取り組み、目標を実行する大きな責任があります。「KYOTOGRAPHIE」も、環境と文化が一緒になって、京都を世界に発信する大きな役割を担っています。メッセージ ┃ 門川大作京都市長京都から世界へ。文化と環境で発信する平安神宮Heian-jingu大学 UniversitynoeKitashirakawa通東田吉 Yoshida-higashishiyama蹴上Keage元田中Mototanaka茶山Chayamaアメリカの肖像写真家アーノルド・ニューマンの、没後初となる国内での回顧展。マリリン・モンローやピカソなど、数々の著名人のポートレートが並ぶ。二条城の重要文化財である台所と東南隅櫓(通常非公開)にて。4月15日(土)キュレーターによるツアー。「イゴール・ストラヴィンスキー、作曲家・指揮者」ニューヨーク、1946年© 1946 Arnold Newman / Getty Imagesフランス国立ギメ東洋美術館所蔵の19世紀末から20世紀初頭に撮影された日本の婚礼に関わる写真作品や、花魁の写真作品を展示。4月16日(日)17:00-18:00キュレータートーク。山茂堂「結婚式」 1870年代© MNAAG.出身地・沖縄の歴史や政治、文化をテーマに作品を発表してきた山城。展示作の一つ「土の人」は沖縄と韓国済州島を舞台にストーリーを展開する映像作品。4月15日(土)16:30-17:30アーティストトーク。《土の人》 2016年協力:あいちトリエンナーレ2016© Chikako Yamashiro, Courtesy of Yumiko Chiba Associatesリパの先祖が幕末の日本で交流したフェリーチェ・ベアトの写真と、その先祖が著した手記。その地、横浜で現代をとらえるリパ。時空を超えた対話が浮かび上がる。《The Yokohama Project 1867 ‒ 2016》シリーズより、2015年© Giada Ripaオランダ人女性写真家ハンネ・ファン・デル・ワウデが、6年間の歳月をかけて撮影した、個性豊かな老夫婦エミーとベン、その兄弟らの愛にあふれる日常の記録。「バスタブに入る兄弟たち」マラコフ 、フランス、2011年© Hanne van der Woude 小学校教師を経て写真家の道を選んだ吉田が、祖母と祖母を献身的に介護する従兄弟の日常を記録。従兄弟は突然行方不明になり、その後、死が確認される。京都在住の新鋭写真家による最新作。4月22日(土)15:30-16:30、5月13日(土)11:00-12:00アーティストトーク。「Falling Leaves」 2017年© Akihito Yoshidaフランス国立ギメ東洋美術館写真コレクション虎屋 京都ギャラリー01アーノルド・ニューマンマスタークラス -ポートレートの巨匠- 特別展示:BMW アート・カー by アンディ・ウォーホルpresented by BMW二条城 二の丸御殿台所・東南隅櫓02山城知佳子土の唄堀川御池ギャラリー 1・2階03ジャダ・リパThe Yokohama Project 1867 ‒ 2016 presented by Ruinartギャラリー素形04ハンネ・ファン・デル・ワウデEmmy’s World嶋臺(しまだい)ギャラリー05吉田亮人Falling Leaves元・新風館06日本では2002年以来初となる、この本格個展の開催にあたっては、国際的建築家ピーター・マリーノのプライベートコレクションから、およそ90点の作品が展示される。4月22日(土)13:30-14:30浅田彰によるトーク。「Tulip」1984年© Robert Mapplethorpe Foundation. Used by permission.本展では性的な描写を含む作品が展示されています。18歳未満および不快に感じる方はご遠慮ください。『The Eye of Love』 (1954)は、スイスの写真家ルネ・グローブリが妻リタとの新婚旅行を綴った小さな写真集。本展では、この写真集に収録された作品のプラチナプリントを展示、紹介する。4月16日(日)12:30-13:30展示トーク。「The Eye of Love, # 535」© René Groebli, The Eye of Love, # 535, 1953. Courtesy Galerie Esther Woerdeho , Paris3万6千年前の壁画が発見されたショーヴェ洞窟(フランス)を360度撮影したシリーズ。4Kの超高画質モニターによる映像インスタレーションと、展開図を用いて再構成したプリントとで内部空間を再現。4月15日(土)15:00-16:00アーティストトーク。「The elusive Chauvet ‒ Pont-d’Arc Cave (Éditions Xavier Barral) 」2016年© Raphaël Dallaporta / Éditions Xavier Barralスーザン・バーネットが25カ国以上で撮影した、「LOVE」にまつわるモチーフが描かれたTシャツを着た人々の後ろ姿写真作品。4月16日(日)14:00-15:00アーティストトーク。Love Is Everything© Susan Barnettスペインを代表する女性写真家の一人、イサベル・ムニョスを本格的に紹介する、国内初個展。2シリーズにて構成。4月15日(土)10:00-11:30アーティストトーク。