リビング京都 東南版 2017年4月22日号
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(12)2017年4月22日(土曜日)東南第1800号国登録有形文化財の「旧山田家住宅」は、久御山町東一口(ひがしいもあらい)地区の中ほどにあります。このほど、2年かけた修復工事が終わり一般公開がスタート。江戸時代に活躍した大庄屋の邸宅を見学できるスポットとして、評判を呼びそうです。襖絵、欄間、庭など見どころがいっぱい撮影/桂伸也まるで武家屋敷のようだと評される「旧山田家住宅」。門をくぐると、敷地の正面には式台(玄関の土間に設置される板)を備えた主屋(しゅおく)、東側には築山式(つきやましき)枯れ山水の庭があります。「立派な邸宅でしょう。山田家は江戸時代、この辺りの13の村をまとめた大庄屋(おおしょうや)だ取材日は記念公開期間中だったこともあり、開館時間内に100人ほどの見学者が訪れていました。主屋の座敷に入ると目に入ったのが、有名な絵師が手がけたという雲竜の襖絵(ふすまえ)。天井近くの欄間(らんま)には、細やかな木彫りの模様が施されるなど、細部にまでこだわりが感じらったんです」と話すのは、久御山町教育委員会社会教育課長の西野石一さん。「旧山田家住宅」の北東側、今は田畑となっている場所には、かつて広大な巨椋池がありました。山田家はその漁業者の取りまとめ役として活躍。武士と同じように名字を名乗ったり、刀を持つことも許されていたのだとれます。要所ごとに案内板などが設置され、丁寧な解説も付けられていました。「江戸時代の大庄屋の屋敷構えとともに、巨椋池の漁具や絵図など、この地ならではの資料にも注目してください」(西野さん)今後の公開は、月に3回。ハスの開花時期や、地域の特産・淀ダイコン「旧山田家住宅」の長屋門。敷地全体の広さは、東西40m、南北30mで、水害の危険に備えて道路面から1・4m高く積んだ石垣の上に築かれています築山式枯れ山水の庭。巨椋池と、その奥の比叡山の山並みなどを借景として取り入れていたそうスタートの収穫時期などには、特別イベントが予定されています。日程や詳しい内容はホームページ(http://www.town.kumiyama.lg.jp/)などでチェックできます。問い合わせは久御山町教育委員会社会教育課=☎075(631)6111(代)または☎075(631)9980(直)=へ。コイが彫られた欄間も久御山町の3部屋が連なる主屋の座敷。左手の縁側に出ると、庭が眺められますか。「こちらの門は長屋門と呼ばれ、出入り口の脇に付き人などの部屋が設けられています。武家屋敷に多くみられる形式です。こうした重厚な造りの住宅を山田家が所有できたことからも、往時の巨椋池漁業の繁栄が感じられますね」大庄屋の暮らしぶりが感じられます巨椋池(おぐらいけ)漁業の繁栄と、旧山田家住宅 一般公開場所開館日開館時間入館料旧山田家住宅(久世郡久御山町東一口35。京阪「中書島」駅、近鉄「大久保」駅から京阪バスに乗車。京阪バス「まちの駅イオン久御山店前」停から徒歩約20分)※駐車場7台分あり毎月第1木曜日、第2土曜日、第3日曜日午前9時~正午200円長屋門の部屋を改修し、新設された展示室には、巨椋池の絵図や当時、使用されていた漁具などが展示されています一般公開が座敷の欄間を見上げると、魚を誘い込んで取る仕掛けである網代(あじろ)の模様が雲竜が描かれた襖絵。「左下に京狩野鶴沢派の三代鶴沢探索の落款(らっかん)があります」と西野さん「旧山田家住宅」、●主な配布地域=伏見区・宇治市・城陽市・久世郡久御山町●配布部数=145,050部(2016年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計483,850部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページではhttp://kyotoliving.co.jp無料の

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