リビング京都 中央版 2017年4月22日号
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(16)2017年4月22日(土曜日)中央第1800号写真展というと、額に入った写真の数々をイメージするのでは。ですが、「京都写真美術館」1階の展示で飾られていたのは木の板! 雪が降り積もった風景を収めた写真が、木材に直接プリントされているのです。「あまり見かけないスタイルなので、驚く来館者も多いですね」とは、同館スタッフの能登俊人さん。「木に印刷すると黒色の刷り上がりが墨のような風合いに。水墨画に似た雰囲気になるんです」この展示は現在開催中の「清永安雄写真展『Winter Wonderland(ウィンターワンダーランド)』」。同館のオーナーで写真家の清永安雄さんが撮影した作品、約20点が並びます。「2階にも展示スペースがありますよ」と能登さんが案内してくれたのは、同じく清永さんの作品展「街の余白」。展示されているのは、海外の建物の〝壁〞を被写体にした約30点。壁の質感や消された落書きの跡など、時の移り変わりを感じさせる写真がそろいます。ところで、記者が気になったのが展示室の造り。空間の仕切りやカウンターのような台はまるで…。「そう、以前は日本料理店だった建物を利用しています。2階は特にその雰囲気が残っていますね。この空間を生かしながら、展示を企画していければと考えています」こういった展示スペースの運営のほか、ウェブサイトでの写真の展示などを行う「京都写真美術館」。展示スペースは館内に三つあり、総称して「フォトギャラリー・アルティザン ジャパネスク」と呼ばれています。2月まで近くで開かれていたこのギャラリーが同館に移転し、展示スペースとしての役割を担うことになったそう。「写真に特化した美術館は、関西では珍しいのではないでしょうか。写真文化の発展に貢献することが、当館の目標です。プロ、アマチュアを問わず、多くの人に刺激を与える施設になれば」と、能登さんは話します。岡崎エリアに位置するのもポイントの一つなのだとか。「岡崎はアートに興味のある人や、若い世代が集まる地域です。写真好きの人はもちろん、それ以外の人にも気軽に訪れてもらえたらうれしいです」今後は国内外の写真家の多様なテイストの展示を開催していく予定とのこと。「写真には幅広い表現方法があるのだとアピールしていきたいです」東山区堀池町374―2(地下鉄「東山」駅から徒歩5分)、4080(5988)7720。午前11時〜午後6時30分。入場無料。4月25日(火)〜30日(日)は「大道登志子写真展 追憶のヨーロッパ(2)」を開催。展示予定についてはホームページ(http://www.artisan-tokyo.com/)で紹介。三条神宮道の交差点を北へ。前方には平安神宮の鳥居が見える通りの左手に立つのが「京都写真美術館」。4月1日にオープンした、写真専門の美術館です。岡崎エリアに、新たなアートスポットが誕生しましたよ。撮影/舟田知史アート好きや若い世代、岡崎に集う人が訪れる場所に神宮道に面した「京都写真美術館」。「雪」「月」「花」と名付けられた、三つの展示スペースがあります「Winter Wonderland」の作品は滋賀県で撮影されたそう。展示は5月14日(日)まで2階では5月6日(土)まで「街の余白」を開催。写真中央のカウンターは、日本料理店の内装を残したもの「これからさまざまなジャンルの写真を紹介していく予定です」と能登さん2階では5月6日(土)まで「街の余白」を開催。写真中央のカウンターは、日本料理店の内装を残能登さん岡崎に「京都写真美術館」が誕生しました●主な配布地域=北区・上京区・中京区・下京区・左京区・南区・東山区・山科区●配布部数=190,100部(2016年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計483,850部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページではhttp://kyotoliving.co.jp無料のテーマは〝健康寿命とロコモ〟「第23回 京都府医師会健康講座」5月27日(土) 参加無料、要申し込み京都府医師会骨や筋肉といった、運動器の機能が低下した状態を指す〝ロコモティブ症候群〟。〝ロコモ〟とも呼ばれていますね。その原因、予防について知っておきませんか。「京都府医師会」では、「健康寿命を延ばそう―ロコモ編」をテーマにした「第23回 京都府医師会健康講座」を開催します。当日は三つの講演会を実施(表参照)。ロコモティブ症候群を防ぐための注意点などを、専門家がアドバイスしてくれます。参加無料。事前申込制。先着250人。参加可能な人にのみ入場券を送付(当日持参を)。〈申し込み〉ファクスかはがきで「第23回 京都府医師会健康講座参加希望」の旨と、代表者の①氏名②年齢③住所④電話番号⑤ファクス番号(ファクスで応募の場合)⑥参加人数のほか「リビングを見た」と明記して申し込みを。5月8日(月)締め切り。〒604―8585 京都市中京区西ノ京東栂尾町6 京都府医師会 地域医療3課、9075(354)6097〈主催・問い合わせ〉京都府医師会 地域医療3課(中京区西ノ京東栂尾町6)=☎075(354)6134「第23回 京都府医師会健康講座」〈日時〉5月27日(土)午後2時~4時〈会場〉京都府医師会館(JR「二条」駅東ロータリー南隣)〈講演〉①「ロコモって何?~ロコモ度テストでロコモを測ろう」/講師:劉和輝さん(京都府医師会健康日本21対策委員会委員)②「骨粗鬆(しょう)と転倒」/講師:中嶋毅さん(京都府医師会健康日本21対策委員会委員長)③「骨の栄養学的注意」/講師:木戸康博さん(京都府医師会健康日本21対策委員会委員)御池通御池通堀川通二条城二条城★京福西院駅京福西院駅阪急大宮駅阪急大宮駅二条城前駅二条城前駅地下鉄京福四条大宮駅京福四条大宮駅四条通四条通京都府医師会館二条駅

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