リビング京都 西南版 2017年8月5日号
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(12)2017年8月5日(土曜日)西南第1813号7月中旬、記者が取材に訪れた向日市の絵画教室で熱心に水彩画に向き合っていたのは、洛西高等学校(西京区)の1年生・今村雪音(ゆきね)さん。フリージアの花と、その周りに飛ぶ青色、黄色のチョウチョウ2匹を描いていました。ライトブルーの羽がとてもきれいです。フリージアの色はピンク色。「色のバランスを考えました」(今村さん)今村さんの隣には、西ノ岡中学校(向日市)の1年生・三藤(みとう)花梨さんが。同じくチョウチョウに、ビビッドなオレンジや青などの色を塗っています。三藤さんは、この展覧会を企画した山本さんは、長岡京市をはじめ、向日市、大山崎町など近隣地域で学生が出品できる展示会の少なさが気になっていたようです。「私が通っていた尼崎の高校では、毎年、他校と合同で展示会を行っていました。学校の指導の違いで生まれる描き方の癖を感じることができた「チョウチョウの羽を再現するのが難しい」と話します。この2人の作品を含めた、乙訓地域に在住・通学している中学・高校生の作品が、「第1回バンビオ学生アンデパンダン美術展」に出展されます。第1回となる今回は、乙訓高等学校や勝山中学校など6校の美術系の部活に所属する学生や、地域の絵画教室の学生から、水彩画やマンガ風のイラストといった約30点の作品が集まる予定です。学生の自由な発想で描いてほしいという趣旨のもと、出展の際に事前審査は設けず、統一のテーマもなし。主催者の長岡京市中央生涯学習センター・山本真理奈さんは、「私もまだ作品を見ていないので、どんなものが集まるのか知らないんです。どんな作品が出来上がるのかドキドキしつつ、楽しみでもあります」。受付や作品の展示、照明なども、学生に関わってもらうのだとか。り、展示の仕方を学べたり。得るものが多かったので、そんな場をこの地域でもつくれればと思ったんです」イベント名にある〝アンデパンダン〞とは、美術業界に規制が多かった1884年のパリで、誰がどんな作風でも自由に出品できるようにと始まった「アンデパンダン展」から取られているそう。「今回の展示でも、好きな作風で、好きな絵を描いてほしいです」また、「フランスでは、このアンデパンダン展により、それまでの様式にとらわれない新しい表現が生まれました。学生からそんな斬新な表現が出てきたらという思いもあります」。今後、第2回、3回と毎年開催していきたいと話す山本さん。乙訓地域から新しい、独創的な芸術が芽生えるかもしれませんね。統一テーマも、事前審査もなし。乙訓地域に在住・通学している中学生・高校生なら誰でも出展OK。そんな「第1回バンビオ学生アンデパンダン美術展」が、8月17日(木)~20日(日)、長岡京市中央生涯学習センターで開かれます。学生たちの自由な発想から生まれる作品がそろいそうです。 ※展示会への作品の出展は締め切られています8月17日(木)~20日(日)、「第1回バンビオ学生アンデパンダン美術展」が開催されます参考にしたのは、1884年のフランスで始まった展示会左から、三藤さんと今村さん。2人が持っているのは、出展予定の作品の一つです。「自分の絵が会場に並ぶのが楽しみ」(三藤さん)、「感想をもらえたら、今後の作品づくりの参考にしたいです」(今村さん)美大に進学予定の京都女子高等学校3年・大村夏穂さん(左)も、「風景画の油絵を出展予定です」イベントを企画した山本さん。「作品を額に入れたり台紙に貼ったり。展示の大変さも実感してもらえたら」と話します左から、三藤さんと今村さん。2人が持っているのは、出展予定の作品の一つです。「自分の絵が会場に並ぶのが楽しみ」(三藤さん)、「感想をもらえたら、今後の作品づくりの参考にしたいです」美大に進学予定の京都女子高等学校3年・大村夏穂さん〈期間〉8月17日(木)~20日(日)※17日は正午~午後5時、18日~20日は午前10時~午後5時〈料金〉無料〈会場・問い合わせ〉長岡京市中央生涯学習センター2階市民ギャラリー(長岡京市神足2-3-1 バンビオ1番館、JR「長岡京」駅から徒歩1分)=☎075(963)5500第1回バンビオ学生アンデパンダン美術展撮影/桂伸也ほか●主な配布地域=右京区・南区・西京区・向日市・長岡京市・大山崎町・伏見区●配布部数=148,700部(2016年日本ABC協会報告予定宅配部数)(※リビング京都3エリア合計483,850部を宅配)●紙面に広告主名が見出しとして表示されているものは、その企業・機関からのPR情報です。リビング新聞は仙台から鹿児島まで全国65エリア(版)900万部をネットワークしています。 ●表示価格で特記事項のないものは消費税額を含んだ総額表示です(免税・非課税商品は税が転嫁されません)●個人情報の取扱いについては当社ホームページまたは個人情報保護推進事務局 ☎075(257)6504(祝日を除く月曜~金曜、午前10時~午後5時)までお問い合わせください。本紙掲載の広告主が収集した個人情報に関しては各広告主へお問い合わせください。[紙面の無断転載を禁じます]〒604-8141 京都市中京区蛸薬師通高倉西入泉正寺町330 京都リビング新聞社ビル ☎075(212)4411㈹http://www.jafna.or.jp日本生活情報紙協会加盟紙電子ブックも読めますホームページでは無料のhttp://kyotoliving.co.jp【料金】 お一人様 10,000円    お子様 5,000円(小学性まで)    (お料理・フリードリンク・サービス料・税金込)夏の夜空を彩る風物詩2017年8月16日㈬ライブ映像鑑賞の夕べ3階ローズの間※イベントについての詳細は下記までお問い合せください。五山送り火大文字五山送り火大文字祇園甲部の舞妓による艶やかな京舞千本ゑんま堂大念佛狂言〒600-8096 京都市下京区烏丸高辻東入高橋町630番地TEL:075(342)2111㈹地下鉄烏丸線四条駅⑤番出口より徒歩3分http://www.princess-kyoto.co.jpご予約・お問い合せTEL.075-342-2415宴会部時間/10:00~19:00【料金】お一人様 10,000円お子様 5,000円      (小学生まで)【会場】受付…17:00~食事…18:00~送り火鑑賞  …20:00~21:00【時間】 お料理・フリードリンク・サービス料・税金込■ホテルオリジナル団扇プレゼント■かわいい消し炭のおすそわけ【ライブ鑑賞限定 ご予約特典】五山送り火の夜、祇園舞妓の京舞・千本ゑんま堂大念佛狂言とお料理をお楽しみいただいた後、屋上カメラからの中継でスクリーンに映し出した送り火をご覧いただけるイベントです。放映中は、京都の文化に精通した小嶋一郎氏の解説を盛り込んでお贈りいたします。京都のお盆と文化に触れる、厳かなひとときをお過ごしください。

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