リビング京都 中央版 2017年4月22日号
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(5)2017年4月22日(土曜日)中央第1800号①ひざが痛くて正座ができない②最近、足の皮膚にかゆみがある③最近、足の皮膚の色が変わってきた④足のむくみを気にして、水をあまり飲まない⑤朝起きたときから足がだるく感じる⑥普段からたばこを吸っている⑦デスクワークが多く、あまり歩かない⑧最近、めまい・たちくらみが多い⑨足湯、足のマッサージをよくする⑩寝ているときに靴下をはいている⑪最近、靴がきつく感じる⑫足のつめが変形してきた⑬扁平(へんぺい)足、外反母趾(ぼし)を気にしている⑭高血圧の薬を服用している〝隠れ静脈瘤〟セルフチェックサトウ血管外科クリニックhttp://www.sato-vsc.com「下肢静脈瘤」は、日帰りレーザー手術が可能です☎075(762)1082京都市左京区法林寺門前町37 アバンエスパス鴨川1階(地下鉄「三条京阪」駅2番出口からすぐ、京阪「三条」駅9番出口から徒歩1分)。午前9時30分~正午、午後5時~7時30分。日曜・月曜・木曜午後休診サトウ血管外科クリニック検索サトウ血管外科クリニック・院長 佐藤達朗(たつろう)先生1986年信州大学医学部を卒業後、神戸大学、兵庫県立こども病院、京都大学の心臓血管外科などを経て武田病院グループの心臓血管外科部長を務め、20年前から下肢静脈瘤患者を専門に診察。13年前からレーザー手術を開始。2008年にサトウ血管外科クリニックを開院では、それぞれのタイプの症状について詳しく教えてもらいましょう。「一つ目の、足の血管が太くなり、表面に浮き出て見えるタイプ。これは、足の付け根にある静脈弁が壊れて、心臓に向かうべき静脈血がうまく戻らなくなるために起こるもの。静脈内の血流が悪くなると血管内の圧力が上がり、血管が太くなります。すると皮膚の上からでも血管のボコボコが目立つようになるのです。このタイプの症状が慢性化すると、むくみやだるさが出てきます」そして、二つ目の隠れ静脈瘤。「皮膚の表面に血管が浮き上がらないタイプです。足先に流れるべき動脈血が足の甲で静脈内に流れ込むために起こり、これによって足の指の血流が悪くなり、足先が冷えたりします。また、静脈内の圧が高くなると血管の壁より血液中の血漿(けっしょう)・水分が染み出て、むくみやだるさの原因となります」隠れ静脈瘤になると、血液が脱水を起こして血栓を作りやすくなります。飛行機や車の座席に長時間座り続けているときなどに起こりやすいそう。同院では、隠れ静脈瘤による初期症状であるむくみやだるさへの対策として、足の甲にテーピングを巻く処置を行います。ですが、慢性化するとかゆみを引き起こすようになり、症状が進むと皮膚の硬化や変色を起こサトウ血管外科クリニックでは、問診で下肢静脈瘤の疑いがある場合、超音波検査で下肢静脈瘤の全体像を判定し、必要に応じて手術が行われます。同クリニックの手術は、執刀医とともに麻酔医、看護師2人、臨床検査技師2人、臨床工学士(レーザー機を操作)が担当。「7人のチーム体制をとることで手術の時間が短縮できるメリットがあります。専門性を有する資格者が相互に確認しながら進め、医療ミスの防止にもつとめています」手術は光ファイバーを静脈に入れ、患部の血管壁にレーザーを照射するため皮膚を切開する必要がありません。傷の痕が残らない、手術を受けた当日でも仕事や運動など普段通りの生活が可能というメリットがあるのだそう。手術には、完全静脈麻酔を使用することも特長です。「患者さんが寝ている間に終わるので、術中に周辺が気になったり、不安を感じる心配がなくなります。さらに麻酔の影響で静脈が広がることによりスムーズに手術がすすむため、時間の短縮にもつながります。手術時間は片足が約10分、両足で20分程度。患者さんの在院時間は2時間半程度です。以前は片足ずつ2回に分けていた両足の手術を一度にできるようになりました」佐藤先生は、2004年8月からレーザー治療を始め、開院した2008年3月〜2016年12月で1万2000件以上の手術を実施。妊娠中になりやすい静脈瘤を含め、太ももから足の甲までの全ての静脈瘤、血管腫の手術も可能です。むくみ、だるさ、冷えの治療も相談を。他府県や、海外から手術を受けに来る人もいるそうです。「先日は96歳の患者さんが来られました。快適な状態で歩けることは、足の健康、そして全身の健康と結びつきます。気になる症状があれば、まずは相談を」したり、場合によっては皮膚に穴が開いてしまうことがあるため、早期の治療が必要になると佐藤先生。「だるさやむくみがあるときは、血管が浮き出ていなくも静脈瘤の可能性があります。足に異常を感じたら早めに専門医を受診してほしい」とのことです。むくみのメカニズム。血行が滞って静脈内の圧力が高まると、血管の表面から血液中の血漿と水分が染み出します。これらが足の組織にたまることがむくみの原因に5~7センチ幅で、足の甲にややきつめにテーピングをします超音波検査で下肢静脈瘤を判定します「下肢静脈瘤(りゅう)」は、足の静脈の働きが低下する病気。この病気には二つのタイプがあります。20年以上にわたって下肢静脈瘤の治療・手術を行ってきた「サトウ血管外科クリニック」の佐藤達朗(たつろう)先生に話を聞きました。足にかゆみが出たら注意を手術は両足で20分程度「下肢静脈瘤といえば、ヘビのようにうねった血管、隆起したコブなど、皮膚の表面に見える症状を思い浮かべる方が多いと思います。けれど、表面に見えなくても〝むくみ・だるさ〞、また人によっては〝足先の冷え〞を起こす〝隠れ静脈瘤〞というケースもあります。このように、一言で下肢静脈瘤といっても二つのタイプがあるのです」と、「サトウ血管外科クリニック」の院長・佐藤達朗先生。イスに座る生活スタイルが定着したことも、下肢静脈瘤になる人が増えている原因の一つと考えられるそう。「セルフチェックで、一つでも当てはまるものがあれば、見た目では分からない〝隠れ静脈瘤〞の可能性があります」。下記表でチェックしてみて。むくみやだるさ、冷えなど、気になることがあれば早めに受診をを感じたら早めに専門医を受診してほしい」とのことです。むくみのメカニズム。血行が滞って静脈内の圧力が高まると、血管の表面から血液中の血漿と水分が染み出します。これらが足の組織にたま※ 上記のセルフチェックのうち、特に②③⑪⑬は〝隠れ静脈瘤〟の患者によく見られる傾向とのこと。これらに当てはまる人は相談してみては
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