《霊長類》シリーズより、キャンプ・リーキー、ボルネオ、2015年© Isabel Muñoz「Love and Ecstasy」展では過激な描写を含む作品が展示されています。18歳未満および不快に感じる方はご遠慮ください。香港をベースに活躍するヤン・カレンが、京都に4カ月滞在し、釜師、鏡師、神具指物師などの伝統的な工芸師たちとの交流を通して制作した新作を発表する。4月29日(祝・土)17:00-18:30職人とアーティストによるトーク。「ノコ Ⅰ /牧神祭具店/京都」2017年© Yan Kallenルネ・グローブリThe Eye of Lovesupported by NESPRESSO京都文化博物館 別館 2階09MEMENTO MORIロバート メイプルソープ写真展 ピーター マリーノコレクションpresented by CHANEL NEXUS HALL誉田屋源兵衛 竹院の間10ラファエル・ダラポルタショーヴェ洞窟共催:京都新聞京都文化博物館 別館 1階08スーザン・バーネットNot in Your Face 元・新風館(姉小路壁面)07イサベル・ムニョスFamily Album / Love and Ecstasy誉田屋源兵衛 黒蔵11殷 家樑(ヤン・カレン)Between the Light and Darkness 光と闇のはざまに無名舎12アニエスベー自身がセレクトした写真作品を特別展示する。知られざる傑作も数多く含まれている。オリヴィア・ビー「Pre-Kiss」2010年© of the artist and Collection agnès b.昨年パリで発表された「机上の楽園」を改題し日本初公開する本展。極彩色の静物写真が、通常一般公開していない禅寺にて展示される。4月16日(日)11:00-12:00飯沢耕太郎トーク。「机上の愛」2016年© Nobuyoshi Araki, Courtesy of Taka Ishii Gallery本展では性的な描写を含む作品が展示されています。18歳未満および不快に感じる方はご遠慮ください。TOILETPAPERは現代美術家マウリツィオ・カテランとファッション写真家ピエールパオロ・フェラーリがイタリアで定期的に発刊するアート雑誌。今回は、インパクト溢れる鮮やかな色彩のインスタレーションを展開。4月15日(土)15:00-16:00には2人に会えるイベントも。Photography by TOILETPAPER: Maurizio Cattelan and Pierpaolo Ferrari.さまざまな日用品を装飾品のようにまとい撮影したセルフポートレート作品のシリーズ。自身にほどこした演出には、黒人女性たちがたどってきた歴史や現状が示されている。4月15日(土)13:00-14:30アーティストトーク。「Bester 1, Mayotte」2015年© Zanele/Stevenson/Yancey Richardson「アーティストのための道具づくり」を追求するSIGMAが、独自に収集している写真集の名著800タイトル(和書洋書、新版絶版を含む)を、会期限定で一般に初公開。(参考画像) SIGMA presents LIVING WITH PHOTOGRAPHYDAYS JAPANが13年間開催してきた大賞の受賞作品で構成する本展には、9.11後の世界が抱える問題と、そこに生きる人々の姿が浮かび上がる。5月4日(祝・木)13:00~映画上映とトーク。第11回DAYS大賞審査委員特別賞「ガザ」オリヴァ―・ヴァイケン(epa)ゴールデンウィーク 特別共同企画amour, amours···from my photography collectionアニエスべーフォトコレクション(会期:4/26-5/14)主催:美術館「えき」KYOTO、 京都新聞 美術館「えき」KYOTO16荒木経惟机上の愛supported by shu uemura両足院(建仁寺内)13TOILETPAPER Maurizio Cattelan & Pierpaolo Ferrari"Love is More"presented by FUJIFILMASPHODEL14ザネレ・ムホリSomnyama Ngonyama黒き雌ライオン、万歳FORUM KYOTO 15LOVE Photobook Library from SIGMA Collection SferaExhibition17Associated ProgramAPDAYS JAPANフォトジャーナリズム写真展立命館大学国際平和ミュージアム18Associated ProgramAP京都を舞台に開催されるフォト・フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。世界で活躍する写真家の作品や貴重なコレクションに、寺院や歴史的建造物、モダンな近現代建築という特別な空間で出あえます。第5回となる2017年のテーマは、「LOVE」。数十名のアーティストが参加し、16カ所で展示を実施。関連イベントも多数開催いたします。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」2017年のテーマ「LOVE」
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