リビング京都 中央版 2017年6月10日号
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(4)2017年6月10日(土曜日)中央第1806号「企業人のOBOGが、大学生で就活を控えた西京卒業生の支援をしてくれています。これも〝エンプラ魂〟ですね」と話す、校長の竹田昌弘さん。写真右から、高見拓希さん、万季さん、竹田さん、水谷綾子さん、美佑さんル名061010A22z10送馬渕教室キき伏掲載エリア北西(池)北中(万)北東(茨)京阪(菊)南大(泉)大シティ大北(城)大南(浪)阪東(崎)阪中(甲)阪北(歌)他神明(明)神東(灘)送り組都合※確認印TELFAXURL検索QR価格日時写真50デザイン進行管理●エンタープライジング精神と3つの〝C〞 創立は1886年。131年の歴史を持つ、京都市立西京高等学校(京都市中京区西ノ京東中合町1)を訪ねたのは、水谷美佑(みゆ)さん・綾子さんと、高見拓希(ひろき)さん・万季さん親子。美佑さん、拓希さんは京都府内の中学2年生です。 京都府商業高等学校、京都市立第一商業学校、西京商業高等学校などの名称を経て、2003年から商業に関する学科がなくなり、グローバル社会でのリーダーの育成を目指す専門学科「エンタープライジング科」のみとなりました。公立ながら中高一貫校で、1学年280人のうち120人は附属中学からの内部進学(内進生)です。 同校が掲げる「エンタープライジング精神」は、〝社会人力〞を育成することを目標に、〝進取〞〝敢為(かんい=あえて困難なことに立ち向かうこと)〞〝独創〞の教育理念のもと、3つの「C」を掲げます。 3つの「C」とは、Collaboration(社会と関わる力)、Communication(人とつながる力)、Challenge(果敢に知と向き合う力)を意味しています。 校長の竹田昌弘さんは、「私たちが〝エンプラ魂〞とよんでいる、進んでものごとに取り組む姿勢は、社会人力を鍛えます。生徒には、今までは人の後ろにいたけれど、ちょっと前に出てみようか、というように、小さなことからでも変わっていってほしいと思います」と語ります。●海外フィールドワークを終えて 訪問した日は、「1年生海外フィールドワーク・進路保護者説明会」が行われていました。同校ではSGHのプログラムの一環として、1年次の3月、アジア7コース(上海、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム・カンボジア、グアム)から生徒自身が選択して、6日間のフィールドワークに参加します。1年生の保護者に向けて、2年生が、現地での体験や学んだことを、スライドなどを使って報告していました。 各コース長の生徒が、約300人もの保護者が見つめる中、大講義室で堂々のスピーチをしています。登壇した女子生徒は、「人前でしゃべることは苦手でしたが、今、こうしてみなさんの前で話しています。フィールドワークを通じて少し成長できたと思います」と、まさに竹田さんの言葉通り、〝ちょっと前に出る〞ということを示してくれているようでした。●文・武・専を究める学校生活 全国レベルの陸上部をはじめ、クラブ活動も活発です。文(学業)・武(部活)・専(エンタープライジング)の三道を究めるべく、生徒たちは体育祭や文化祭「西京祭」などの学校行事にも全力で取り組みます。 今春入学した1年生の髙木洸希(こうき)さん、大倉悠楓(はるか)さんもそれぞれ部活動に全力投球中。「西京では、小学3年から続けているサッカー部に入りました。よい友人もでき、がんばっています」(高木さん)、「私はバレーボール部です。西京への受験を決めたのは、実は直感(笑)。でも選んでよかった」(大倉さん)と、高校生活の充実ぶりを語ってくれました。 京都のさまざまな分野の〝今〟を探るシリーズ。第2回は、中高一貫教育のもと、「エンタープライジング科」公立高校編として高い目標を掲げる京都市立西京高等学校を紹介します。「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」指定校であり、〝文・武・専〟を実行する同校を、2組の中学生とその保護者が訪ねました。約4万3500冊の蔵書数を誇る、巨大な図書室。京都市内の公立高校では最大級規模だそう裏千家の茶道を学ぶ、茶室「松韻庵」。茶道文化が息づく京都の高校ならではの施設校内のセミナーハウス(研修宿泊施設)。3年次の夏休みには、ここで「チャレンジ合宿」が行われます。副校長の田頭章宏さん(写真左)が案内してくれました大学の〝赤本〟も多数。充実の自習室では、土曜日も自主学習する生徒の姿が「海外フィールドワーク」は、同校の特徴的な教育の一つ。コース選択から、調査・経験したいこと、行きたい場所など生徒自身が計画を立てます。生徒の説明に真剣に耳を傾ける保護者が印象的でした「西京で待ってるよ」。大倉悠楓さん(写真右)、髙木洸希さん(同左)との会話に緊張する2人前期・後期の2学期制でSAIKYO学習プログラムを実践安心してがんばれる土台の中で力を付ける教育 見学を終えた拓希さんは、「セミナーハウスや自習室など、学校内の施設を見られて良かった」とにっこり。美佑さんは「便利な場所にあって、中がこれほど広いとは」と驚いたよう。2人の保護者も、生徒の生き生きとした様子や、しっかりとあいさつをする姿を見て「さすがだなあと思いました」と笑顔です。 「西京のプログラムにしっかりついてきてくれれば、大学合格という目標に届くようにカリキュラムが組まれています。周りの仲間も目指すところは同じ。みんなと一緒だから乗り越えられます。わが校には〝安心してがんばれる〞土台があるんです」。竹田さんの言葉に2人はうなずいていました。 また、カリキュラムは1年次が共通時間割、2年次から自然科学系(理系)、社会科学系(文系)に分かれ、前期・後期の2学期制を採用。年4回の定期考査を軸に、授業で学んだことが定着しているかを確認する「土曜活用講座」など〝SAIKYO学習プログラム〞も確立されています。生き生きと活動する生徒が頼もしいです中学生と保護者が京都市立西京高等学校を訪ねました生き生きと活動する生徒が頼もしいですね

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